single.php

色と質感で整える。1K 28㎡ 一人暮らしのインテリア

私らしく暮らす。賃貸インテリア Vol.418

シェア
色と質感で整える。1K 28㎡ 一人暮らしのインテリア

賑わう大通りから少しだけ離れた、1Kマンション。この部屋に住むanriさんは、「こもりたくなる空間づくり」をテーマに、インテリア選びからレイアウトまでこだわられています。限られたスペースの中でも、居心地の良い住まいになるよう楽しむ。感性と工夫が光る空間について伺います。

text & photo : Tsubottle

好きな色とインテリアに囲まれたひとり席

職場へはもちろん、飲むのが好きで、中心街に近いエリアを求めてアクセスの良いこの部屋に引っ越してきたというanriさん。「職場に歩いて通える距離に住みたくて」と話す彼女ですが、決め手になったのはそのアクセスだけではありません。

なんと、職場の推しの先輩が住んでいるマンションに偶然空きが出たという情報を聞き、「これはもう住むしかない」と、即日内見・即決したのだそう。
そんなエピソードから始まった新居ですが、今では休日の時間は外に出たくなくなるほど、おうち時間が気に入っていると話します。なかでもanriさんが最も長い時間を過ごしているのが、パントンチェアとサイドテーブルを置いたリビングのひとり席です。
「小さなカフェの一人席」をイメージしてつくられたこのスペースでは、noteを書いたり、読書をしたり。「ここに座ると気持ちが落ち着くんです」と話す彼女の表情から、この空間の居心地の良さが伝わってきます。
お気に入りのパントンチェアは、20代後半を迎えた自分へのご褒美として選んだアイテム。丸みのあるフォルムに一目惚れし、好きなブルーの中でも特に発色の美しいものをインスタで探し出したのだそう。
「青って意外と出回ってないんですよ」と色へのこだわりを語るように、同じく色味とフォルムで選んだKITのサイドテーブルもありました。

「色は3色まで」を自分のルールにしているanriさんらしい、絶妙なバランスとこだわりがそこにありました。

植物と光を取り込む、窓際のグリーンスペース

リビングの奥、窓際に設えられたスペースは、もうひとつのお気に入り。“植物が主役”の舞台のように、窓辺やドローアラインに置かれたグリーンたちが、日の光を受けて静かに揺れています。
「ベッドを奥に寄せたこともありましたが、部屋の形が斜めで収まりが悪かったんです。そのデッドスペースを上手く使いたいと思いました。」

「スペースを有効活用するためのきっかけとなったのは、知人に勧められて知った「ドローアライン」の存在。縦方向に突っ張るポールは1Kのような限られた空間でも場所を取らず、空間を立体的に活用できるアイテムです。
「ずっと気になっていたスペースでしたが、ドローアラインを置いたことで『ここ、いいじゃん』って思えるようになりました。」お気に入りのグラスやルームスプレー、植木鉢などが並びます。
また隣に飾られたアートは空間全体の引き締め役。「部屋全体は寒色系でまとめていますが、ポスターの存在感がちょうど良いアクセントになっています」と話すように、anriさんのこだわりの色味は細部にまで感じられました。
住み始めてから少しずつ増やしていったという植物はまだまだ発展途上。今では「もっと大きな幹の太い植物も欲しい」と話すほどの愛着ぶりで、次に狙うのは“かっこいいやつ”なのだとか。

暮らしの中心にグリーンがあるその佇まいには、癒しと活力の両方が感じられました。

3色ルールと模様替え。自分の好きを表現する

「インテリアは、色と質感で整える」。anriさんの部屋づくりには、はっきりとしたルールがあります。「色は基本3色まで」と決めており、メインは緑・青・白。そこに差し色として、黄色のIKEAのキッズチェアや、赤味のある時計などを加えています。

「以前は韓国っぽい雰囲気の部屋でしたが、今回は緑をはじめ“色を入れる”をテーマにガラッと変えてみたんです。」
ミッドセンチュリーテイストのインテリアを選ぶようになったのも、インスタグラムでの情報収集がきっかけ。気になる投稿から家具ブランドを調べ、デザインや色味を比較して、自分の理想に近いものを探しているそうです。
「毎日目に入るからこそ、一生ものと思えるアイテムを選びたい。」流行に流されるのではなく、じっくりと自分の“好き”を確かめながら部屋づくりを進める姿勢が印象的でした。

気分転換に模様替えを取り入れるのも習慣のひとつだと話すanriさん。「今のレイアウトで8〜9割完成してますが、時々変えることで気持ちがリフレッシュできるんです。」食事をするスペースと、ご褒美時間を過ごすスペースとで机を使い分けるなど、スペース毎に役割を持たせているのも特徴的でした。

次に住むなら、1LDKで空間が分けられるお部屋が希望。部屋ごとにテイストを変えて楽しんでみたいのだそう。

「自分が自分らしくいられる空間づくり」は変わらず大切にして、色の選び方も、家具の配置も、どれも“好き”を軸に考え抜かれているanriさん。

居心地の良さを大切にした今のお部屋は、自身にとって住まいを考えるきっかけとして、また次の住まいにも繋がる大切な空間になっていました。

anriさん(@anri.1214)のInstagramアカウントはこちら
https://www.instagram.com/anri.1214/

リノベーション賃貸「TOMOS(トモス)」って、どんな部屋?

賃貸だと、満足のいくお部屋探しができないと思っていませんか。
TOMOS(トモス)は、賃貸でも心地よく暮らせる、ありそうでなかった「ふつう」のお部屋ブランドです。

ほんものの木でつくられた床は、さらっとした肌ざわりや、ふわっと広がる木のにおいが楽しめます。
また、革ざいふのように、使い込むほどに色合いやツヤが変化していきます。

五感で楽しむ。時間とともに育てる。住めば住むほど、いとおしくなる。

「ふつう」なのに、どこにもない。
ちょっと特別なTOMOSのお部屋に暮らしませんか。

TOMOSのお部屋一覧はこちらから
東京・神奈川・埼玉・千葉大阪・神戸・京都名古屋福岡広島札幌

初期費用ナシ・おしゃれな家具・家電付きの「goodroom residence」

「goodroom residence」は、1ヶ月単位で契約できる goodroom の マンスリー・シェアレジデンスです。

goodroomがセレクト・造作した家具が揃っているため、新たに購入する必要がありません。一部施設では水回りやキッチンが共有ですが、その分掃除はgoodroomにお任せ!仕事やプライベートに時間を費やせます。

また、広々としたワークラウンジから、サウナやカフェまで、賃貸とは違い共有部が充実しているため、仕事・プライベート共にいろんな過ごし方が実現できます。

賃貸とホテルの中間のような、新しい住まいのサブスク。これまでにない、もっと自由なお部屋探しを始めてみませんか?

 

Tsubottle(つぼとる)

Tsubottle(つぼとる)

福岡県出身。アメリカはポートランドで写真を始め、京都・東京・福岡を中心に全国へ素敵な住まいと人の物語を記録と記憶に残しながら旅をする写真家。あなたのお住まいにもぜひ。コーヒー、ビール、美味しいご飯があれば、どんな場所でも幸せに暮らせるタイプです。
Instagramはこちらホームページはこちら

シェア
色と質感で整える。1K 28㎡ 一人暮らしのインテリア
この記事を気に入ったら
いいね!しよう
twitterで購読

関連記事

私らしく暮らす。賃貸インテリア Vol.413

遊び心とアイデアを詰め込んだ27㎡ワンルーム。一人暮らしのインテリア

SNSクリエイター、カフェ店員、そしてカメラマンとして活躍するMamiさんが暮らすのは、築10年、27㎡のコンパクトなワンルーム。海外の住まいのような雰囲気が漂う、Mamiさんの自分らしいインテリアと暮らしのアイデアを伺いました。 …

私らしく暮らす。賃貸インテリア Vol.408

好きなものを集めてつくる、私だけのワンルーム。8.5畳、一人暮らしのインテリア

セレクトショップのバイヤーとして働くうっちーさんが暮らすのは、8.5畳のワンルーム。「初めてのワンルームで最初はどうつくればいいかわからなかった」という空間は、旅先で出会ったアイテムや、店頭で選んだ家具たちで、少しずつ今の空間へと磨かれていました。自分らしい選択を重ねてできあがった、シンプルで心地よい一人暮らしの住まいを紹介します。 …

spacegray
main_copy
sub_copy
goodroom