TOMOS わがままだっていいじゃない
1R(18.1㎡)
少ないもので暮らすシンプリスト・ミニマリストが、部屋をすっきりと整えるコツと工夫を紹介します。今回は、都内1LDKで二人暮らしをしていらっしゃるシンプリスト、夕街さやさんに、「失敗しない断捨離のルール」を教えてもらいました。
text & photo : 夕街さや
我が家の食器棚は、オープンシェルフの1段だけです。このスペースに入りきらないほど食器が増えてしまった場合は、どれかを手放すと決めています。
もともと食器が好きで1か所には収まりきらず、キッチンのいろんな場所に収納していました。
そのせいで、いつのまにか存在自体を忘れてしまった食器も。大好きなものを使い切れていないことに気づき、それからは1か所にまとめておくようになりました。
食器の全体像が見えるようになったおかげで、どの器もまんべんなく使えるようになり、スペースからはみ出すほど買ってしまうこともなくなりました。
もし新たに欲しい器が出てきても「今持っている器を捨ててまで欲しい?」と自分に問いかけることで、それが本当に必要かをより明確に判断できるようになりました。
人それぞれ、このジャンルのものは捨てにくい、と感じるものがあると思います。
わたしにとっては「服」がまさにそれです。それを解消してくれたのがZOZOTOWNの買い替え割サービス。ZOZOTOWNで買った服を下取りしてくれて、さらに自宅まで取りに来てくれるサービスです。このサービスのおかげで、以前より簡単に服を手放せるようになりました。
服を捨てるのは忍びない、でも売りに行くのが大変で、いつまでもクローゼットがすっきりしないという経験を、以前は何度も繰り返していました。
「まとめて売りに行こう」と思って溜めておくと、すっきりするのはせいぜい年末くらい。すっきりした状態を常に維持するためには、こまめに簡単に手放せる方法が必要だと気づきました。
服を手放しやすいルートを確保してからは、常にすっきりしたクローゼットを保てるようになりました。
以前は服を捨てることに後悔が多かったけれど、ただ捨てるのではなく、これからもなんらかの形で生かされる、という点でも悔いが残りにくく、心理的な面でも自分に合った手放し方だと感じています。
「まだ使うかもしれない」と迷うものが、家の中にはひとつやふたつあると思います。
なのでわたしは収納の1段だけをそういった「保留のもの」を置く棚にして、迷ったらとりあえずその棚へ。棚は年に1〜2回点検して、その際「もう手放してもいい」と素直に思えたものだけ断捨離するようにしています。
片付けに対する意欲が高まっているときほど、勢いで捨ててしまって後で後悔することも。「やっぱり捨てなければよかった」と思うと、次に片付けようとしたとき「また後悔するのでは?」と捨てることへの抵抗感が出てしまいます。
この抵抗感があるとなかなか片付けが進まず、片付け自体が嫌になってしまいます。しかし保留棚があることで、心理的にも無理なく片付けを進められることに気づきました。
実際、保留棚から復活させて再び使い始めたものもありますし、時間が経ったことにより素直に手放そうと思えたものもありました。ものによっては「手放すか判断する時期が今ではない」こともあります。
保留棚の存在のおかげで、片付けへのモチベーションもうまく保てるようになりました。
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