「日本で賃貸」をやめて「海外と日本の多拠点生活」。旅するように暮らす夫婦が選んだ、“帰れる場所”のかたち
オンラインで日本語を教えながら、海外と日本を行き来するアツシさんとユカリさん。二人が一時帰国中の拠点として選んだのは、シェアレジデンス「goodroom residence」でした。自炊ができて、働けるスペースがあり、交流も楽しめる。“ちょうどよくつながれる”この場所での暮らしは、住まいへの価値観に新しい視点をもたらしてくれます。二人が見つけた「安心できる自由」のかたちとは。…
就職、引っ越し、同棲準備。暮らしが大きく動くその“あいだ”の時間、どう過ごす?ちょっとだけ暮らしたい、でも快適に過ごしたい。そんなときに便利な「goodroomresidence」。実際に2か月間利用した、Tさんの体験談を聞きました。
text : Asako Sakurai 写真提供:Tさん
「どんな時も、全てを誰かと共有しなくていい。そんな“干渉のゆるさ”が、ちょうどよかったんです」
そう話すのは、goodroomのグループ会社で働くTさん。この春、四国から上京し、研修を終えたあと、サウナやワークラウンジのあるマンスリーレジデンス「goodroom residence」に2ヶ月だけ滞在しました。
就職、上京、そして同棲準備までの「すきま期間」をどう過ごすのか。短期滞在だからこそ見えてきた、ちょうどいい暮らしのかたちを伺いました。
――Tさんが goodroom residenceに住むことになったきっかけを教えてください。
大学は地元・四国の実家から通っていました。卒業後は一度、カナダ・バンクーバーへ。学びながら働けるCOOPビザ(学生ビザと就労ビザを組み合わせたビザの通称)が取れる国なので、どうしても行ってみたくて。
現地にいながら就職活動をして、帰国後に上京。入社後はしばらく姉の家にお世話になっていたのですが、研修が終わってからパートナーとの同棲まで、ぽっかり2ヶ月だけ空白期間ができてしまったんです。
かといって新たに賃貸を借りるには初期費用も高すぎるし、マンスリーマンションは選択肢が多すぎて決めきれず……。そんなときに思い出したのが、グループ会社が運営するgoodroom residenceでした。
「短期間だけ」「初期費用ほぼなし」「家具家電つき」。今の自分の状況にぴったりだと思って、2ヶ月だけ住んでみることにしました。
――goodroom residenceを選ぶとき、不安はありませんでしたか?
ありました。特に、水回りのシェアが心配でした。
というのも、カナダでシェアハウスに住んでいたとき、シャワーやトイレが長時間ふさがっていて困った経験があって……。だからシェアハウスのような住まい方には、あまりいいイメージがなかったんです。
でも、社内で実際に住んでいる人が「ほとんど人と鉢合わせることがないし、混んでいて使えなかったこともないよ」と教えてくれて。利用者のリアルな声を聞けたことで、安心して決められました。
あとは費用面。家賃が月12〜13万円と聞いて「高いかな?」と思ったのですが、初期費用もかからないし、光熱費込みで、30泊以上から好きなタイミングで出られる。その柔軟さを考えると、トータルでは「お得かも」と思えました。
――実際に暮らしてみて、どう感じましたか?
想像よりずっと快適でした!
まず、建物もお部屋もすごくきれい。私が住んでいる保土ケ谷のgoodroom residenceは、無印良品が監修していて、共用部や個室内にも無印良品のアイテムが多く、居心地がよくて。共用ラウンジでリモートワークもしましたが、集中できる空間です。
お部屋には電子レンジやケトルも備えつけられていて、疲れて誰にも会いたくないときは、部屋で簡単に食事を済ませられるのも助かっています。
「常に、人と何かを共有しなくてもいい」って、ちょうどいい距離感なんですよね。
――実際にかかった費用についても教えてください。
初期費用は、初回登録料9,800円と家賃で、合計約13万円ほど。
実家暮らしだったので家具や家電は持っておらず、処分費もかかりませんでした。荷物もスーツケースひとつ。引越し代もなしです。
生活に必要なものはほとんど備え付け。自分で買ったのは調味料やティッシュぐらいで、洗剤やトイレットペーパーなどの消耗品も用意されています。ウォーターサーバーもあるので、飲み水にも困りません。
――パートナーも遊びに来たりできましたか?
はい。今住んでいる保土ケ谷の物件は、1泊あたり500円追加で2人での宿泊がOKなタイプ。1ヶ月で15,000円ほどです。
都内のホテルに泊まることを考えると、かなりリーズナブル。週末に彼が遊びに来て、そのまま新居の内見に行ったりと、自然と“同棲の練習”にもなりました。
――今後はパートナーと二人暮らしをする予定とのこと。お部屋探しでこだわったポイントは?
彼はフルリモート勤務なので立地のこだわりはなし。私は出社スタイルなので、職場への通いやすさを重視しました。
あとは彼の仕事部屋が必要なので、間取りは2LDK以上。徒歩圏内にジムがあって、スーパーも近い場所を探して。最終的に、二人とも納得できる物件に決まりました。
――goodroom residenceは、どんな人におすすめしたいですか?
まずは、リモートワーク中心の方。
部屋とは別にラウンジがあるので、気分を切り替えながら働けるし、わざわざカフェに出かけなくても、建物の中ですべて完結するのが魅力です。
あとは、カップルにもおすすめ。
費用を2人で分ければちょうどいいし、同棲前のお試しにもなると思います。
以前、50代くらいのご夫婦を見かけたこともあります。母にその話をしたら、「東京に1ヶ月くらい住んでみたいときに使えるね」と言っていました。
“いつもと違う場所に、ちょっと長めに滞在する”。そんな新しい住まい方として、ぴったりだと思います。
私自身も、「日本と海外を行き来しながら暮らす」ような、場所にとらわれない生き方に憧れています。身軽に、好奇心のままに、いろんな場所で暮らしてみたいんです。
そんなふうに、自由でフレキシブルな働き方・暮らし方をしたい人にこそ、goodroom residenceはおすすめしたいなと思いますね。
「goodroom residence」は、1ヶ月単位で契約できる goodroom の マンスリーレジデンスです。
goodroomがセレクト・造作した家具が揃っているため、新たに購入する必要がありません。一部施設では水回りやキッチンが共有ですが、その分掃除はgoodroomにお任せ!仕事やプライベートに時間を費やせます。
また、広々としたワークラウンジから、サウナやカフェまで、賃貸とは違い共有部が充実しているため、仕事・プライベート共にいろんな過ごし方が実現できます。
賃貸とホテルの中間のような、新しい住まいのサブスク。これまでにない、もっと自由なお部屋探しを始めてみませんか?
櫻井朝子
三宅朝子
goodroom journal 編集部所属。ライター、バーのママなど、いろんなことをしています。行ったことのない街に降り立つととにかく興奮する、街歩き大好き人間。センスがないのでおしゃれなインテリア、お部屋に興味津々。趣味は読書、刺繍、季節の手仕事など。詳しいプロフィールはこちら