TOMOS 笑顔が溢れる
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少ないもので暮らすシンプリスト・ミニマリストが、部屋をすっきりと整えるコツと工夫を紹介します。今回は、築47年の団地に暮らすミニマリストが、服を増やしすぎないためのクローゼットのルールについてまとめました。
text & photo : Miha Tamura
数年前から「ものを持ちすぎない」暮らしへと徐々にシフトしている私が、まずはじめに減らしたのは服の数です。
本格的ミニマリストの方のように「毎日同じ服」「色はブラックだけ」というスタイルまではいきませんが、持っている服は年間27着。全てがスタメンで、数年着ていない服や出番のない服はありません。
持っているアイテムの数は、アプリで管理しています。
「自分にとって必要な数」を把握するまではかなり試行錯誤を繰り返しましたが、今は気温ごとに必要なアイテム数のルールが決まっているため、そのルールに合わない服は買いません。ふらっと服屋さんに寄って衝動買いしてしまうことが減りました。
服を買うのは、今持っている服を着古したり、好みに合わなくなって手放したときだけ。
新しい服を買うときは、まずネットでしっかり情報収集をして、ほしい服を「先にアプリに登録」し、他の服との組み合わせに問題がないかを確認してから買いに行くようにしています。
必要なアイテム数は、登山のときのような「レイヤリング」の仕組みをもとに考えています。
・ベースレイヤー 半袖5枚/長袖5枚
・ミドルレイヤー 春夏3着/秋冬3着
・アウターレイヤー 春夏2着/秋冬3着
・ボトムス 春夏3着/秋冬3着
旅好きなので、旅行に持っていく組み合わせを前提に数を決めました。
旅先では4日おきごとに服を洗濯するようにしているため、ベースレイヤーは、半袖・長袖各4枚(+ボタン付きのシャツ1枚)。
上に羽織るパーカーなどのミドルレイヤーやボトムスは、春夏用の薄手のものが3着、秋冬用の厚手のものが3着。TPOに合わせていて、仕事で着るもの、旅行で着るもの、どちらにも対応できるものの3着です。
アウターレイヤーは、気温ごとにいろいろな対応ができるように、春夏の万能コンパクトジャケット、真夏のUVカットパーカー、秋冬の万能マウンテンジャケット、冬用のライトダウンとフリースの5着を持っています。
「数」のルールと同様に決めてよかったのは「色」のルールです。
以前は、服の「色」や「柄」でコーディネートのバリエーションをつけようとしていたので、派手な色や柄のものを買ったり、気に入ったものは「色違い」で買ったりしていたのですが、今は、服の「形」や「素材」でバリエーションをつけるようにしていて、「いつもだいたい同じような色の服」を買っています。
ベースレイヤーのアイテムは、重ね着が圧倒的にしやすい白やベージュのものしか買わないと決めていて、ミドルレイヤーのアイテムは、自分に似合う明るいブラウンやパステルカラーのものを選んでいます。
「持たないもの」のルールも決めています。
・コーディネートがワンパターンになるワンピース
・重ね着がワンパターンになるセーター
・移動時にじゃまになるロングコート
・毛玉になりやすい服、素材に気をつかう服
・自宅で洗濯できない服
・アイロンをかけなくてはいけない服
・半袖のサマーニット、ジレなど、いつ着ればいいのかわからない服
特に手放してよかったのは、真冬にしか着ないウールの厚手のニットと、ロングコート。着ている時間より毛玉の処理をしている時間のほうが長いんじゃ……?という感じになっていて、シーズンオフのときにはクリーニングに出す必要もあったのですが、すべて自宅で洗濯できる素材の薄手のものに変え、重ね着や温かいインナーで対応するようにして、かなり楽になりました。
ロングコートは、移動時にじゃまになることが多く、気温に応じた調整も難しかったので、最近はアウトドア系ウェアの重ね着をして秋冬は過ごしています。
あまりおしゃれに自信がなかった私は、今までずっと「クローゼットにはたくさん服があるのに、今日着たい服が1枚もない」「すごく気に入って買った服だけど着ていくタイミングがない」「着たい服を着て出かけたら暑すぎた/寒すぎた」というようなことをいつも繰り返していましたが、これらのルールを決めてからは、「自分にとって必要な服」を把握することができ、毎日のコーディネートに悩むことも、買い物で失敗することも減り、快適に過ごしています。
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田村美葉
田村美葉
団地で暮らす旅好きミニマリスト。千葉の団地に住んでいます。goodroom journal でこれまでに取材をさせてもらったお部屋は、200部屋以上。いつもたくさんのアイデアを教えてもらってます。詳しいプロフィールはこちら