TOMOS わがままだっていいじゃない
1R(18.1㎡)
都内の喧騒から切り離されたような静けさが広がる、築古マンションの屋上。ここが、松下さんの暮らしの舞台のひとつです。建築家とともに作り上げた真っ白な空間は、時間や天気によってさまざまな表情を見せ、訪れるたびに新しいインスピレーションを与えてくれます。
text & photo : Tsubottle
20㎡のワンルームは、視界を遮る建物がなく、ぐるりと広がる空と街並みを独り占めできる特別な場所。メインの自宅とは別に、「自分のためだけの部屋を持ちたい」との思いから借りたこの部屋は、改装も転貸も自由という稀有な条件の物件でした。
鳥の声、街のざわめき、そして時折聞こえる遠くの電車の音。そんな日常の音に包まれながら過ごすバルコニーの時間は、まるで都市と自然のあいだを行き来しているような感覚を与えてくれます。
室内のテーマは「夕焼けで染まる白い空間」。このコンセプトに欠かせないのが、大きな窓と、特注のカーテンです。
「遮光じゃなく、光を透かすカーテンにしたくて。夕焼けの色を部屋に取り込みたかったんです。」
この窓辺は、ただ景色を眺めるだけでなく、光を感じ、時間の流れを味わうための特等席になっています。
限られた20㎡という空間を快適に使いこなすために、松下さんは「見せる収納」を徹底しています。「隠すと存在を忘れちゃうんです。賞味期限切れになったり、同じものを買ってしまったり。だからよく使うものは見える場所にしまっています。」
太陽の動きに合わせて過ごす時間、窓辺やバルコニーから見える景色の変化、人と空間をシェアする喜び。この部屋には、暮らしを深く味わい、楽しむ要素が詰まっています。
「この部屋は自分だけのために借りたけれど、人を招いたり、イベントをしたり、ここでの時間を共有することで、もっと面白くなると思っています。」
白い壁と大きな窓に映る光は、時間の経過とともに違う色を見せてくれます。その様子が、この空間がまだまだ成長していくことを感じさせてくれました。
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「goodroom residence」は、1ヶ月単位で契約できる goodroom の マンスリーレジデンスです。
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Tsubottle(つぼとる)
Tsubottle(つぼとる)
福岡県出身。アメリカはポートランドで写真を始め、京都・東京・福岡を中心に全国へ素敵な住まいと人の物語を記録と記憶に残しながら旅をする写真家。あなたのお住まいにもぜひ。コーヒー、ビール、美味しいご飯があれば、どんな場所でも幸せに暮らせるタイプです。
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