「買う」をやめて、「シェア」する。新社会人1年目の私が選んだ、新しい暮らし方とは?
軽やかに暮らす人を紹介していく連載。今回話を聞いたのは、2024年4月に新社会人になったばかりの石橋さん。学生時代は賃貸で一人暮らしをしていたものの、社会人になって新たに選んだ住まい方は、goodroomが運営する「サブスくらし」でした。賃貸との違いや、「サブスくらし」を選んだ理由などについて聞いてみました。…
リアルなホテル暮らしをお届けする連載「ホテル暮らしの365日」。第22回目は、2023年8月に入居が開始したばかりのライフスタイルレジデンス「goodroom residence 保土ケ谷」をご紹介。住み心地などのリアルな部分を本音でレポートします!
text : Asako Sakurai
みなさんこんにちは。goodroomサブスくらしのスタッフ、イワタリサです。
今回は、1年以上にわたって実際にホテル暮らしをしている私が、2023年8月にオープンしたばかりのライフスタイルレジデンス「goodroom residence 横浜保土ケ谷」に実際に1ヶ月住んでみたので、ここでの暮らしについて、ホテル暮らしとの比較をしながらレポートしたいと思います!
ライフスタイルレジデンスとは、グッドルームが提案する、多様な暮らしを実現するための”あたらしい住まい”です。
賃貸にもホテルにもありそうでなかった、生活にあったらうれしい設備が揃っているのがポイント。例えば共用部には、なんと広いワークスペースやサウナを完備!お部屋のなかだけにとどまらず、様々なライフスタイルを実現することができる住まいです。
そんなgoodroom のライフスタイルレジデンス第2弾としてオープンした「goodroom residence 横浜保土ケ谷」。
元々はある企業の社員寮だった建物をリノベーションしてつくられていて、専用スペース内にキッチンやバス・トイレはありません。
ですが、できるだけ手ぶらで入居できるように家具家電を整備していたり、敷金・礼金が不要というメリットが。ホテル暮らしと同じように、スーツケースひとつですぐに生活を始められます。
ホテル暮らしをしてきた私、イワタが、ホテル暮らしとライフスタイルレジデンスでの暮らしを比較すると、こんな感じ。
・初期費用不要ですぐに入居できる
・最短2週間単位で引越しできる
・家具・家電を自分で揃える必要がない
・ホテルよりも、生活に必要なものが揃っている(電子レンジ・収納など)
・共用スペースが充実している(サウナ、ワークスペース、キッチン、一坪喫茶)
・住民票がおける
・バス・トイレは専用スペース内にない
・フロントサービス、清掃サービスはない
ホテル暮らしとは違うけれど、これはライフスタイルレジデンスならではの良さだな!と感じたことを、レビューしていきたいと思います。
この「goodroom residence 横浜保土ケ谷」は、あの無印良品が監修してくださいました。
もともと社員寮として使われてきたこの建物は、機能はまだ十分に満たしているのに役目を失ってしまった建物で、建壊してなくなってしまう予定もあったそうです。私たちグッドルームと無印良品は、そういった建物が壊されてしまうのではなく、「再生して、引き継がれる」のがあたりまえの社会を目指すという、共通の想いでこのプロジェクトを展開してきました。
goodroom residence 横浜保土ケ谷は、古い建物をリノベーションによって再生するだけでなく、無印良品のリユース家具を採用し、お部屋のアートには廃材を使用したものを採用するなど、使われなくなったものを再生し、循環型社会の実現に少しでも貢献できる建物に生まれ変わりました。
空間デザイン企画と素材の選定を無印良品に監修いただき、ラウンジや専用部には無印良品の家具・小物をたくさん使用しています。
例えば、お部屋の手作り感あふれるデスクは、無印良品の家具に馴染むように選ばれたシナの木を使用しています。美しい木目と色合いがあたたかく、私もとても気に入っています。
そして、サウナーの私にとって最高なのが、施設内にサウナがあるところ。サウナと水風呂、シャワーブースなどがついて朝8時~夜23時までいつでも利用することができます。
生活をしていると、住んでいるのは20代後半~30代の方が多いかなあという印象でした。
挨拶をしあったり、よく会う方とはお話をすることも。誰かの気配を感じながら生活ができるのはなんだか安心できます。
ちょっと今日は集中して仕事したいときも、ワークラウンジで他の入居者さんが仕事しているのを見つけると、なんだか自分も会社のオフィスにいるとき以上に頑張ろうという気分になることも。(笑)
さらにホテルと違うと感じるのが、「ここにいる皆が、サブスくらしユーザーなんだ」という安心感。観光客や旅行者が多いホテルとは違い、自分と同じライフスタイルの「日常」を過ごす方だけがいる環境だから、落ち着いた気持ちでいられるのだと思います。
キッチンやラウンジでほかの入居者さんにお話を聞いてみると、初めてサブスくらしを始めたという方がたくさんいたり、同じホテルに住んだことのある方がいたりしました。
元々寮の食堂だった場所は、現在はワークラウンジに生まれ変わっています。
どの時間帯も基本的にみなさんが周りの方に配慮して過ごされているので、騒がしいことはほとんどありません。いつでも集中して仕事ができる環境が、建物に完備されているのは嬉しいポイントです。
共用のキッチンスペースもおすすめ。キッチンはシンク、コンロがそれぞれ二つずつあります。生活しているなかで二つとも埋まっていた!ということはなく、むしろほかの入居者さんの料理に「美味しそうですね」「実は冷凍なんです」とホテルや賃貸だったらなかった、ちょっと笑えるひとコマもありました。
ホテル暮らしでは多少不便に感じていた収納や、家具の使い勝手なども、程よい「家感」のあるライフスタイルレジデンスではストレスに感じる部分が少ないなと思いました。
生活していて特に嬉しいのは、収納が広いこと!
ハンガーラックやランドリーバッグなども備え付けで、ランドリースペースとの行き来や部屋で洗濯物を干すときなどもとても便利でした。
続いてのお気に入りポイントは、デスク。
部屋についている遮光カーテンも、私にとっては地味に嬉しいポイント。昼間にカーテンを閉めると、暗いかな?と感じるほど。そのくらいしっかり光を遮断してくれます。
おかげで夜寝るときには、外の明るさなどの環境に左右されずにぐっすり眠ることができます。こうしたホテルのような配慮が、意外とうれしかったりするんですよね。
そのほかにも、カーペット敷きの部屋なので、音を吸収してくれる効果があったり、汚れが目立たないところも嬉しいポイント。
元々社員寮だったということもあり、建物自体の構造もしっかりしていて、隣の音もほとんど気になりません。
初めてgoodroom residenceが保土ケ谷にできると聞いたときは、正直「保土ケ谷……?」と聞き返してしまうほど、正確な地理もぼんやりとしか分からなかった私……。
でも横浜から一駅という立地にも関わらず、緑が豊かで落ち着いた住環境がすっかり気に入ってしまいました。
goodroom residence 横浜保土ケ谷があるエリアは住宅地なので、本当に静かです。駅前に建てられることが多いホテルでの暮らしとは、また違った良さがあります。
駅前にはスーパーやコンビニ、ドラッグストアなどの一通りの施設は揃っているほか、昔ながらの商店が残っているような下町らしい雰囲気もあり、なかなか味わい深い街です。
保土ケ谷はJR湘南新宿ラインと横須賀線が走っていて、湘南新宿ラインでは新宿・渋谷に一本で、横須賀線に乗れば新橋や品川、東京まで一本で行けるとあって、なかなか便利な駅なのも発見でした。
もちろん横浜から一駅なので、休日の遊びや買い物も便利です。東京都心へわざわざ出ていく回数も減り、平日でも中華街で夜ご飯を食べに行ったり、休日は横浜までお散歩しに行くことが多かったです。
goodroom residence 横浜保土ケ谷の建物は、築年数が34年の建物であるため、共用部のエアコンやコンセントに年季を感じたり、昔の階段灯が残っていたりと、よく見ると新しいものが好きな方にとっては、気になるポイントがあるかもしれません。
至れり尽くせりのホテルをイメージしていると違う部分もありますが、私は古い部分もこの建物が長く愛されてきた「味」として楽しんでいます。
まっさらなところに線を引いて作られた新築の建物もいいけれど、既存を生かしたリノベーションだからこそ味わえるあたたかみが好きで、このライフスタイルレジデンスを紹介したいです。
前に使われていたころの面影を残しつつ、形を変えずに新しく生まれ変わっただけで、また人が集まる様子を目の当たりにして、とても感動した自分すらいます。
ホテル暮らしというと、いきなり始めるのは私のように転職などをきっかけにしないと難しいと思われる方もいるかもしれません。
でもライフスタイルレジデンスなら、賃貸とホテルのいいとこどりができるちょうどいい住まいになっているので、もっと身軽にインテリアも、仕事も、新しい街も楽しみたい方はぜひ体験してみてくださいね。
「goodroom サブスくらし」は、月額69,800円から、家具・家電つきのマンスリーマンション、そしてホテルに自由に住み替えが可能なサービスです。
家具や家電、WiFiなど、必要なものが揃っているので、引越しで用意するのは、スーツケースひとつだけ。敷金・礼金などの初期費用もありません。
goodroom が運営するマンスリーマンションにプラスして、全国47都道府県800施設以上のホテルが利用可能。
毎月自由に住む部屋を変えられて、リーズナブルに好きな街に住む。そんな賃貸より身軽な暮らし方を実践してみませんか?
櫻井朝子
三宅朝子
goodroom journal 編集部所属。ライター、バーのママなど、いろんなことをしています。行ったことのない街に降り立つととにかく興奮する、街歩き大好き人間。センスがないのでおしゃれなインテリア、お部屋に興味津々。趣味は読書、刺繍、季節の手仕事など。詳しいプロフィールはこちら