セキュリティに強い賃貸マンションの探し方を教えて！

部屋探しと引越しのヒント Vol. 320

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賃貸のお部屋探しで気になる防犯面。賃貸マンションでのセキュリティ対策の例と、セキュリティに強いマンションを探すコツをまとめてみました。

text : Miha Tamura from goodroom journal

オートロック以外にもチェックしたい。マンションのセキュリティ対策4選

マンションのセキュリティ対策といえば、まずは「オートロック」。でも、それだけだと鍵が複製されたり、入居者の後に続けて入ったりで突破されることもあります。さらにチェックしたいセキュリティ対策をまとめました。

1. 管理人さんが常駐している・清掃や見回り頻度が頻繁

一番の防犯対策となるのは、「人の目」です。その点で、日中家を空ける時間帯に管理人さんが常駐してくれるマンションは、セキュリティ面でかなりおすすめができます。
また、1日1回必ず清掃があるなど、頻繁に見回りが行われているマンションも安心ができます。管理が行き届いた綺麗なマンションはそれだけで犯罪抑止効果がありますよ。

2. エレベーターや玄関ホールに防犯カメラがついている

人の目の代わりとなるのが「防犯カメラ」です。空き巣犯などは念入りに下見をして、防犯カメラがきちんと作動しているマンションなどは避ける傾向にあると言われています。

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3. ディンプルキーやカードキーなどピッキングに強い鍵がついている

よくあるディスクシリンダーキーはピッキングによって容易に突破できると言われています。ピッキングに強い「ディンプルキー」や、最近なら暗証番号式、もしくはカードキーなど、よりセキュリティに強い鍵がついているお部屋が安心です。

4. モニターつきインターフォン、宅配ボックスがついている

在宅時のセキュリティ面でおすすめしたいのはモニターつきインターフォンです。勧誘や訪問販売など、不意の訪問にもドアを開けることなく相手の顔を確認して対応ができるため、特に女性の一人暮らしではぜひおすすめしたいです。
さらに、宅配業者を装った犯罪を避けるため、在宅時も対面ではなく宅配ボックスで受け取るようにするなどの対策もとても有効です。

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セキュリティに強い賃貸マンションの探し方とは

賃貸マンションでは、上の4つのセキュリティ対策が全てとられているという物件は、残念ながらまだそれほど多くはありません。あまり人気のないエリアや古い建物では、いくら探しても見つからないということも。
セキュリティ対策のしっかりとられたマンションを探すコツをまとめます。

「分譲賃貸」「高級賃貸」で探す

分譲賃貸マンションとは、分譲で購入されたマンションの一室が賃貸に出されているものをいいます。分譲マンションでは、賃貸用につくられたマンションと違って、長期間住むことを考え、セキュリティなどの設備のグレードが高いものが多いです。ただ、お部屋探しサイトでは明記されていないので、不動産屋さんを訪ねて「分譲賃貸で探している」と伝えるなどの手があります。
また、賃貸向けでも分譲並の設備を誇る、いわゆる「高級賃貸」を中心に探すのもアリですよ。

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築浅・新築の「RC造マンション」で探す

木造や鉄骨造のアパート・マンションでは、構造上、オートロックなどはつけられないものが多いです。また、 RC（鉄筋コンクリート）造のマンションでも、古いものは室内はリノベーションされていても、共用部分は改修が行われていないものも。
セキュリティにこだわるなら築浅・新築を中心に探すか、リノベーションでも、外観も含めた改修がされているものから探しましょう。

駅近で探す

そもそも家賃の安い駅から遠いエリア、郊外エリアでは、セキュリティ面までお金をかけられることが少なく、セキュリティに強い物件は少ない傾向があります。また、駅から近ければそれだけ夜道を歩く距離も短くなるので、特に女性の方は駅近を中心に探されるのがおすすめです。

安全性は、「建物や周辺の雰囲気」をしっかり見ることも大事です

「セキュリティ設備が充実している」マンションを探すコツをお届けしてきましたが、安全性にしっかりこだわりたいなら、実はセキュリティ設備が充実していることだけが答えではありません。治安に問題がないエリアや建物であれば、そもそもセキュリティ設備にお金をかける必要がない、ということも言えるからです。
安全性をしっかり見極めたいなら、建物や周辺の雰囲気をしっかり見ることも大切。「自分が居心地良く暮らせそうかどうか」というのは、実はとても大事な指標になりますよ。