閑静で、モダンで
1LDK(43.32㎡)
中目黒の高架下を利用して、ぞくぞくと個性的なお店がオープンしている「NAKAME GALLERY STREET」。その一角に、「発酵する暮らし」をコンセプトとするユニークなライフスタイルショップ、「85 [ハチゴウ] 」があります。環境にも、健康にも良い製品を取り揃え「環境と人に優しい暮らし方」を提案する、おしゃれな店舗におじゃましてきました。
text : Miha Tamura / photo : Takuya Kanai
「素敵に暮らすひとの器とキッチン」で登場した、mi* さんのお部屋。お気に入りの器の購入先として、中目黒の高架下にあるショップ「85 [ハチゴウ] 」を教えてもらいました。ちょっと変わったお店の名前が気になって調べてみたら、その名の通り「発酵する暮らし」がキーワードのライフスタイルショップということ。興味津々で、早速お伺いしてみました。
高架下の小さなスペースにオープンしたお店ですが、中は広々と明るい印象です
お店の奥に、こだわりのタイルが敷き詰められたひときわおしゃれな空間が。ここが「Hakkou Room」。
年間を通して温度管理された空間で、お客様オリジナルのぬか床を預かる「マイぬか床サービス」を提供しています。
85 [ハチゴウ] を運営するのは、もともと内装を手がけている会社。2017年3月にオープンした店舗は、さすが什器や照明、タイルなど、細かい部分までとってもおしゃれで、居るだけでワクワクしてくるような空間です。内装の会社から、ライフスタイルショップへ。そこには、代表の方の強い思いがあったそうです。
「小さい頃におばあちゃんの家で食べた、ぬか漬けや白菜の漬物に、強く思い入れがあって。自分の体調を回復するのも、子どもとのコミュニケーションツールとしても、ぬか床が役に立ったという経験があって、そのぬか床を継承していこう、という気持ちからサービスをスタートしました」
お話を聞かせてくださったのは、広報の末次さんと店長の宇井さん。
マイぬか床サービスは、お客さんと一緒に作ったオリジナルのぬか床を、温度管理のされた「Hakkou Room」で預かってもらえるという、とてもユニークなもの。
「ぬか床って、始めるのにもちょっとハードルが高かったり、途中で失敗しちゃったり、お仕事が忙しかったり出張があったりすると毎日の管理も結構難しくて。このサービスでは、最初の材料や容器もすべてお店で用意しますし、毎日かきまぜたり、野菜を漬け込むのもお店のスタッフが行いますので、とても喜ばれています」
漬け込む野菜も、仕入れるタイミングでスタッフの方から連絡がもらえ、取りに行く時間をお知らせすればそれに合わせて漬けておいてもらえるそう。すごく便利!残念ながら、とても人気で現在は定員いっぱいだそうです。
漬け込む素材や、環境、お客様ひとりひとり違う常在菌(※スタッフの方は手袋を利用します)によっても、味や香りもどんどん変わるというぬか床。ペットを育てるような楽しみがあるといいます。
お家でぬか床を始めたい、という方には、宮崎の漬物屋さんが作る「熟成ぬか床」が人気。通常、半年ほどかかる菌を育てる行程がいらず、すぐ始めることができるそうです。
「Hakkou Room」には、ほかにも、数が少なく他ではなかなか手に入らないものなど、発酵食品を中心にいろんな食材がずらり。
こちら白の容器に入っているのは、味噌。東京で扱っているのはここだけという味噌もあります。
アイスクリームをすくうスクープで「1玉(50g)」単位で量り売りしてくださいます。ひとり暮らしでも、いろんな種類の味噌を食べ比べしてみることができますね。
85[ハチゴウ] が取り扱う商品は、食品だけではありません。
環境や、健康に良いライフスタイルを提案できるものとして、器やカトラリーなど食にまつわるものから、ベビー用品、文房具、アクセサリーなど、さまざまな分野の「よいもの」が揃います。
たとえばこちらは、お米からつくられたエタノールでできている「FERMENSTATION」の消臭スプレー(左側)と、アウトドアスプレー(右側)。
お風呂に貼るだけでカビを予防する、バイオラボの「ウォールステッカーバス」。
どちらも、お米を発酵させて作ったエタノール、大学との共同研究で発見した微生物(バイオ)が使われているなど、環境に配慮して作られた製品です。
EcoSoulifeの竹やもみがらで作られたお皿やカップは、そのまま土に還すことができるエシカルな商品。キャンプ用品としてだけでなく、日常使いにも人気があります。
スウェーデン生まれの「Humble Brush」は、深刻なゴミ問題を生み出すプラスチック製の歯ブラシに対抗するため生まれた、竹製の歯ブラシ。さらに、歯ブラシが1本売れるごとに歯ブラシ1本、または同額分がNGO団体に寄付されます。
竹製の歯ブラシは、手に馴染んで持ちやすく、また磨きやすさも考慮されています。
環境に良い、だけでなく、人の暮らしにとってもちょっと嬉しい。そういうものが揃っているのが 85[ハチゴウ] の特徴なのかな、と思いました。
85[ハチゴウ] に揃うアイテムの、キーワードのひとつは「経年変化」。
「ものづくりをしっかり行っているブランドであったり、オーガニックなものであったり。
経年変化を楽しみながら、自分たちが長く使えるものを中心に揃えています」
と店長の宇井さん。
店舗のカウンターにも使われているという「真鍮」を使ったカトラリーや文房具も多く扱います。「真鍮は、使い込むことで、酸化してだんだんマットな状態になっていきます。ポリマーで手入れする事でぴかぴかにもなります」
贈り物にも喜ばれる、寄木を使った積み木やおもちゃ。素材の違いで音が変わる楽器など、木の本来の色合いを楽しむ事ができます。
作家さんのものや、カラフルな美濃焼や、かいらぎのお皿など、器も多くあります。
「昔から、人の暮らしの身近なところに発酵があって。身近にあるちょっとしたものでも、丁寧に作られたものや、環境や身体にいいものを選んでもらう事で、ちょっと丁寧な暮らし方に興味を持ってもらえたらいいと思いますね」
と宇井さん。
ぬか床のサービスも、お店にある商品も、身近なところから気軽に始められるものばかり。長く、持続できる暮らし方を、ちょっとずつ、自分の毎日に取り入れてみたいですね。
発酵する暮らし85 [ハチゴウ]
〒153-0051東京都目黒区上目黒2-45-12
NAKAME GALLERY STREET内
営業時間 11:00-21:00 定休日 なし(年末年始は除く)
TEL 03-6452-3385
http://85life.jp/
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