団地で暮らすミニマリストが「やめた家事」。ストレスを手放してすっきり暮らす
少ないもので暮らすシンプリスト・ミニマリストが、部屋をすっきりと整えるコツと工夫を紹介します。今回は、築47年の団地に暮らすミニマリストが「やめてよかった家事」についてお話しします。…
少ないもので暮らすシンプリスト・ミニマリストが、部屋をすっきりと整えるコツと工夫を紹介します。今回は、築47年の団地に暮らすミニマリストが「無理なく続く自炊のコツ」についてお話しします。
text : 田村美葉
私は料理がもともとそれほど得意なほうではありませんが、健康と節約のため、ほぼ毎日、3食自炊を続けています。
必要な食料の買い出しは週1回。ネットスーパーを使っています。
以前は徒歩で持って帰れる量を近所のスーパーで買い出しし、食材がなくなったら都度買いに行くという形をとっていて、だいたい3日に1度はスーパーに通っていました。でもそれだと、「月3万円以下」と決めていた予算をなんとなくオーバーしてしまうことが多くありました。
ネットスーパーでの買い出しに変えてよかったのは、予算のコントロールが容易になったこと。レジに行く「前」に総額がわかるので、特売などにつられてつい買い過ぎてしまうことがなくなり、毎回5,000円程度で収まるように。月末にまとめて買うお米や調味料も合わせて、だいたい月2.5万円〜3万円の予算内に落ち着くようになりました。
ネットスーパーの食料が届く日までは「今あるものでなんとかする」という癖もつけられるようになり、賞味期限切れの食材ロスもなくなりました。考えてみると、スーパーに行ったついでについスイーツを買ってしまったり、新商品につられたり、無駄な買い物が多かったように思います。
もうひとつは、スーパーへの買い物ついでに、「今日はお惣菜でいいか」とか「疲れてから食べて帰るか」と、つい自炊を諦めてしまうきっかけがなくなったこと。わざわざ外に出るよりは、冷蔵庫にある食材を使ってぱぱっと調理したほうが早い、と自然と「外食に頼りたい」気持ちがなくなりました。
ただ、どうしてもやる気が出ないときと防災備蓄を兼ねて、レトルト食品はいくつか常備しています。
作っている料理のレパートリーはあえて少なめ。
ほぼ塩と油のみで素材のうまみを活かす、有賀薫さんの『スープ・レッスン』、オイスターソースや豆板醤などがいらない、中華料理愛好家・酒徒さんの『あたらしい家中華』など、特殊な調味料を使わないレシピ本を愛用しています。
一人暮らしを始めたばかりの頃は、市販のルーを使ったカレーやシチュー、「素」を使ったおでんや鍋などをたくさん作って冷凍し、毎日食べたりしていましたが、市販のものは味付けが濃く、毎日同じものを食べていると必ず飽きてしまいます。
今は、市販のルーや「⚪︎⚪︎の素」といったもの、さらにめんつゆやコンソメ、ドレッシングやポン酢など、「なんとなく毎回同じ味」になってしまいがちな調味料は避けて、シンプルな調味料でつくるようにしていて、レパートリーがだいたい10品程度でも飽きることなく食べ続けられています。
また、豆板醤、甜麺醤、オイスターソースなどの特殊な調味料は、一人暮らしだと賞味期限内に使い切れることが少ないため、そういったものが必要な料理は家では作らないことにしています。
3合をまとめて炊いて冷凍しておいたご飯と、主菜、副菜。これが毎日の私の食卓です。
主菜には肉か魚を使った料理。副菜は野菜だけのおかずかスープ。組み合わせは毎回変わるので、「こればっかり食べているな……」と飽きてしまう気持ちが少なくなります。
また、主菜も副菜も、必ず2〜3食分をつくるようにし、残りをつくりおきにしています。主菜か副菜、どちらかを交互につくるローテーションにしておけば、1度の食事の準備でつくらなくてはいけないのは1品のみになり、1口コンロでも問題なくまわせます。
1週間分の料理をつくりおきしよう……と考えると、時間もかかってしまいますし、それだけの食材を調理するスペースをとるのも大変。また、衛生面も気になります。2〜3食分のつくりおきなら、保存容器さえあればすぐに始められるのでおすすめです。
あまり料理が得意ではないからこそ、無理のないルールをつくって自然と続くようにする。それが私の自炊のコツかなと思っています。
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