静かな集中、整う時間
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少ないもので暮らすシンプリスト・ミニマリストが、部屋をすっきりと整えるコツと工夫を紹介します。今回は、2DK・築39年の築古賃貸アパートで一人暮らしをされているようさんに、服を増やしすぎないための「服選びのルール」についてお聞きしました。
text & photo : よう
服や靴などは、自分の定番を決めています。
基本は、コーディネートを考えなくてもいいワンピース(ズボンはほとんど穿きません)。スカートにトップスを合わせる日も。スカートはタイトスカート、トップスは白のものが多いです。
自分では、「ワンピースの人」「タイトスカートの人」「白いトップス多めの人」「厚底靴の人」というよう定番スタイルをいくつか決めています。

会社勤めをしていた20代の頃は、毎月ファッション雑誌を読むのが楽しみでした。その後、長男が生まれて家庭に入ってからは一転。デニムとTシャツばかりの生活になり、おしゃれとはかけ離れた毎日になりました。下の子が小学生になって仕事を再開してからも、出勤するときはエステサロンのユニフォーム、休日は相変わらずデニムでした。
50歳手前の時、自分のエステサロンをオープンしたことで、毎日私服で通勤することになりました。そこで初めて、「私、何を着たらいいんだろう?」という悩みが。思えば、長男が生まれてから24年間のブランクがありました。
そんなときにたまたま「私服の制服化」というのを知りました。「着るものをある程度決めてしまえば、服選びに悩まないかもしれない」と思ったのがルール導入のきっかけです。

定番を決めてしまうことで、毎朝の身支度の時に「今日は何を着よう?」と悩む時間もぐっと減りました。
買い物も、自分の定番が決まっているからこそ、「本当に今の自分に必要?」と考えられるようになりました。
バッグは基本的に毎日同じもの。ナイロンの斜めがけバッグを使ってます。夏はカゴバッグを持つこともあります。
アクセサリーも最小限で、普段はお気に入りの同じピアスを毎日。お出かけのときは、決まったピアスとネックレス、指輪をつけます。

約6年前、今の家に引越してくる前に大幅な断捨離をした時、バッグや靴、アクセサリーも、気に入ったものだけに厳選しました。
大量のものを処分してみて初めて、「持たない暮らしって、こんなにラクなんだ」と実感。それ以来、身につけるものも「お気に入りを少しだけでいい」と思うようになりました。

以前の私なら、「もっといろいろ持っていたい」と思っていました。「まだまだ足りない、もっと欲しい」とも。笑
でも今は、たくさんの選択肢を持つよりも、「これが好き」と思えるものを少しだけ持っているほうが心地いいと感じるようになりました。
「これを身につけて一日過ごして疲れないか?」という基準で選びます。
服なら、重くない、動きやすい、汗が目立たないこと。バッグなら、軽いこと、肩にかけられること、ある程度大きいこと。重いアクセサリーも自然と選ばなくなりました。
特に靴は、10年ほど前から足裏の痛みがあることもあり、履いていて痛みが出にくいものを残していった結果、日常使いの靴は今の厚底の7足に落ち着きました。

以前は「おしゃれだから」「好きだから」という理由だけで選んでいましたが、年齢を重ねるにつれて、自然と「自分が心地よく過ごせるか」を大切に思うようになったのがきっかけです。
「おしゃれのために我慢する」のではなく、「心地よく過ごせることも、おしゃれの大切な条件」。そんなふうに考えられるようになりました。

「持たない暮らしを始めたこと」と、「年齢を重ねたこと」。この2つが、私のファッションを大きく変えたように思います。
この先、さらに年齢を重ねれば、また似合うものや好きなものが変わっていくかもしれません。今はモノトーンの服が多い私ですが、きれいな色の服を素敵に着こなしている方にも憧れます。
定番はあっても、ずっと同じでなくていいのかなと。そのときの自分に合わせて少しずつ変化させながら、これからも自分が心地いい距離感で、ファッションと付き合っていけたらと思っています。
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