「買う」をやめて、「シェア」する。新社会人1年目の私が選んだ、新しい暮らし方とは?
軽やかに暮らす人を紹介していく連載。今回話を聞いたのは、2024年4月に新社会人になったばかりの石橋さん。学生時代は賃貸で一人暮らしをしていたものの、社会人になって新たに選んだ住まい方は、goodroomが運営する「サブスくらし」でした。賃貸との違いや、「サブスくらし」を選んだ理由などについて聞いてみました。…
世の中の「こうあるべき」に縛られず、とにかく自分の心の声に素直に従い、仕事も住まいも選んできたMさん。Mさんが初めての「サブスくらし」の場所に選んだのは、丘の上の景色が気に入ったという、「TOMOS保土ケ谷」。普段の暮らしの様子を聞いてみました。
text : ASAKO SAKURAI
「goodroom residence 横浜保土ケ谷」は、2023年8月にできたばかりのライフスタイルレジデンス。お部屋は、無印良品が監修していたり、家具家電や最低限の日用品が揃っていたり。さらに建物内にサウナがあるということもあり、早くも多くのお客様にご入居いただいています。
今回インタビューをさせていただいたのは、そんな「goodroom residence 横浜保土ケ谷」で暮らすMさん。さっそくお話を伺っていきましょう。
<プロフィール>
Mさん/20代後半/現在の職はIT関連で、パソコン一つあればできる仕事/「goodroom residence 横浜保土ケ谷」に住み始めて、2ヶ月ほど/これまで転職は10回以上/住み込みでできるリゾートバイトや、工場勤務など/住まいと仕事を明確に区別せず生きることを大切にしている
ー賃貸には興味がなく長く暮らしたことがないと伺いました。ではこれまでどんな場所で暮らしてきたのでしょうか
リゾートバイトや寮付き工場勤務など、住まいがセットになった仕事に限定して、全国各地を転々としながら暮らす生活を、6、7年ほどしてきました。時には海の上で仕事をしたいと、乗船できる仕事を探したり。転職経験は10回を超えますよ(笑)。
私のなかでは「働きながら生きる」がモットーなので、仕事と住まいの切り分けをあまりしていません。
また自分が苦手だと感じる仕事をあえて選ぶようにしていて。そうすることで、自分の中に苦手なことにチャレンジできた、克服できた、という引き出しが一つ増えます。どんな仕事でもやってみることで、自身の成長にも繋がりますしね。
もっと素直になると、同じことを長くすることに向いていないんです。いつも刺激を求めていろんな仕事をしてみたいと思って生活しています。
ーライフスタイルレジデンスの「goodroom residence 横浜保土ケ谷」に暮らし始めて、2ヶ月ほどだと伺いました。そもそも「goodroomのサブスくらし」を始めたきっかけは、なんだったのでしょう?
もともと賃貸には興味がなかったので、転々とした暮らしをするためのサービスを比較していたときに「goodroom residence 横浜保土ケ谷」のことを知り、物件にとても魅力を感じ、即決でした。
丘の上にあって見晴らしが良さそうだということ、出窓がある部屋がある、という2点に心惹かれました。ずっとこうした部屋に住んでみたいと思っていたんです。
転々としたいと言いつつも、パソコンや趣味のゲーム機を持っての移動を短期間で行うのはコストもかかります。その点サブスくらしは1ヶ月以上同じ場所に定住できるところも魅力でした。すっかり居心地がよくなってしまいましたね。
ーgoodroom residence 横浜保土ケ谷で、気に入っているポイントがあれば教えてください
大きく3つあります。一つは、見晴らしがいいこと。ここは丘の上に建っているので、本当に景色がいいんです。よく出窓に腰をかけて、本を読んだりコーヒーを飲んだりしながらくつろいでいます。
二つ目は、仕事をしながら、気持ちを切り替えられる空間がいくつもあるところ。
最後は、小規模サウナがあるところ。小規模というのが大事で、ほとんど一人貸切り状態で使えているので、1日の終わりに振り返りの時間に使っています。長期間住む場所に併設されているからこそ、サウナのある暮らしをルーティンにできるのもありがたいです。
ー住み込みのリゾートバイトで経験されていた「ホテル暮らし」と、goodroom residence 横浜保土ケ谷のような「ライフスタイルレジデンス」の違いは、どんなところだと思いますか
ホテル暮らしと違って「自分の生活をコントロールできる」というのが最大の魅力だと思います。
例えば「goodroom residence 横浜保土ケ谷」には冷凍庫があったり、キッチンや最低限の調理器具が揃っているので、自炊ができるし、作ったものを保管しておくことも可能です。ちょっと果物を食べたいと思った時も、包丁とまな板があるので当たり前に食べられます。
一般的なホテルではここまで至れり尽くせりの環境ではありません。だからスーパーに行った時に「これ食べたい……。けど包丁がないから、キッチンがないから無理か」なんて迷う無駄な時間もないんですよね。
ー反対に気になるところって、ありますか
あまりないですが、しいて言うなら丘の上に建つ物件だからこそ、坂道がしんどいですね。でもシェアサイクルのポートが建物に設置されているので、あまり不便は感じていません。
それよりもここに住んだことで「坂道の大変な住まいも悪くない」と考えを改められました。
こうして住まい方に関する自分の中の引き出しを増やすことができたのは、気軽に住まいを選べる環境だからこそ。私にとっては大きな気付きでしたね。
ーMさんのなかで、住まい方を選ぶ際に大切にしていることってなんでしょう
先ほども挙げましたが、自分の中では「働きながら生きる」が大事なこと。仕事は生活の一部だと思っているので、住まい方と仕事を明確に分けないようにしています。
やりたいと思った仕事はやるし、その都度住む場所を変えることもいとわない。
逆に季節によって住みたい場所も変わります。そのために働く場所を制限されない仕事もできるようにしています。
あまり深いことは考えず、自分の気持ちに素直に生きることを大切にしているんです。
ーサブスくらしのようなサービスは、どんな人に向いていると思われますか
私の記事を読んで、一瞬でも「いいかも」と思った人におすすめしたいです。とにかくまずは始めてみることが大切だと思います。
私はこのような暮らしかたをしながら「いったん手放す」ということをよく実践しています。例えば服。今の気分じゃないかも、今の自分に合わないかも、など不要に感じたら、まず捨てたり売ったりします。
そうしていったん手放した後、また必要になったら、同じものを買い直します。コストをかけてでも、もう一度必要だと思ったものこそ、本当に自分に必要なモノだと分かるからです。
住まいの場合はそう簡単にはいかないかもしれません。でもサブスくらしだったら、少しお金はかさむけど、今の家に住みながら、まずは1ヶ月間だけやってみることはできます。合わなければやめればいいんです。
サブスくらしや、サマリーポケットなどのサービスが充実してきたことで、あまり自分に制限をかけずに暮らすことが、今は簡単にできるようになりました。
これから先、goodroom residence 横浜保土ケ谷に長くお世話になるか、そうではないか、今は分かりません。これからも自分の心の声に素直に従って、暮らしていきたいと本気で思っています。
「goodroom サブスくらし」は、月額69,800円から、家具・家電つきのマンスリーマンション、そしてホテルに自由に住み替えが可能なサービスです。
家具や家電、WiFiなど、必要なものが揃っているので、引越しで用意するのは、スーツケースひとつだけ。敷金・礼金などの初期費用もありません。
goodroom が運営するマンスリーマンションにプラスして、全国47都道府県800施設以上のホテルが利用可能。
毎月自由に住む部屋を変えられて、リーズナブルに好きな街に住む。そんな賃貸より身軽な暮らし方を実践してみませんか?
櫻井朝子
三宅朝子
goodroom journal 編集部所属。ライター、バーのママなど、いろんなことをしています。行ったことのない街に降り立つととにかく興奮する、街歩き大好き人間。センスがないのでおしゃれなインテリア、お部屋に興味津々。趣味は読書、刺繍、季節の手仕事など。詳しいプロフィールはこちら