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古道具や植物に囲まれた空間で、自分らしく暮らす。3LDK 70㎡ 二人暮らしのインテリア

私らしく暮らす。賃貸インテリア Vol.416

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古道具や植物に囲まれた空間で、自分らしく暮らす。3LDK 70㎡ 二人暮らしのインテリア

kajikoさんが暮らしているのは、築20年のメゾネット型の社宅。「内見ができず、間取りだけで決めましたが、結果的に快適な暮らしが叶いました」好きなものを詰め込んだ空間で、ゆったりと過ごすkajikoさんの暮らしを紹介します。

text & photo : Tsubottle

「好き」を詰め込んだ心地よいリビング

家にいる時間の9割を過ごすというリビングは、kajikoさんにとって「至福の場所」。ソファでゆったりとNetflixやYouTubeを楽しんだり、ご主人からプレゼントされたTivoli audioでラジオや音楽を聴きながらくつろいでいます。

「インテリアとしても素敵で、もらって5年経った今でもお気に入りです」とTivoli audioの魅力を語ります。
さらに、空間全体の調和を崩さないよう、新しいアイテムを迎えるときは常に慎重に。ひとつものを増やしたら、ひとつ減らすルールを設けて、好きなものだけが残るよう心掛けているそう。
ペジテのオンラインショップで購入した古家具の食器棚もお気に入り、お部屋を大きく変えるきっかけとなったインテリアだそう。
「以前からペジテの食器棚が欲しかったんです。実物を見ずに寸法だけを頼りに決めましたが、飾り棚兼食器棚としてお気に入りの食器を見せて収納でき、視界に入ってもノイズにならないデザインが気に入りました。」
「食器棚を置くようになってから、床がどうしても合わないと感じるようになり、床も全体的にフロアタイルを敷いてお部屋の印象を大きく変えました。」
お気に入りは見せて楽しみつつ、リビングの過ごしやすさを向上させるため。電源タップをソファ周りに集約し、スマホやパソコンの充電などを全て手の届く範囲で完結させています。
小さなアイテムやコード類もかごにまとめ、見た目もスッキリ。
植物を点在させて緑を楽しんだり、気分に合わせて小物を入れ替えたりと、こまめなレイアウト変更も楽しんでいるというkajikoさん。

各所に置かれた小物たちから、こだわりをたくさん感じるリビングスペースでした。

デザインと統一感を意識した、見せるキッチン収納

リビングと隣り合うキッチンは、空間が分断されることのないように、色合いやアイテムを合わせることで、繋がりが意識されています。

「キッチン用品も、できるだけ見せる収納を意識しています。コーヒー道具など、機能とデザイン両方で選んだアイテムが揃っています」
夫婦ともに料理をするため、使いやすさも欠かせないポイント。キッチンの背面には、サイズを合わせて選んだ収納棚を設置し、日常の使いやすさと見た目の美しさを両立させています。
また、キッチンスペースは植物の水やりも兼ねています。植物たちは個性的な鉢に植えられており、毎日の水やりを楽しみながらキッチンに彩りを添えています。
各壁面には、無印の棚を取り付け、見た目と使いやすいキッチンを両立されていました。
さらにカトラリーの収納にもユニークな工夫が。植木鉢をカトラリー収納として活用。
その下には木口木版の版木として使用していた桜の木を、カトラリー置きとして使っています。独特な雰囲気を演出しています。

キッチン全体を統一感のあるカラーとテイストでまとめつつ、使いやすさも追求し、日々の暮らしを豊かにしてくれていました。

暮らしに馴染むアイテム選びのコツ

kajikoさんは、新しいものを選ぶとき「自宅の空間に馴染むか」を大切にしています。「作家ものや一点もの、ヴィンテージアイテムなど、自分が心惹かれるものを選びますが、購入前には必ず置き場所をイメージします。特に大型家具はミリ単位で測って入念に計画を立てていますね。」

一方、旅先で出会った小物は「一期一会」を大切に、フィーリング重視で購入。「気に入ったものは直感的に家に迎え入れます。自分が好きなもの同士は、基本的に相性が良いと信じています」と笑います。
また、新しいものを一つ増やす場合は、必ず何か一つを手放すというマイルールを設けているそう。「理想はシンプルで丁寧な暮らしなので、なるべく物が増えすぎないようバランスを保っています。少しずつ暮らしを整えながら、好きを楽しんでいます」
過去にはサイズ感やイメージが合わず、一瞬失敗したかと思ったアイテムもあったそうですが、それでも無理やり空間に馴染ませたり、他のものを動かして調整するなど工夫を凝らしています。
こうした試行錯誤も楽しみの一つ。「失敗を失敗で終わらせないようにしています」と語るkajikoさんのアイテム選びには、自分の好きなものへの深い愛情と責任感が感じられます。

現在の住まいはあと1年ほどで退去予定。次に住む一軒家はスキップフロアを取り入れたこだわりの空間になるそう。

「今のお気に入り家具をベースにしつつ、新たなインテリアの配置やテイストも取り入れていきたいです。欲しいソファもあるんですが、家が落ち着いてからの楽しみにしています。」

好きを追求しつつ、ゆっくりと暮らしを整えていく。そんなkajikoさんの住まいには、豊かな日常のヒントが詰まっていました。

Kajikoさん(@kajiko_san)のInstagramアカウントはこちら
https://www.instagram.com/kajiko_san/

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Tsubottle(つぼとる)

Tsubottle(つぼとる)

福岡県出身。アメリカはポートランドで写真を始め、京都・東京・福岡を中心に全国へ素敵な住まいと人の物語を記録と記憶に残しながら旅をする写真家。あなたのお住まいにもぜひ。コーヒー、ビール、美味しいご飯があれば、どんな場所でも幸せに暮らせるタイプです。
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