恵比寿を堪能する
1R(27.44㎡)
毎日手にとるものだから、こだわって選びたい器と台所道具。料理と食事を楽しくしてくれるような逸品の揃うお店をたずねます。
今回おじゃましたのは、神宮前の小さな路地に佇むギャラリー&ショップ、「shizen」。ずっと大切にしたくなる器が見つかるお店です。
text : Miha Tamura / photo : Takuya Kanai
「shizen」は、青山にある「うつわ楓」の姉妹店。千駄ヶ谷〜原宿の間、カフェやアパレルショップが集まる、お散歩の楽しいエリアにお店があります。地図を頼りに、大通りから1歩進み、小さな路地の奥をのぞくと、なんとも趣のある一軒家が待っていました。
小さな路地の奥にある、素敵な一軒家。ワクワクしながら暖簾をくぐります。
リノベーションされた店内。畳敷きの1階には、靴を脱いであがります。
天井を抜き、梁を見せた2階は雰囲気たっぷり。年に何度か展覧会も開催しています。
ディスプレイのひとつひとつが印象的で、魅入ってしまいます。
お話を聞かせてくださったのは、店長の刀根弥生さん。「shizen」の品揃えは、すべて刀根さんが担当されています。
「いろいろなものを取り混ぜるのが好きで。モダンなものや、絵つきのものなど、幅広く選んでいます」
マグカップや、お椀など、用途や形ごとに並べられた器は、色やかたち、質感まで、様々なものが揃えられています。
きれいな黄色が印象的な鍋は、小川佳子(おがわよしこ)さんのもの。直火やオーブンでも使えるということで、寒い季節に大活躍しそう。
こちらは、大井寛史(おおいひろし)さんのコーヒーカップ。洋食器も多く扱います。
選ぶ器は、「こういうふうに使ったらいいんじゃないかというイメージがたくさん浮かぶうつわ」が多いという刀根さん。
「最近では、朝食がご飯とお味噌汁とは限りません。今の暮らしになじんで、なるべくたくさん使ってもらえる器がいい、という思いがあって。作家さんも若い方が多くて、その人たちのライフスタイルの中で、ほしいと思った器が自然と多くなって。いろいろなものが見られるようになってきています」
最近では、どこにいても好きな土、好きな釉薬を取り寄せることができるので、身軽に、自由に作陶する作家さんが多くなっている、というお話を聞いて、なるほど、と思いました。そうやって自由につくられているものだから、「自然と手に取りたくなるもの」「好きなもの」を自由に選んでほしい、といいます。
ひとり暮らしのスタートなど、これから新生活を始める方へのおすすめをお聞きすると、「まずは、ワンプレートからはじめてみるのはどうでしょう」と教えてもらいました。
それ1枚で食卓の主役になりそうな、印象的なお皿がたくさん。
「ワンプレートだと、すごく登場回数が多いですし、目に入る面積が広いので、テーブルの雰囲気もだいぶ変わって、満足感もあると思います。
いろいろあれもこれも、と考えると大変なので、まずは大きなプレートを1枚、2枚と買ってみて、それに次は、ご飯茶碗を、など、と足していくのがいいかもしれませんね」
なんにでも使えそうな、大きな丸いお皿はもちろん、楕円や長方形のものもおすすめ。変形のものがあると、ちょっとこなれた感じになるし、場所をとらないので、スッキリ使えて、収納にも便利です。
なんとも印象的な色合いの楕円のお皿は、平野日奈子さんのもの。「白い器に載せるのとまた違った映え方をするので、食材との取り合わせも楽しめますね」
白石陽一さんの真四角の器は、和にも洋にも合いそうなスキっとしたデザイン。
「人が手を動かして作った器って、たとえば出来合いのお惣菜を盛りかえるだけでも、気持ちが癒されます。自分が大事にされているような気持ちになるんですよね」
とお話してくださった、刀根さんの言葉がとても印象的でした。
ひとつひとつ「こんなふうに使いたい」というアイディアが浮かぶような器がたくさん揃う、shizen。自分や大切なひとのために、ちょっといいものを選んで、長く大事に使いたいな、という想いが湧いてきました。
shizen
東京都渋谷区神宮前2-21-17
03-3746-1334
営業時間 : 12:00〜19:00
定休日 : 火曜日 (他 年末年始休み)
http://utsuwa-kaede.com/shizen/
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