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団地で暮らすミニマリストの「自炊のコツ」。ルールを作って無理なくまわす

シンプリストの暮らし方 Vol.113

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団地で暮らすミニマリストの「自炊のコツ」。ルールを作って無理なくまわす

少ないもので暮らすシンプリスト・ミニマリストが、部屋をすっきりと整えるコツと工夫を紹介します。今回は、築47年の団地に暮らすミニマリストが「無理なく続く自炊のコツ」についてお話しします。

text : 田村美葉

書いた人:田村美葉

団地で暮らす旅好きミニマリスト。千葉の団地で一人暮らし。リモートワークをきっかけにいろんな街を旅するように暮らしたいとものを持ちすぎないスタイルに。シンプルで合理的な暮らしを目指しています。
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買い出しは週1回。ネットスーパーをつかう

私は料理がもともとそれほど得意なほうではありませんが、健康と節約のため、ほぼ毎日、3食自炊を続けています。

必要な食料の買い出しは週1回。ネットスーパーを使っています。

以前は徒歩で持って帰れる量を近所のスーパーで買い出しし、食材がなくなったら都度買いに行くという形をとっていて、だいたい3日に1度はスーパーに通っていました。でもそれだと、「月3万円以下」と決めていた予算をなんとなくオーバーしてしまうことが多くありました。

ネットスーパーでの買い出しに変えてよかったのは、予算のコントロールが容易になったこと。レジに行く「前」に総額がわかるので、特売などにつられてつい買い過ぎてしまうことがなくなり、毎回5,000円程度で収まるように。月末にまとめて買うお米や調味料も合わせて、だいたい月2.5万円〜3万円の予算内に落ち着くようになりました。

使っているのは、イオンのグリーンビーンズ。いろいろなネットスーパーを試しましたが、いちばん品質が安定していて、かつ配達の方がとても丁寧です。

ネットスーパーの食料が届く日までは「今あるものでなんとかする」という癖もつけられるようになり、賞味期限切れの食材ロスもなくなりました。考えてみると、スーパーに行ったついでについスイーツを買ってしまったり、新商品につられたり、無駄な買い物が多かったように思います。

もうひとつは、スーパーへの買い物ついでに、「今日はお惣菜でいいか」とか「疲れてから食べて帰るか」と、つい自炊を諦めてしまうきっかけがなくなったこと。わざわざ外に出るよりは、冷蔵庫にある食材を使ってぱぱっと調理したほうが早い、と自然と「外食に頼りたい」気持ちがなくなりました。

ただ、どうしてもやる気が出ないときと防災備蓄を兼ねて、レトルト食品はいくつか常備しています。

「シンプルな調味料」だけを持つ

作っている料理のレパートリーはあえて少なめ。

ほぼ塩と油のみで素材のうまみを活かす、有賀薫さんの『スープ・レッスン』、オイスターソースや豆板醤などがいらない、中華料理愛好家・酒徒さんの『あたらしい家中華』など、特殊な調味料を使わないレシピ本を愛用しています。

持っている調味料は、キャノーラ油、ごま油、酢、黒酢、砂糖、みりん、料理酒、醤油、塩、胡椒。

一人暮らしを始めたばかりの頃は、市販のルーを使ったカレーやシチュー、「素」を使ったおでんや鍋などをたくさん作って冷凍し、毎日食べたりしていましたが、市販のものは味付けが濃く、毎日同じものを食べていると必ず飽きてしまいます。

今は、市販のルーや「⚪︎⚪︎の素」といったもの、さらにめんつゆやコンソメ、ドレッシングやポン酢など、「なんとなく毎回同じ味」になってしまいがちな調味料は避けて、シンプルな調味料でつくるようにしていて、レパートリーがだいたい10品程度でも飽きることなく食べ続けられています。

また、豆板醤、甜麺醤、オイスターソースなどの特殊な調味料は、一人暮らしだと賞味期限内に使い切れることが少ないため、そういったものが必要な料理は家では作らないことにしています。

2〜3食分をつくりおきする

3合をまとめて炊いて冷凍しておいたご飯と、主菜、副菜。これが毎日の私の食卓です。

主菜には肉か魚を使った料理。副菜は野菜だけのおかずかスープ。組み合わせは毎回変わるので、「こればっかり食べているな……」と飽きてしまう気持ちが少なくなります。

また、主菜も副菜も、必ず2〜3食分をつくるようにし、残りをつくりおきにしています。主菜か副菜、どちらかを交互につくるローテーションにしておけば、1度の食事の準備でつくらなくてはいけないのは1品のみになり、1口コンロでも問題なくまわせます。

1週間分の料理をつくりおきしよう……と考えると、時間もかかってしまいますし、それだけの食材を調理するスペースをとるのも大変。また、衛生面も気になります。2〜3食分のつくりおきなら、保存容器さえあればすぐに始められるのでおすすめです。

あまり料理が得意ではないからこそ、無理のないルールをつくって自然と続くようにする。それが私の自炊のコツかなと思っています。

団地で暮らすミニマリスト、「キッチンのルール」はこちら:築47年の団地に暮らすミニマリストのキッチン。必要なものと、必要なかったもの
団地で暮らすミニマリスト、「やめた家事」はこちら:団地で暮らすミニマリストが「やめた家事」。ストレスを手放してすっきり暮らす

シェアキッチンのあるマンスリーレジデンス「goodroom residence」

「goodroom residence」は、1ヶ月単位で契約できる goodroom の マンスリーレジデンスです。

goodroomがセレクト・造作した家具が揃っているため、新たに購入する必要がありません。一部施設では水回りやキッチンが共有ですが、その分掃除はgoodroomにお任せ!仕事やプライベートに時間を費やせます。

また、広々としたワークラウンジ、調理家電の充実したシェアキッチンから、サウナやカフェまで、賃貸とは違い共有部が充実しているため、仕事・プライベート共にいろんな過ごし方が実現できます。

賃貸とホテルの中間のような、新しい住まいのサブスク。これまでにない、もっと自由なお部屋探しを始めてみませんか?

身軽に2週間から住めるホテル・マンスリーレジデンスのサブスク「goodroom サブスくらし」

「goodroom サブスくらし」は、月額69,800円から、家具・家電つきのマンスリーレジデンス、そしてホテルに自由に住み替えが可能なサービスです。

家具や家電、WiFiなど、必要なものが揃っているので、引越しで用意するのは、スーツケースひとつだけ。敷金・礼金などの初期費用もありません。

goodroom が運営するシェアレジデンスにプラスして、全国47都道府県700施設以上のホテルが利用可能。

毎月自由に住む部屋を変えられて、リーズナブルに好きな街に住む。そんな賃貸より身軽な暮らし方を実践してみませんか?

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