TOMOS 中野で暮らす
1K(18.63㎡)
写真家・ライターの大山顕さんに、ちょっとおもしろい撮り方で、無垢床リノベーション「TOMOS」のお部屋と住んでいる人の「平面図」を撮ってもらうシリーズ。
今回は、インテリア関係のお仕事をしていらっしゃる林さんご夫妻のお部屋を訪問。キッチン、そしてリビングの大きな棚には、おふたりのお気に入りがたくさん。整っていて、暮らしやすい、とても快適そうな暖かいお部屋でした。
(編集部)
text & photo : Ken OHYAMA
お会いして最初に思ったのは「だんなさん、良い声だな」ということ。今回おじゃましたのは林さん夫妻の部屋。その良い声でおっしゃるのだ「前住んでた部屋より1000倍快適です」と。この「1000倍快適」発言、何度も強調されているのがすてきだった。かなりこの部屋が気に入っているんだな、と聞いているぼくもなんだか幸せな気分になる。気に入っているものの話を聞くのは楽しい。
明るくてとても居心地のいい部屋。ぼくもここに住みたい!
そして実際、これがまたすてきな部屋なのだ。冒頭の平面図写真を見てもらうと分かるが、ちょっと変わっている。細長い。玄関から奥に長いレイアウトはマンションなどによくあって珍しくないしおもしろくないが、この部屋の細長さは独特でキュートだ。なんといっても3面窓である点がすばらしい。「庭もあって、とても陽当たりがいいんです」と奥さま。引っ越してきたのは2017年4月で、まだ半年ぐらい。
お気に入りのソファとローテーブル。餅を伸ばすために使っていたのし板を天板に再利用したものだそうだ。いい。すごくいい。「いつもこのソファにいます。すごくこの場所が気に入ってて」「そこでよく寝てるよね」
元もと仕切られていた間取りがリノベされてキッチンからリビングまでが一続きになっているわけだが、すごいと思ったのは「素材/色によってやんわり仕切られている」という点だ。平面図写真をもう一回ご覧頂きたい。画面右のキッチンサイドは白い。対して左のリビングは、木。これによって一続きの空間でありながら、なんとなく「居場所」がつくられている。
「キッチンがステンレスじゃなくて白いのも気に入ってます」
「キッチンの反対側に棚を置けたのも良かった。作業しやすいです」食器や調理器具などが見える状態で置かれているすてきだ。
林夫妻、ただものではないな、と思って聞いてみればやっぱりご職業がインテリア関係とのこと。プロの仕業というわけだ。納得。
すてきだ。どうやったらこんな風にかっこよく整頓できるのか。
棚の上の壁に飾られているものたちもかわいい。
このキッチンエリアとリビングエリアの巧みな区分けに関してはもう一つ。上の写真にあるように、キッチンのすてきな棚の上にはキュートなものたちが飾られているのに対し、一方、リビングの壁はあえて何も飾られていないまっさら。この対比もそれぞれの空間を性格づけていると感じた。巧みだ。
リビングのほうの壁。いさぎよいまっさらぐあい。そしてよく見るとハケの跡が。
この壁、「塗料用のクロスにしてもらって、自分たちで塗りました」とのこと。ハケの後が良い感じのテクスチャになってる。「これがけっこうたいへんで。6度塗りぐらいしてます。夜中2時頃までふたりで塗ってましたね」
内見のときは、まだリノベーション完了前で、床も仕上がっていないような状態だったが「図面もらってそれでだいたい感じはつかめてました」とのこと。すごい。尊敬しちゃう。ぼくも多少設計・製図勉強した身だが、図面から空間を思い浮かべる(その逆も)のがほんとうに不得意で挫折した。どうも3D能力が乏しいらしい。だから写真撮る人間になったのかもしれない。平面だから。
そんなぼくがびっくりしたのは、リビングにある棚のサイズのぴったりぐあい。これはご夫妻もびっくりしたそう。
「ぴったりすぎて置くのがたいへんだったぐらい」ほんとうに気持ちの良いジャストサイズ。偶然だそうだ。
そしてこの棚の収納(というかディスプレイ?)がすてきすぎる。
ダルマたち。かわいい。
ごちゃごちゃになりがちな(少なくともぼくの場合はそう)本・雑誌類もすっきり。
そんな中、目を引いたのがこの板と角材。
すっきりとはいえ、棚にあるものがすべて実用的なものばかりかというとそんなことはなくて。たとえば上の写真にある木材。きけば素材としての木に惹かれていて、同好の士の集まりに参加したりもしているとのこと。
あと、よく見たら棚の中に棚があるではないか。仕事で模型つくるんですか? ときいたところ「いや、なんとなくつくりたいなと思ってやってみたらできた」とのこと。天才か。
本連載で何回書いたか分からないが、この部屋、見習いたい。空間づくりもさることながら、キッチンの棚といいこの棚といい、かっこよすぎる。どうやったらこんなふうにすてきな部屋になるのか。まず大前提としてものが少ないからだな。ぼくぜんぜんもの捨てられないからなー。これも毎回言ってるけど。
などと言っていたら「うちも隠しているものたくさんありますよ」と奥さま。
引き出しの中にちっこい恐竜たち!
「高校生のときに恐竜のガチャガチャがあって、それではまりました」という奥さま。恐竜かっこいいですよねえ。「でも仕舞われちゃうんです」とのこと。だんなさんのジャッジによりディスプレイのお許しが出ないそうだ。えー、恐竜かわいいのに!「これは二軍です」とだんなさん。えー。
かわいいのに。
ということで、恒例の「集めているものを並べる」は「木」になりました。「とくに集めてるという意識はないんですけど……」といいながらテーブルに並べてもらったら、これがけっこうな量。
角材から器、グッズまで各種木素材のものがずらり。
「こうしてみるとけっこうありましたね」とおふたり。これでもまだ一部だそうだ。
「これは木だから並べてもいいよね!」と恐竜クラフトグッズを取り出す奥さま。いいぞいいぞ!
レイアウト、空間づくりと色、ディスプレイ、そして素材への関心。あらためて、インテリアの世界にはいろいろなスケールと種類の要素が含まれているのだな、と思った。
小鳥が好きだというだんなさん。冷蔵庫の上や出窓などにかわいらしくいらっしゃる。「恐竜は鳥の祖先ですよ!」と恐竜の一軍昇格の後押しをしておきました。今後の林家の棚の動向に注目。
大山 顕
写真と文:大山 顕
“ヤバ景” フォトグラファー / ライター。1972年11月3日生まれ。住宅都市整理公団総裁。出版、テレビ出演、イベント主催などを行う。「”ヤバ景”って何?」「”総裁”っておおげさじゃない?」など各種ご興味がわいた方は OHYAMA Ken.com にいってみてください。
Twitter (@sohsai)/Facebook
(最後にもう一度編集部から)
グッドルームのオリジナルリノベーション「TOMOS」のお部屋は、東京・大阪・名古屋・福岡で、毎月10~20部屋登場します。社員も気に入って住んでいる者が多い、無垢フローリングの居心地のよい空間を体験してみてくださいね。
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