TOMOS 「らしさ」があるよね
1K(17.07㎡)
お部屋の雰囲気を左右する、インテリア。1点大きなものを取り入れる方から、小さなものから少しずつ集めていく方まで。アンティーク家具に囲まれて暮らす方々のお部屋をご紹介します。
text : ASAKO SAKURAI
たくさんのお部屋を取材させていただいていると、造られてから何十年も経っているであろう、アンティーク家具で揃えられているお部屋によく出会います。
アンティーク家具は見た目の重厚感がある分、お部屋のどこにあっても存在感を放ち、お部屋への愛着も一層高まる不思議な魅力があります。
また購入してからしっかり手入れをしながら使用することによって、さらに愛着度も増し、世界でたった一つだけの「1点モノ」に育っていく過程も楽しむことができるのです。
いきなり大きなものを買うのは不安だけれど、小さなものから少しずつ試してみたい。そんな方は、買い替えのタイミングや蚤の市で一目惚れしてしまったタイミングなどのきっかけを頼りに、少しずつ買い足してみていくのはいかがでしょう。
アンティーク家具の魅力が感じられるお部屋をご紹介します。
「英国アンティーク」をテーマにしたダイニングには、天板をスライドして大きさを変えられるアンティークのエクステンションテーブルを。アーコールのウィンザーチェアと、シキファニチアの椅子を合わせて、全体の統一感を出しています。
部屋の隅にあるワークデスクはアンティーク。足のデザインも、大量生産の家具ではなかなか味わえない、個性的なデザインになっています。デスクとの雰囲気に合わせて、棚や照明の家具も揃えられていて、机に向かう時間に落ち着きを与えてくれそう。
お部屋の中でも一層際立った存在感を放つのが、この収納棚。お気に入りのファイヤーキングのカップなどを並べています。好きなものを好きなものに収納するって、すごく素敵な暮らし。天板部分には雑貨などを飾ることもできそうです。
使い勝手の良い場所に、棚板を細かく抜き差しできるのがポイントだそう。当初の想像通り、雑誌などの書籍だけでなく、お気に入りの雑貨なども自由に配置できています。かゆいところに手が届く利便性を兼ね備えた古道具ですね。
椅子一脚から始めるのもおすすめ。こちらは北欧インテリアデザイナーの巨匠ハンス・J・ウェグナー、アルネ・ヤコブセンデザインのもので、中古で少しずつ買い足されたとのこと。良いデザインの椅子は座り心地の良さとデザイン性の高さを兼ね備えているので、お部屋に一つあるといいですね。
歴史を感じる風合いが魅力的なヴィンテージのものをお部屋のインテリアに取り入れている方の事例。こちらのソファはカリモクのもの。トレジャーファクトリーやセカンドストリートなど、よく名前を聞くリサイクルショップで見つけてきたものが多いとのことで、古道具屋に詳しくなくても取り入れやすいポイントを教えていただき、驚きました。
少しテイストは異なりますが、こちらのクッションは海外旅行先で自分の琴線に触れた時に購入したというもの。国が違っても、自分の感性や理想の部屋のテイストに合うかどうか。アンティーク家具と向きあうことで、そんな審美眼も養われそうです。
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櫻井朝子
三宅朝子
goodroom journal 編集部所属。ライター、バーのママなど、いろんなことをしています。行ったことのない街に降り立つととにかく興奮する、街歩き大好き人間。最近リノベマンションに引っ越したばかりなので、街だけでなく、室内の住環境を整えていくことにも興味津々。部屋中無印。