「UR賃貸住宅」ってなに?ふつうの賃貸となにが違うの?
「長く、安心して暮らせるいいお部屋」を探している方におすすめしたいのが、UR賃貸住宅のお部屋です。みんなが抱えているお部屋の悩み、実はUR賃貸住宅なら解決できるかもしれません。 今回は、「UR賃貸住宅」って、普通の賃貸とどんなところが違って、どんなメリットがあるのか、グッドルームスタッフが解説します。 …
「長く、安心して暮らせるいいお部屋」を探している方におすすめしたいのが、UR賃貸住宅のお部屋です。みんなが抱えているお部屋の悩み、実はUR賃貸住宅なら解決できるかもしれません。
今回は、「UR賃貸住宅」のメリットとしてあげられる「初期費用がお得」というポイントについて、具体的にどのぐらい差があるのか、グッドルームスタッフが詳しく解説します。
text : Miha Tamura / 提供:UR賃貸住宅(初出:2020年1月)
東京の場合を例にとって、一般的な賃貸住宅に引越す場合の、初期費用の相場を確認してみましょう。
敷金は、退去の際の原状回復(お部屋を入居前の状態に戻す)の費用として、あらかじめ預けておくお金です。退去時、実際にかかった費用を引いて、入居者に返還されます。
一般的な賃貸住宅での相場は1ヵ月分。新築物件や高家賃帯のお部屋などで、敷金2ヵ月のところも。敷金ゼロというお部屋では、定額の「保証金」や「クリーニング費」が設けられていることが多いです。
礼金は、その名の通り物件のオーナーさんにお礼として支払うお金で、敷金と違って返ってくることはありません。一般的な賃貸住宅での相場は1ヵ月。周辺物件の相場に応じて決められることが多く、東京都内でも郊外エリアなどでは礼金ゼロのお部屋も多くなります。
仲介手数料は、物件の案内や契約手続きを行った不動産会社に払うもので、法律によって上限は「家賃の1ヵ月分(+消費税)」と決められています。
火災保険は、火災や水漏れなどのトラブルに備えて入居者が加入する保険で、加入が義務付けられていることが多いです。初期費用は約2万円、賃貸契約と同様、2年ごとなどに更新料を支払います。
万一、家賃の支払いが滞ってしまった場合などに備えて加入する保証会社の費用です。初期費用は家賃0.5ヵ月分が目安、こちらも2年ごとなどに更新が必要です。連帯保証人を立てられる場合でも加入が義務付けられている物件が増えてきています。
鍵の交換費用も、初期費用として入居者が支払うことが一般的です。通常の鍵で約2万円、ディンプルキーなど複雑な構造の鍵の場合もう少し高額になることがあります。
入居する月の家賃を前払いで支払います。月の途中から入居する場合、初月の日割り家賃+翌月分が必要になる場合があります。
これらの項目を足し合わせていくと、一般的な賃貸住宅で実際に必要な初期費用の相場は「家賃の5〜6ヵ月分」と言われます。
東京で、平均的な二人暮らしの家賃「13万円」で計算してみましょう。
・敷金 1ヶ月分 13万円
・礼金 1ヶ月分 13万円
・仲介手数料 1.1ヶ月分 13.13万円
・火災保険 約2万円
・保証会社初期費用 0.5ヶ月分 6.5万円
・鍵交換費用 約2万円
・前払い家賃 1ヶ月分 13万円
・初月の日割り家賃 マックス13万円
トータル 62.63万円 + 初月の日割り家賃(マックス13万円)
結構な貯金額が必要になりますね……いくらか返ってくるお金もあるとはいえ、気が重くなってしまう方もいるのではないでしょうか?
「UR賃貸住宅」は、都市再生機構(UR都市機構)という公的な機関が管理している住宅です。そのため、通常は不動産会社やオーナーさんに支払う「礼金」と「仲介手数料」が不要になります。
それに合わせて、UR賃貸住宅では保証人を立てる必要がありません。そのため、保証会社に加入する費用もゼロ。別途、保証金を用意しないといけないなんてこともありません。鍵交換費用もUR都市機構が負担するためゼロです。
また、前払い家賃・共益費も不要。つまり、必要な初期費用はあらかじめ預けておく敷金と、初月の日割り家賃・共益費のみ。シンプルで気持ち良いシステムです。
初月の日割り家賃分を加えても、UR賃貸住宅の場合の初期費用相場は「家賃の2〜3ヵ月分」。
二人暮らしの家賃「13万円」で再び計算してみましょう。
・敷金 2ヶ月分 26万円
・礼金 1ヶ月分 0万円
・仲介手数料 0万円
・火災保険 約2万円 ※任意ですがオススメ
・保証会社初期費用 0万円
・鍵交換費用 0万円
・初月の日割り家賃 マックス13万円
トータル 28万円 + 初月の日割り家賃(マックス13万円)
通常と比べて、かなりシンプルでお得感がありますよね。
賃貸のお部屋を退去するときは、敷金から原状回復費用を引いたものが返ってきます。
UR賃貸住宅のお部屋の敷金は2ヵ月。原状回復費用も多くかかるってこと?と、ちょっと不安に思った方。安心してください。
UR賃貸住宅の場合、退去時に「どこまでを入居者が負担するか」が明確に決められているため、不明瞭なお金を払う必要もなく、一般的な賃貸物件の場合と比べてもだいぶ安いことが多いんです。だから、安心して敷金を預けておくことができます。
お引越しシーズンとなる3/31までは、UR賃貸住宅でもお得なキャンペーンが実施されています。
最大2ヵ月分の家賃が無料となる「フリーレント」のお部屋や、5年間お得な家賃で住むことができる「キャンペーン家賃」のお部屋、敷金が「1ヶ月」となるお部屋など。
それぞれ対象の物件が決まっていますので、URのサイトで探してみてくださいね。
初期費用を抑えて安心して暮らせるUR賃貸住宅のお部屋。
浮いた分のお金で、とっておきの家具を買ったり、前から欲しかった家電を導入したり。新生活がますます楽しいものにできそう。
ぜひ自分にぴったりの部屋を見つけてみてください。
「それならURに住んでみない?」INDEX
Vol.1 「UR賃貸住宅」ってなに?ふつうの賃貸となにが違うの?
Vol.2 「UR賃貸住宅」を借りる時ってどうすればいいの?実際に見学しに行ってみました
Vol.3 「UR賃貸住宅」は初期費用がお得ってどういうこと?具体的にどのぐらい違うの?
Vol.4 「和室」をおしゃれに使いこなす方法を教えて!
Vol.5 「駅からバス」って、やっぱり不便?そんなこともないですよ!お得で便利なUR賃貸住宅の「バス近物件」まとめました。
Vol.6 在宅ワークなら「UR賃貸住宅がおすすめ」って、どんな理由?
Vol.7 一人暮らしでも「広い部屋に住む」メリットって?デメリットもあるの?
Vol.8 賃貸借契約の保証人ってなに?絶対必要なの?
田村美葉
田村美葉
グッドルーム・ジャーナル編集部所属。エスカレーターマニアというちょっと変わった肩書きを持っていますが、インテリアやリノベーションが大好きです。goodroon journal の取材を通じて、いつもたくさんのアイディアを教えてもらってます。