TOMOS わがままだっていいじゃない
1R(18.1㎡)
駅近の築38年のマンション。リノベーションされた1LDKに、時計修理士の秋生まれさんと奥さまは2人で暮らしています。リビング、玄関、ダイニング。秋生まれさんのらしさが見えてくる。心地よさと好奇心が共存する住まいをご紹介します。
text & photo : Tsubottle
はじめての同棲生活がきっかけで選んだ住まいは、職場へのアクセスや利便性もさることながら、「少し変わったL字型の間取り」が決め手の、築38年、50㎡の1LDK。
秋生まれさんの空間は、すっきりと整いながらもどこか柔らか。低めにまとめた家具の高さ、視線の抜け、光の陰影までもが、心地よさを感じる空間を生んでいました。
メインスペースとは異なるアイテムと雰囲気で楽しまれているのが、秋生まれさんがカオスな場所と表現する玄関スペース。
そんな空間の中で、ひときわ目を引くのが、兄が描いたという絵画。祖父が亡くなる直前に会ったときの印象をもとに描かれた作品で、贈り物として譲り受けたもの。
「色味はリビングに合わなかったけど、せっかくもらったので、玄関に飾って毎朝目にするようにしました。」
大切な人の記憶が、さりげなく暮らしに根づいている。その絵はまるで、日々の営みにそっと寄り添う心のお守りのようでした。
家の中心にあるダイニングは、もともとリビングとの境界があいまいな場所だったといいます。
それを明確にしたのが、ペンダントライトの存在。
秋生まれさんの住まいには、整いすぎず、気取らず、でも芯のある美しさが流れていました。
日々のルーティンや、光の入り方、好きなアイテムやちょっとしたDIY。それらをひとつひとつ、自分たちの暮らしの速度に合わせて選択されてきたのだと感じます。
「これからも、スタイルを変えざるを得ないタイミングはあると思う。でも、そのときどきでいいなと思える暮らしを、柔軟につくっていけたら」
きっと、暮らしに最終的な正解なんてなくて。そのときどきの「これがちょうどいい」と思える選択を、楽しみながら重ねていけることが、秋生まれさんの言う「いい暮らし」なのだと思います。
秋生まれさん(@da_bun22)のInstagramアカウントはこちら
https://www.instagram.com/da_bun22/
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Tsubottle(つぼとる)
Tsubottle(つぼとる)
福岡県出身。アメリカはポートランドで写真を始め、京都・東京・福岡を中心に全国へ素敵な住まいと人の物語を記録と記憶に残しながら旅をする写真家。あなたのお住まいにもぜひ。コーヒー、ビール、美味しいご飯があれば、どんな場所でも幸せに暮らせるタイプです。
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