TOMOS もっとワガママに
1LDK(46.89㎡)
写真家・ライターの大山顕さんに、ちょっとおもしろい撮り方で、無垢床リノベーション「TOMOS」のお部屋と住んでいる人の「平面図」を撮ってもらうシリーズ。
今回は、インテリアのお仕事をしていらっしゃる奥様の主催で、月に1度はホームパーティーを開くという山口さんご夫妻のお部屋を訪問。素敵な絵画やお花、お気に入りの家具に囲まれた、「一度招かれてみたい!」と夢見てしまいそうな素敵なお部屋でした。
(編集部)
text & photo : Ken OHYAMA
インテリアにはまったく疎いぼくだが、平面図写真を制作すると「なるほど」と分かることがいくつかある。たとえば今回おじゃましたこの山口さんご夫妻のお部屋。2つの四角形が斜め方向で合体したかっこいい間取り(仕切りはないが、こういうのを「ワンルーム」と言っていいのだろうか)。右上のリビングと左下のキッチンは空間的にやんわり分かれていると同時に、こうやって上から見ると、色によっても仕切られていることが見てとれる。巧みだ。
今回おじゃましたのは山口さんご夫妻の部屋。笑顔がたえないすてきな恵実さんと、それを愛おしそうに見つめる総一郎さん、という光景が印象的でした
「上からだと目線の高さからとは違う印象になるはずですよね。写真の出来上がりが楽しみ」と鋭いコメントを放った奥さまの恵実さんはインテリアを仕事になさっている。つまりこのすてきな部屋はプロの仕業だったのである。さて、この写真をみてどのように思われただろうか。ちょっとどきどきだ。
間取りもさることながら、天井がかわっている。ご覧の通り斜め。「一番高いところで3.7mはあります」とのこと。こういうのいいなー!
平面で見るのとふつうの視点とでは、目にうつる床や壁・家具の面積割合が違う。上からだと床がメインになるが、ふつうの視界においては壁の面積が大きい。実際に部屋にいたときに何となく感じていた、デスク回りと、ソファやカーペットを中心にしたエリアと、そしてキッチンとのそれぞれから醸し出される「領域感」。その秘密は色の配置にあるのだ、ということがこうして平面で見ることによって明らかになる。平面図写真すごい(自画自賛)。そしてシンプルな白い内装と設備、および無垢床というTOMOSならではのアレンジでもある。TOMOSもすごい。
だんなさまの総一郎さんのお仕事はベンチャー支援。じゃあインテリアに関しては完全に奥さまの管轄ですか? ときいたら「ちゃんとコンセプト説明して承諾を得ますよ!」と恵実さん。「事後承諾だったりするけどね」と笑う総一郎さん。仲いいなー!
おそらく優秀なインテリアコーディネーターの方は、様々な高さとスケールで見ることができる眼をもっているものなのだろうな、と思った。その表れがこの部屋というわけだ。あらためてよく観察すると、カーペットの隅ににさりげなく斜めに置かれた椅子や、その斜め下壁際にある花が生けられたテーブルなどが、広さを損なうことなく部屋を仕切っていることにも気がつく。山口さん夫妻すごい。そしてそれに気づかせる平面図写真もやっぱりすごい(2度目の自画自賛)。
総一郎さんお気に入りの場所はソファだそうだ。「だいたいここにいますね」「よくここで寝ちゃってます」
立面方向で見ると、天井が高いこともあって「部屋の下の方がカラフルで、上の方がシンプルに白い」というコントラストが印象的。
さて、自宅で仕事をすることもあり、そのときはリビングのデスクで作業をするという恵実さん。部屋の色々なところに花が置かれているが、仕事の時「気分が上がるように」とデスクにも生けられている。すてき。見ると花はあとキッチンテーブルとシンクとなりの棚の上にもあって、これによってリビングとキッチンが繋げられているように見える。インテリアって、奥が深い。
寝室・浴室含め、平面図写真に撮っていない部屋が他にあるのだが、リビングに置かれたこのデスクで仕事をしているという。「前に住んでいた部屋は狭くて仕事場が確保できなくて。いまはほんとうに満足してます」とのこと。それにしてもすてきなデスクトップ! 見習いたい
いちばん「なるほど」と思ったのは、そのキッチンの花の上にある大きな絵だ。シンクのそばに大きな絵を飾ることってあまりない。「壁面を残そうとしてつい小さなものを選びがちなんですけど、思い切ってこれぐらいのものを置くのも良いんですよ」とのこと。
キッチンに飾られた大きな絵。「空間が印象的になるし、視線がそこに集中することで広く感じたりします」と。なるほどー。
リビングのソファ後ろにも大きな絵があって、同じような効果をあげている。キッチンからも見えて、部屋全体の奥行きが強調されていた。玄関から部屋に入ってきたときにも真っ先に目に飛び込んできて、この部屋と住んでいる人のキャラクターを感じさせる。なるほどなるほど。
とはいえ、そもそも部屋全体がすっきりしているから効果的なのである。ごちゃごちゃのぼくの部屋に大きな絵を置いたところで混乱がますばかりだろう。残念。
ホームパーティを少なくとも月に一回は行うという山口さんご夫婦。「さあ、今日はパーティだ! っていう日は、お客さんがくる3時間ぐらい前からふたりで役割分担してばーっと準備するんです」とのこと。「定期的に人を呼ぶと、部屋が整っていいですよ」と勧められたが、できる気がしない。すごい。
「パーティーが女子会のときは近所の喫茶店に行って読書してます」という総一郎さん。「片付けだけ手伝ってもらっちゃったりしてねー」と奥さま。ほんと仲いいなー!
かわった間取りのおかげで、窓面が多く部屋はとても明るい。そしてカーテンの色がまたすてき。「自分でデザインしました」という恵実さん。やはり! こういう色ってありそうでなかなかない。「全部閉めると部屋が水族館みたいになるんですよ」
そんななか、一箇所だけカーテンが柄。もちろんこれも自分でデザイン。壁の絵ともあっていて絶妙のアクセント。舌を巻いた。プロってすごい
玄関から通路を通ってリビングが見えてくるとき、この柄が眼に入る。生けられた花との組み合わせといい、ほんとうにすばらしい。
キッチンとリビングとがこういうふうに良い感じで分かれていると、人を呼んでのパーティーも居心地がいいだろうなと思った。居場所が2つあるとパーティーは盛りあがる、というのがぼくの持論だ。空間が仕切られていないだだっ広いだけのよくある立食パーティーがつまらないのは1会場しかないからだ。広ければいいというものではない。きっとここでのパーティーは楽しいにちがいない。お呼ばれしたい。
というわけで恒例の「ものを並べてもらって撮る」写真は、パーティーに使う小さな食器を並べてもらうことにしました。
「ちょっとした料理を少しずつこういう器に盛って出すと楽しいですよ」
ぼくがいいなと思ったのは、100均のものなどがけっこうあった点。家具などもそうだが、高級なものばかりということもなく、でもすごくすてきでそういうのいいなと思った。
これも恒例の「寝っ転がってポートレイト」。自然に手を繋ぐふたり。そして「寝ちゃわないでよー」と冗談をいう恵実さんと、わざと目をつぶる総一郎さん。ほんとうに仲の良いおふたりでした!
大山 顕
写真と文:大山 顕
“ヤバ景” フォトグラファー / ライター。1972年11月3日生まれ。住宅都市整理公団総裁。出版、テレビ出演、イベント主催などを行う。「”ヤバ景”って何?」「”総裁”っておおげさじゃない?」など各種ご興味がわいた方は OHYAMA Ken.com にいってみてください。
Twitter (@sohsai)/Facebook
(最後にもう一度編集部から)
グッドルームのオリジナルリノベーション「TOMOS」のお部屋は、東京・大阪・名古屋・福岡・札幌で、毎月10~20部屋登場します。社員も気に入って住んでいる者が多い、無垢フローリングの居心地のよい空間を体験してみてくださいね。
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