シェアハウスはやめとけと言われる理由は?失敗しない選び方を解説
複数の人と同じ建物で生活する「シェアハウス」。後悔のない選択をするためにも、改めてシェアハウスのデメリットやあまり向いていない人の特徴、シェアハウスならではのメリットについて確認しておきましょう。さらにシェアハウスが気になっている人におすすめの「コリビングレジデンス」についてもご紹介します。…
賃貸のように自由に生活しながら、さまざまなサービスを受けられる「サービスアパートメント」。どのような暮らし方なのか、ホテルや賃貸物件との違いとあわせてご紹介します。賃貸物件では難しいような憧れの生活も、もしかしたら実現できるかもしれません。
text:RYO ODA
「サービスアパートメント」とは、一言で表すなら「ホテルのように充実した設備やサービスと、賃貸のような自由度とを併せ持った、新しい形の住まい」です。
まずは3つの特徴をもとに、サービスアパートメントとは何なのかについてわかりやすくご紹介していきます。
サービスアパートメントの魅力のひとつは、「質の高いサービスが受けられる」点です。
多くのサービスアパートメント物件にはコンシェルジュが常駐しており、タクシーの手配やクリーニングの取次、周辺施設への案内など、さまざまなサポートを受けられます。まるで高級ホテルに住んでいるかのような感覚、と言っても良いかもしれません。
さらに、定期的な室内の清掃サービスやベッドリネンの交換もしてもらえます。必要な費用も、月額料金に含まれていることがほとんど。
部屋の掃除に時間を取られないため、忙しいビジネスパーソンでも、清潔で快適な空間を無理なく維持できます。

ホテルのようなサービスがありながら、賃貸物件のように暮らせるのもポイントです。
ほとんどの部屋には本格的なキッチンが備え付けられており、好きな時間に好きな料理を作れます。「外食続きでちょっと疲れちゃったな……。」という時でも、自由なタイミングで自炊が可能です。
また、室内に洗濯機や乾燥機も用意されています。わざわざ共用のランドリールームに行ったり、クリーニングに出したりする必要もありません。
シェアハウスのように、同居人に過度に気を使うことなく、自分のペースで生活できます。
手軽に入居できるのも、サービスアパートメントの特徴のひとつです。
テレビや冷蔵庫、ベッドといった基本的な家具・家電はもちろん、物件によっては調理器具や食器まで、生活に必要なものが一通り揃っています。
一般的な賃貸住宅を借りる際に必要な引越し費用や家具・家電の購入費用も、大きく削減できるでしょう。住み始めてから数ヶ月〜1年程度しか経っていなくても、違約金なしで引越せます。

まずはサービスアパートメントと賃貸の違いを、一覧表で比較してみましょう。

賃貸よりも短期間で、手軽に利用できます。
一方で「賃貸のように生活できる」点は、ホテルにはない特徴ですね。一般的なホテルと異なり、生活のための家具家電が個室内に用意されています。
一般的な賃貸やホテルとの違いが分かったところで、サービスアパートメントのメリットやデメリットについてさらに深掘りしていきましょう。
多くのサービスアパートメントでは、敷金・礼金・仲介手数料といった高額な初期費用がほとんどかかりません。
代わりに「保証金(デポジット)」として、家賃1ヶ月分ほどの金額を預けるのが一般的です。部屋を汚してしまったり、備品を壊してしまったりした場合の修理費用に充てられるため、特に問題がなければ退去時に返してもらえます。
賃貸物件で一人暮らしを始める場合、初期費用だけでも家賃の5〜6ヶ月分ほどかかってしまいます。サービスアパートメントなら、入居時の費用を数十万円ほど節約できるでしょう。
また、電気・ガス・水道・インターネットといったライフラインの開通手続きも不要。入居審査さえ通れば、契約後すぐに入居できます。

サービスアパートメントの場合、質の高い家具や家電が用意されているケースも多いです。清掃も定期的に入るため、家事をしなくても清潔で快適な部屋をキープできます。
また、オートロックはもちろん、コンシェルジュや警備員が常駐している物件も多いです。防犯面は、賃貸物件よりも優れているでしょう。
数ヶ月単位での短期契約が可能なため、一時的な住まいとしても利用できます。もし気に入った場合、年単位での延長にも柔軟に対応してもらえるかもしれません。
さらに家賃や光熱費、ネット代などがひとつの請求にまとまっているため、支払いの管理もしやすいです。

もちろん、良いことばかりではありません。契約してから「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにも、知っておいてほしいデメリットや注意点を3つご紹介します。
サービスアパートメントはまだ比較的新しいタイプの住まいであり、物件数はそれほど多くありません。そのため都心部に集中しており、郊外や地方でサービスアパートメント物件を見つけるのはまだ難しいでしょう。
逆に都市部への出張や一時的な引越しが必要になった場合には、選択肢に入れてみるのもおすすめです。

意外と見落としがちなポイントですが、サービスアパートメントの契約形態が「宿泊契約」の場合、原則として住民票を移せません。結果、さまざまな公的手続きに影響が出る可能性があります。
特に長期で利用を考えている場合は、契約前に「賃貸借契約」が可能かどうかを必ず確認しておきましょう。
特に注意すべきなのは、月額料金です。サービスアパートメントの月額料金は、同じエリアの一般的な賃貸住宅と比べると高めに設定されています。
参考程度の数値ではありますが、月額20万円以上に設定されているケースが多いです。
初期費用自体は安く済みますが、長期に渡って利用したい場合、問題なく月額費を支払えるかどうかきちんと確認しておきましょう。
通常の賃貸物件よりも割高ですが、サービスアパートメントの月額料金に含まれているのは家賃だけではありません。具体的には
・家賃
・水道光熱費
・インターネット通信費
・家具・家電のレンタル料
・定期的な室内清掃費
・コンシェルジュなどのサービス料
といった費用が含まれているケースが多いです。
とはいえ、毎月の支出を大きく圧迫してしまう可能性があるため、無理なく支払えるかどうか慎重に判断しましょう。

サービスアパートメントの入居方法についても確認しておきましょう。
賃貸物件と比べて、入居手続きはシンプル。主に次の4ステップで、手続きは完了します。
・ステップ1:気になる物件の運営会社に、Webや電話で問い合わせる
・ステップ2:申込書に記入し、身分証明書と併せて提出
・ステップ3:審査をクリアしたら契約書に署名し、初月料金や保証金を支払う
・ステップ4:指定の方法で鍵を受け取り、入居スタート
一般的に、入居審査は1〜2週間で完了します。通常の賃貸物件よりもスピーディーに入居できるでしょう。
「サービスアパートメントのような暮らし方ができたら理想的だけど、ちょっと費用が高すぎるな……」
そのように感じる人におすすめしたいのが、グッドルームが提供するコリビングレジデンス「goodroom residence」です。
コリビングレジデンスとは、コワーキングスペースのような「仕事のための場所」が併設された住まいのことです。賃貸物件のような過ごしやすい個室が用意されているだけでなく、充実した共用部を自由に使えます。
コンシェルジュやハウスキーパーといったサービスはないものの、本格サウナや広いワークラウンジ、カフェなど、さまざまな施設が用意されています。






これまでも「goodroom residence」 で暮らす方々に、日々の生活やきっかけについてインタビューしてきました。気になる方はぜひこちらも覗いてみてください。
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「goodroom residence」は、1ヶ月単位で契約できる goodroom の マンスリー・コリビングレジデンスです。
家具・家電が揃っているため、新たに購入する必要がありません。また、広々としたワークラウンジからサウナやカフェまで、賃貸とは違い共有部が充実しているため、仕事・プライベート共にいろんな過ごし方が実現できます。
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織田諒
織田諒
編集アシスタント。写真も動画も撮るのが好き。愛機はFujifilm。革のものと古いものが好き。論文を漁り回るのが趣味。