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誰にとっても心地よい「究極のスタンダード」に。「goodsauna & spa SAPPORO」のこだわりを聞いてみました

軽やかな暮らしのはじめ方 Vol.121

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誰にとっても心地よい「究極のスタンダード」に。「goodsauna & spa SAPPORO」のこだわりを聞いてみました

札幌・すすきのにオープンした、滞在型温浴施設「goodsauna & spa SAPPORO」。どのような思いで、札幌エリア最大級のサウナを作ったのか。サウナや建築に対する徹底的なこだわりやその背景について、プロジェクトメンバーにインタビューしてみました。

text:RYO ODA

2025年11月20日、札幌市中央区のショッピングモール「COCONO SUSUKINO(ココノ ススキノ)」の3階と4階に、グッドルームが手掛ける新たな温浴施設「goodsauna & spa SAPPORO」がオープンしました。

サウナは、数々の人気サウナをプロデュースしてきた「ととのえ親方」こと松尾 大さんが監修。水風呂の温度から壁の素材、導線に至るまで、綿密に設計されています。

また施設全体の空間設計は、建築家の隈太一さんがデザイン。「くつろぐ・ととのう・めぐる」というコンセプトを、施設全体で感じられるよう設計されています。

なぜこのような新しいサウナ施設を作ったのか。どんな思いでこだわったのか。「goodsauna & spa SAPPORO」のプロジェクトを担当する2名に、お話を伺いました。

伊藤さん

温浴・宿泊施設を運営するベンチャー企業を経て、2024年にグッドルーム株式会社へ入社。レジデンス、カフェ、サウナ、コワーキング事業等施設運営を中心に行う。現場運営のみならず、管理業務や新規開発も担当。

丸山さん

2025年にグッドルーム株式会社へ入社。現在は開発・サウナチームとして、新規拠点の立ち上げから既存拠点のブラッシュアップまでを担当。

オープン直前に、施設の壁を取り壊す。細部まで徹底したこだわり

──これまでもグッドルームはさまざまなサウナを作ってきたと思いますが、ここまで大規模で、かつ新しいサウナは初めてな気がしますね。

伊藤さん:今までもさまざまなプロジェクトでご一緒してきた関係者とタッグを組んだのがきっかけですが、札幌市の中央区エリアはサウナの激戦区なんです。

だからこそ、ただサウナを作るだけでは意味がない。こだわり抜いた、これまでにないサウナを作ろうという思いから始まりました。

── 具体的に、その「こだわり」はどのように決まっていったんですか?

伊藤さん: 最初から明確な完成図があったわけではなく、まずはチームみんなでひたすらアイデアを出していきました。

何を体験できる場所にしたいか、グッドルームとして何を目指していくべきか。そういった根幹の部分からたくさん考えていった結果、「くつろぐ・ととのう・めぐる」というコンセプトが出来上がったんです。

この世界観を体現できる施設にするために、とにかく可能な限りこだわりを詰め込みましたね。

伊藤さん:実はオープン直前になって、ラウンジの最も大きな壁をすべて取り壊したんです。

── 壁ごとすべて……?

伊藤さん:そうです。本来はゆるやかな円形で設計していたのですが、実際に完成したものはもっと角ばっていました。

緩やかな丸みが特徴的な、ラウンジの壁(画像右側)。

伊藤さん:スケジュール的にかなり厳しかったのですが、できることはすべてやる。

現場も騒然としていましたし、私自身もいろいろと覚悟しましたが……なんとか工事を間に合わせ、開業にこぎつけることができました。

あとはサウナ室のベンチ。直角にベンチが交わる部分も、ちょっと無理を言って丸い造形にしてもらいました。

細かい箇所にも丸みを取り入れることで、空間全体の印象が大きく変わります

── こんな部分まで!細部まで徹底していますね。

伊藤さん:今回は「めぐる」というコンセプトの通り、空気や熱、そして人の気持ちが滞りなく流れるような空間にしたかった。なので可能な限り「角」をなくし、「円」や「丸」を空間デザインに取り入れています。

角張っていない空間は、視覚的なノイズが少なくて、無意識のうちに身体の力が抜けるんですよね。そうやって無意識のうちにリラックスできる状態を作ることが、僕らが目指した「機能以上の体験」であり、没入感につながると考えています。

奇をてらわず、「あたらしいふつう」を楽しめるサウナに

── そこまでこだわり抜くと、サウナ自体もかなりマニアックなものになりそうですが、実際はどうなんでしょうか? 最近は「シングル(水温10℃以下)」の水風呂など、少し過激なサウナも人気だと聞いたことがあります。

伊藤さん: そこはあえて、奇をてらわないように意識しました。僕らが目指したのは、一部のマニアしか入れないようなサウナではなく、誰にとっても心地よい「究極のスタンダード」なんです。

「これからサウナを知っていく」という方が、初めてここに来て「サウナってこんなに気持ちいいんだ!」と気づけるような場所になったら嬉しいですね。いきなり水風呂が冷たすぎるサウナに入ったら、サウナを好きになってもらえないかもしれません。

なので、入りやすい16℃〜17℃に設定されている水風呂を用意したり、入り方のガイドを丁寧に掲示したりしています。

女性用サウナエリアに設置されている「羽衣水風呂」。冷たさを感じすぎず、最も深いととのいが味わえる「16.5℃」に設定されています。ととのえ親方こだわりの温度です。

── 新しさとスタンダードとのバランスが絶妙ですね。

伊藤さん:新しいけれど突飛すぎない、いつの間にか生活の一部になっているような「どこにもない、ふつう」を目指す。グッドルームの世界観があらわれていると思いますね。

厳選されたアメニティやフード。世界観をつくるためのこだわり

── サウナだけでなく、フードやドリンク、アメニティなども素敵ですね。

丸山さん:時間と手間をかけて選び抜いたので、ぜひ楽しんでいただけたら嬉しいですね。

丸山さん:アメニティ類やフード類は、単に質が良さそうなものを選べばいいわけではなく、コストのバランスも考えなければいけません。そして何より「ととのう。めぐる。北海道」というコンセプトや世界観に合っているかが重要でした。

なので会議室にサンプルをずらりと並べて、ひとつずつ、とにかく検証を続けていきましたね。使用感や味、香りはもちろん、デザインやパッケージが施設の空間デザインにきちんと溶け込むか、徹底的に議論しながら厳選していきました。

── 特にこだわったポイントはありますか?

丸山さん:コーヒーの選定には力が入りましたね。ネームバリューだけでなく、アメリカーノやラテなど、ドリンクの種類ごとにベストなコーヒー豆を選んでいきました。

そのため同じコーヒー系のドリンクでも、メニューによって味わいが大きく異なります。その違いも、ぜひ利用者のみなさんに楽しんでいただきたいですね。

作って終わりではなく、これからも育てていく

── オープンしてからの反響はいかがですか?

伊藤さん:ありがたいことに、たくさんのお客様に来ていただいています。でも、僕らが今一番大切にしているのは、お客様からの「声」なんです。

実は施設内にQRコードを設置して、「改善プロジェクト」としてお客様からのご意見を募集しています。オープンしてから1ヶ月半ほど経ちましたが、すでに230件以上のご回答をいただいていますね。

── 230件!すごい数ですね。

伊藤さん: そのすべてに目を通し、実際に「改善ボード」として施設内に掲示しています。

「ここの水はけが悪かった」というご指摘があれば、「こう直します」と回答を貼る。良い意見も厳しい意見も隠さずに可視化して、ひとつひとつを施設の改善につなげていく。

そうやってお客様と一緒に「goodsauna & spa SAPPORO」を育てていけたらと思います。

── 掲示するだけでなく、実際に施設に反映しているのがすごいですね。

伊藤さん: 実は1月の下旬、数日間休館してリニューアル工事を行うんです。オープンしてまだ2ヶ月なんですけどね(笑)。

実際に使ってもらって初めて分かる不便さは、どうしても生まれてしまいます。例えば床に水たまりができやすい場所があったり、シャワーの使い勝手だったり。

そういった細かいストレスを解消するための工事はもちろん、ととのいスペースにプロジェクターを設置し、より没入感を高めるようなアップデートも行う予定です。

── まさに「育っている」最中ですね。

伊藤さん: 建物自体は完成していますが、体験価値としてはまだまだ「未完成」です。

一度来たお客様が半年後にまた来たときに「あれ、なんか良くなってる?」と気づいてもらえるような、そんな変化し続ける施設でありたいですね。

***

「goodsauna & spa SAPPORO」に関する最新情報は、公式Instagramにて発信中!

三宅  

 

織田諒

織田諒

編集アシスタント。写真も動画も撮るのが好き。愛機はFujifilm。革のものと古いものが好き。論文を漁り回るのが趣味。

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