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「転々とする暮らし」をやめて「拠点を持つ」。世界を旅する映画監督、東京のコリビングで日本暮らしを試す

軽やかに暮らす人 Vol.54

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「転々とする暮らし」をやめて「拠点を持つ」。世界を旅する映画監督、東京のコリビングで日本暮らしを試す

12年かけて一本のドキュメンタリーを完成させた映画監督・kenjiさん。幼いころから移動の多い人生を歩んできた彼が、いま選んだのは「日本にしばらく滞在する」という暮らし方でした。荷物はバッグ二つ。週4回のサウナ。外食中心の学芸大学ライフ。そして、次の映画の構想。「移動」を当たり前にしてきた彼が、いま「長く住むこと」に惹かれている理由とは?

text : Asako Sakurai

世界を旅しながら、物語を撮ってきた映画監督

――kenjiさんについて、少し教えてください。普段はどんなお仕事をされているんですか?

ドキュメンタリー映画の監督をしています。

日系4世で、幼いころから移動の多い生活をしていて、気づけば自分もそんな生活をするようになっていました。

母が福島県出身で、私も福島で生まれた後、生後2か月ですぐにアメリカへ。小学校低学年のころや大学時代には、広島、東北で暮らしたこともあります。

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今はCM撮影のため来日中です。できれば今後は日本に長く住みたいと思っていて、いわば“お試し移住”中、といったところです。

――どんな作品を撮ったんですか?

2023年に、12年ほどかけてつくったドキュメンタリー映画「ASHIMA」が完成しました。

13歳の女性ロッククライマー・白石阿島(しらいし あしま)さんと、そのお父さんとの関係を撮り続けた作品です。これまで世界中の映画祭に出品してきました。

2007年ころ東北に住んでいたときに、自殺や引きこもりで苦しむ子供が多いことに問題意識を持ったんです。そんなときに出会ったのが、阿島さんでした。

カナダの映画祭で受賞したときの様子。

当時、女性は今よりもずっと過小評価されがちでした。でも阿島さんのように、高い難易度に果敢に挑戦できる女性はいる。ジブリ映画「千と千尋の神隠し」の千尋のように、子供たちにとって、身近なロールモデルを撮りたいと思ったんです。

「また住んでみたい」と思えた、日本という場所

――映画祭などを渡り歩き、長らく世界中を旅していたkenjiさん。いまなぜ日本に滞在することになったんですか?

幼いころ日本に住んだ経験があって、大人になったいま、改めて日本での暮らしを楽しみたいと思ったことが大きいですね。

福島に遊びに行ったときの様子。日本の果物が大好きなのだそう!

日本はどこに行っても食事が美味しいですし、冬はスノーボードもしたい。日本語ももっと勉強したいと思っています。

幼いころから2年ごとにへ引っ越す生活を続けてきたので、移動自体は苦ではないものの、年齢とともに少しずつ疲れを感じるようになりました。今後はもう少し腰を据えて、日本に長く滞在したいと思っています。 

――goodroom residenceを知ったきっかけは?

友人のSさんが、現在滞在しているgoodroom residence学芸大学のサウナをデザインした縁で、「住みやすいし、短期滞在もできるよ」と紹介してもらったことがきっかけです。

kenjiさんが滞在している、goodroom residence学芸大学のワンルーム。

この辺りには住んだことはありませんでしたが、暮らしてみると学芸大学や都立大学の雰囲気がすっかり気に入って、今では目黒区が好きになりました。

バッグ二つで暮らす、身軽な東京生活

――goodroom residenceではどんな生活を?まず仕事がある日のスケジュールを教えてください。

部屋やラウンジで仕事をすることはほとんどなく、毎日代々木公園にあるクリエイティブエージェンシーに通っています。誰かと話しながら仕事をするのが好きなんです。

――お部屋のなかは、思ったより荷物が少なくすっきりしていますね。

世界中を飛び回るので、荷物は少ないほうが効率的なんです。

洗濯機が無料で使えるので、服は最小限で十分。アウトドアでも使い勝手のいいノースフェイスのジャケットや、ユニクロの服を愛用しています。

――荷物はどのくらいですか?

だいたい2つのバッグに収まるようにしています。

一つは衣類用。もう一つはf-stopというアメリカのブランドのバックパックで、冒険写真家向けに設計されたもの。カメラやHDD、パソコンなどのガジェット類を収めるのに重宝しています。

――サウナをデザインしたご友人がいるとのことでしたが、goodroom residenceのサウナは利用されますか?

もちろんです!とても気持ちよくて、週に4~5回は入っています。いつも22時半ごろから入って、3セットこなすのがルーティンです。

――「目黒区の雰囲気が好き」とおっしゃっていましたが、どんなところが気に入っていますか?

自炊はほとんどしないので、外食がメインです。学芸大学には一人でふらっと入れる美味しいお店が多く、飽きることがありません。

これからは、日本から世界へ届けたい

――長らく日本にいたいということでしたが、この先の暮らしをどう思い描いていますか?

ビザがとれたので、できればアパートを借りて、ちゃんと料理をする生活にしたいですね。日本に来てから美味しいものを食べすぎて4キロほど太ってしまったので、少し健康を意識しないと(笑)。

それから「ASHIMA」の配給の方法も考えなければ。映画祭のようなコアな場だけでなく、日本全国どこでも観られるようにしたいんです。

そして、もっとドキュメンタリー映画をつくりたい。次のテーマをリサーチしているところです。

――東京に滞在し続けるイメージですか?

できれば田舎にも住んでみたいですね。東北が好きなので、秋田、岩手、山形、福島あたりで。

日本人にとっては当たり前のことでも、アメリカ人の目には面白く映ることって、まだまだたくさんある。そういうものを撮って、世界に発信し続けたいです。

【動画でさらに詳しく紹介しています。】

シンプルに暮らすためのコリビングレジデンス「goodroom residence」

「goodroom residence」は、1ヶ月単位で契約できる goodroom の マンスリー・コリビングレジデンスです。

家具・家電が揃っているため、新たに購入する必要がありません。また、広々としたワークラウンジからサウナやカフェまで、賃貸とは違い共有部が充実しているため、仕事・プライベート共にいろんな過ごし方が実現できます。

これまでにない、もっと自由なお部屋探しを始めてみませんか?

あなたはどの街で暮らす? goodroom residence 2026年3月に5拠点オープン!

goodroom が運営する、サウナやワークラウンジを備えたコリビングレジデンス「goodroom residence」。

おかげさまで、今年もたくさんの拠点が新たに完成します。2026年3月には、関東そして関西に5拠点がオープン。自分の部屋だけではなく、プラスアルファの設備が楽しめるコリビングの暮らし、あなたはどの街で始めますか?

三宅

 

櫻井朝子

三宅朝子

goodroom journal 編集部所属。ライター、バーのママなど、いろんなことをしています。行ったことのない街に降り立つととにかく興奮する、街歩き大好き人間。センスがないのでおしゃれなインテリア、お部屋に興味津々。趣味は読書、刺繍、季節の手仕事など。詳しいプロフィールはこちら

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