single.php

「安定した持ち家暮らし」をやめて「発見の多い転々とする暮らし」へ。元料理人が選んだ、シェア住居での単身赴任ライフ

軽やかに暮らす人 Vol.50

シェア
「安定した持ち家暮らし」をやめて「発見の多い転々とする暮らし」へ。元料理人が選んだ、シェア住居での単身赴任ライフ

大阪の持ち家を離れ、東京で単身赴任中のアカザワさん。仕事の拠点が日ごとに変わるため、goodroom residenceの調布国領と越谷を1か月ずつ移り住んできました。元料理人という経歴を活かし、シェアキッチンで自炊を楽しみながら、入居者との交流も深めているといいます。「一人暮らしは不安だったけれど、人の温かみを感じられる暮らしは快適」と話すアカザワさんに、転々とする暮らしの魅力を伺いました。

text : Asako Sakurai

「一人暮らしは不安だったけれど、エントランスが明るく、人の温かみが感じられるgoodroom residenceでの暮らしは、とても快適です」

そう話してくださったのは、元料理人で、現在は転職し、東京に単身赴任中のアカザワさん。大阪には持ち家があり、奥様とお子様が暮らしています。

上京してからgoodroom residenceの調布国領と、越谷の二拠点をそれぞれ1か月ほど過ごしてきたアカザワさんに、goodroom residenceでの暮らしのことを聞いてみました。

転職を機に、家族と離れて東京へ。数ヶ月ごとに住まいを変える暮らしを選択

――大阪に持ち家があり、家族と離れて上京することになったきっかけを教えてください。

10年以上、料理の世界で働いてきましたが、今年に入り思い切って転職しました。買取販売の仕事に就いたところ、研修は東京でしかできないと言われ、家族と離れ、単身赴任をすることになったんです。

勤務地が日ごとに変わるような仕事なので、一つの場所に固定せず転々とできるgoodroom residenceのような住まい方に惹かれ、入居を決めました。

――これまでは実家暮らしだったり、家族と持ち家で暮らしたりと、長期的に同じ場所に住むことに慣れていたと思います。突然転々とする暮らしになった今、すんなり移行できましたか?

国領のときも、越谷に移ったときも、正直、最初はしんどかったです。でも発見が多く、気分転換になるんですよね。

拠点を変えるたびに、近隣の美味しそうな飲食店を巡ってみたり、最寄り駅の一つ前で降りて知らない路地を見つけて歩いてみたり。持ち家での家族との暮らしは、安心するし、安定してはいたけれど、代わり映えのない日々でした。

今の生活がひと時のものであると決めているからこそ、開放的で刺激的な毎日を楽しめています。

アカザワさんがお住まいの部屋タイプ。ソファ・ベッド・テーブルや椅子が備え付けられています。

――goodroom residenceのようなシェア型の生活には、すぐに馴染めましたか。

若いころ、料理の勉強のためにフランスに1年ほど留学していたことがあります。寮のような場所で集団生活をしていたので、あまり抵抗はありませんでしたね。

もともと一人暮らしの経験が少なく、今の生活もはじめは不安だったんです。一人暮らしって、帰っても暗くて冷たい印象があって。

でもgoodroom residenceはエントランスが明るく、扉を開けると人のいる温かみを感じられます。寂しさを感じないところが気に入っていますね。

木のぬくもりが感じられる、goodroom residence越谷のエントランス。

料理人の経験を活かし、シェアキッチンでの自炊を満喫

――越谷で暮らして1ヶ月ほどとのこと。気に入っているところはどんなところですか?

自炊をよくするので、キッチンやダイニングにいる時間は長いです。

キッチンはとても使いやすく気に入っています。シンク・調理台・コンロがシームレスにつながっていたり、収納スペースが下部にまとまっていたりして、作業がしやすいんです。

取材当日は、カルボナーラパスタを作ってみせてくださいました!
包丁以外の基本的な調理道具は、すべてシェアキッチンに備え付けのもので事足りるのだそう。
調味料などは一人ひとり所有できるコンテナに格納します。

越谷は料理をする方が多いのですが、作業台が2つしかないので、互いに気遣いながら利用しています。「そろそろ空きそうかな?」というタイミングを見計らって入ったり、サッと作れるものだけにして、長時間占領したりしないように工夫したり。

作った料理は、共有のダイニングで食べたり、自室で食べたりするのだそう。

――長年料理人でいらしたアカザワさんに褒めていただけると、うれしいですね!入居者さん同士の交流はあるのでしょうか?

何を作っているのか気になったら「何を作っているんですか?」など声をかけることもあります。

国領の頃の入居者さんとは、料理をきっかけに仲よくなった方がいて、今でも連絡を取り合う仲です。キッチンでよく見掛けるようになったご縁で食卓を共にするようになり、お酒を楽しむ仲になりました。

アカザワさんの料理を囲んで、お酒を楽しむことも。

もともと一人でいたいタイプだったんですけど、一人でいると孤立して仲間も増えません。これまでは料理の世界しか知らなかったけれど、今は年代や職種などの垣根を越えて、フラットに人と交流することを意識しています。

――キッチン以外の設備はいかがでしょう?

サウナはよく利用しています!越谷は男女で1週間ごとに大浴場とサウナの利用が入れ替わるので、男性が利用できる週は、ほぼ毎日サウナへ行っています。疲れもとれてリラックスできていいですね。

月13万円でやりくり。週末の作り置きで食費は2万円におさえる工夫も

――よかったら、月々の生活費について教えてください。

月によりますが、大体以下のような感じでやりくりしています。

家賃 7.7万円
食費 1.8~2万円
光熱費 0円
通信費 0.4万円
交際費・趣味費 3万円
日用品 0.3万円

計:約13.4万円

――食費の2万円では、どんなものを購入しているんですか?

調味料、生もの(肉・野菜)、冷凍食品などが多いです。だいたい金曜日に翌週分をまとめて購入して、土日に平日のお弁当に入れるおかずを作り置きします。

調味料はできるだけ小さいサイズのものを買って、食べきるようにするのもポイントです。

――goodroom residenceではどんな料理を作るんですか?

サッと作れる料理がいいので、パスタなど麺類をよく作ります。鶏料理も好きなので、チキンをそのまま焼いたり、胸肉で鶏ハムを作ったり。

――交際費の3万円は、どんなものが含まれますか?

仕事仲間や友人と意識して飲みに行くようにしているので、飲食代です。あとは服などの購入費も含まれていますね。

アカザワさんのお部屋の収納スペース。

――室内のお写真を見せていただくと、比較的荷物が多い印象で、特に衣類が多そうですね。上京の際、荷物はどのくらい持ち込んだのですか?

スーツケース二個分で上京し、衣類は夏服と冬服が合わせて40着ほど。荷物は多いほうだと思います。

洗濯機も建物内にあるので、正直、これほど量はいらなかったかな、現地調達でも良かったかなと思います(笑)。

洗剤やシャンプーなどの日用品も備え付けなので、自分で買い足さずに済むのはいいですね。

来年は大阪で独立開業。それまでは各拠点を転々としながら街を楽しみたい

――いずれは大阪に帰られる予定ですよね。今後の暮らしについて、展望を聞かせてください。

来年には大阪で、飲食と買取の店舗を開業予定なので、その準備中を進めています。

東京にいる間は、これまで通り仕事の拠点が移り変わっていくので、私もgoodroom residenceの各拠点を転々としながら、それぞれの街を楽しむ生活を続ける予定です。楽しみですね。

動画でさらに詳しくご紹介しています。

シンプルに暮らすためのコリビングレジデンス「goodroom residence」

「goodroom residence」は、1ヶ月単位で契約できる goodroom の マンスリー・コリビングレジデンスです。

家具・家電が揃っているため、新たに購入する必要がありません。また、広々としたワークラウンジからサウナやカフェまで、賃貸とは違い共有部が充実しているため、仕事・プライベート共にいろんな過ごし方が実現できます。

これまでにない、もっと自由なお部屋探しを始めてみませんか?

三宅

 

櫻井朝子

三宅朝子

goodroom journal 編集部所属。ライター、バーのママなど、いろんなことをしています。行ったことのない街に降り立つととにかく興奮する、街歩き大好き人間。センスがないのでおしゃれなインテリア、お部屋に興味津々。趣味は読書、刺繍、季節の手仕事など。詳しいプロフィールはこちら

シェア
「安定した持ち家暮らし」をやめて「発見の多い転々とする暮らし」へ。元料理人が選んだ、シェア住居での単身赴任ライフ
この記事を気に入ったら
いいね!しよう
twitterで購読

関連記事

軽やかに暮らす人 Vol.48

「シェアハウス」をやめて「ホテルと賃貸の間」の暮らし。新卒2年目、荷物が多い私も始められた、goodroom residenceの日常とは?

家具に縛られない、ちょっと自由な暮らしが送れる、goodroom residence。シェアハウスからgoodroom residenceへ移ったMさん。荷物が多くても、人見知りでも無理なく始められた、Mさんの等身大の今の暮らしを伺いました。…

軽やかに暮らす人 Vol.40

「一人暮らしをするなら賃貸」をやめて、家具家電が揃った「レジデンス」へ。少しずつ一人暮らしスキルを高めています

軽やかに暮らす人を紹介していく連載。今回は実家を出て「goodroom residence」で初めての一人暮らしをスタートさせた、新卒社員のSさん。これまで一人暮らしと言えば賃貸、といった考えしかなかったSさんがレジデンスを選んだ理由、住み心地やこれからのことについていろいろ伺いました! …

軽やかに暮らす人 Vol.46

「とりあえずマンスリー」をやめて、「納得して選ぶ仮住まい」に。同棲までの2ヶ月間だけ暮らした goodroom residence

就職、引っ越し、同棲準備。暮らしが大きく動くその“あいだ”の時間、どう過ごす?ちょっとだけ暮らしたい、でも快適に過ごしたい。そんなときに便利な「goodroomresidence」。実際に2か月間利用した、Tさんの体験談を聞きました。…

spacegray
main_copy
sub_copy
goodroom