シンプリストの働きかた。生産性を重視し、プライベートの時間をより豊かにするコツとは?
これまでたくさんのシンプリストに話を伺い、少ない持ち物で豊かに暮らすテクニックやアイデアを紹介してきたgoodroom journal。今回ご紹介するのは、働くうえでの無駄をそぎ落とし生産性を上げることで、プライベートの時間をより充実させて豊かに暮らしている、goodroomの中の人を紹介します。時間の使い方に悩んでいる方の参考になるTIPSがいっぱい詰まっていますよ!…
つい増えすぎてしまいがちな服。しかし「服を減らしたいけど、なかなかできない…」と思っている方も多いでしょう。そこでホテル暮らしや賃貸暮らしで「持ちすぎない生活」を実践している方々に、服を少なく保つコツについて聞いてみました。
text:RYO ODA
goodroom では、「goodroom サブスくらし」として、ホテルやマンスリーを1ヶ月単位で住み替えながら自由に暮らせるサービスを提供しています。
そこで暮らす皆さんは、「少ない持ち物」で暮らす達人。そこで今回は、「少ない持ち物」で暮らす5人の方に、「服の断捨離」をテーマにお話を伺いました。
石橋さん: 「サブスくらし」を利用し、ホテルやgoodroom residenceで生活。スーツケース2つに収まる量の服を所有。(石橋さんのインタビュー記事はこちら)
イワタさん: 「サブスくらし」を利用し、ホテルやgoodroom residenceで生活。スーツケース1つ分の荷物で生活し、服はトータル30着程度。(イワタさんの体験記事はこちら)
Ai Okayamaさん: 賃貸暮らし。ホテル暮らしの経験あり。アウター6着、冬服トップス6着、夏服トップス6着、ボトムス6着の計24着で生活。(Okayama さんのお部屋はこちら)
Azusaさん: 賃貸暮らし。夏はスーツケース1つ、冬は2つに収まる量の服を所有。(Azusaさんのインタビュー記事はこちら)
三浦さん: 賃貸暮らし。服の量はスーツケース2つ分程度。(三浦さんのお部屋はこちら)
みなさん共通して「スーツケース2つ」に収まるほどの量をキープしていらっしゃいます。
株式会社デファクトスタンダードが行った調査によると、女性が持っている服の枚数は平均65枚だったそう。今回お話を伺った4名は、そのわずか半分程度の服で生活していることになります。
どのようにして「服を持ちすぎない生活」を実現しているのでしょうか?そのコツについて聞いてみましょう。
そもそも、みなさんはシーズンごとにどれぐらい服を購入しているのでしょうか?まずは服を購入する量について聞いてみました。
・石橋さん: 各シーズンごとに4〜8着
・イワタさん: 多いときで10着、少ないときは2着
・Ai Okayamaさん: 1シーズンに3〜5着くらい
・Azusaさん: 春夏、秋冬でそれぞれトップス3着、ボトムス1−2着。冬はさらにアウター1着くらい
・三浦さん: 多いときでシーズン毎に3着、少ないときで1着程度
大まかに平均すると、平均でシーズンごとに3〜4着買っているみたいです。季節ごとに服を買い足していても少ない量をキープしているため、買うのを我慢するだけでなく、服が増えすぎないよう何かしら工夫されているのがわかりますね。
シーズンごとに服を買っても、服が増えないのはなぜなのでしょうか?
みなさん共通の答えは、「服を買ったら、手放す」ということ。
また、服を選ぶときにもそれぞれこだわりがありました。
「自分に似合う服」を選べるようになると、服を買う基準がより明確になり、つい買いすぎてしまうことも少なくなりそうですね。
あまり着ていなくても「いつか着るかも」「手放すのはもったいない」とつい服を残してしまいがちです。先ほどご紹介した調査においても、平均65着持っているにも関わらず、よく着る服は10着程度という結果が出ています。
「手放す服の選び方」についても聞いてみました。
「着ていてテンションが上がるか」「持っている服を並べてどう感じるか」など、自分自身の感覚を大切にしている印象を受けます。また同じような目的で着る服を買ったときも、もともと持っている服を手放している方が多いですね。
しかしそんなみなさんでも、「服が増えてしまいそう」なタイミングもあるそうです。
誘惑に負けてしまいそうなときに意識していることも聞いてみました。
やはり衝動買いの誘惑は手強いですね……!しかし服選びの基準が明確にあることで、物欲に振り回されず、服の量を一定にキープできているようです。
まとめると、5人に共通しているポイントは次の3つです。
・服を買ったらその分手放すルールを徹底している
・長く着られるものや、自分に似合うものを把握している
・服を整理整頓し、同じような見た目、目的のアイテムは数を絞る
また服を手放す際も「リサイクルショップやフリマアプリで売る」「誰かに譲る」といったようにゴミとして捨てないようにしているという意見も見られました。たしかに「手放す=捨てる」といった考え方だともったいなく感じてしまい、なかなか服も減らせないですよね。
goodroomも、不要な家具などをギフトとして送る「モノギフト」と提携しています。「捨てたいけどもったいない」と感じてしまう人は、ぜひチェックしてみてください。
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「たくさんの服を持って、いろいろなおしゃれを楽しむ」というのも、ファッションを味わう方法のひとつかもしれません。
でも「持つ服の量は少ないけど、大切な服を厳選して大切にする」という楽しみ方も素敵ですね。まずはクローゼットの中身を整理して、本当に必要な服の量について見直してみようと思います。
また goodroom では、少ない荷物で暮らす「ホテル暮らし」を楽しんでいる人々の様子をインタビュー形式でご紹介しています。荷物を持ちすぎず、身軽に生活するからこそ感じられること、見えてくるものについて、あらためて振り返ってみたいと感じました。
賃貸の初期費用や、家具の移動費を考えると、好きな時に好きな場所に暮らすなんて、できやしない。
だからといってホテル暮らしは少しハードルが高いし、やっぱり時々料理もしたい。
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織田諒
織田諒
編集アシスタント。写真も動画も撮るのが好き。愛機はFujifilm。革のものと古いものが好き。論文を漁り回るのが趣味。