見上げるほどの広がり
1R(32㎡)
少ないもので暮らすシンプリスト・ミニマリストが、部屋をすっきりと整えるコツと工夫を紹介します。今回は、2DK・築39年の築古賃貸アパートで一人暮らしをされているようさんに失敗しない断捨離のルールをお聞きしました。
text & photo : よう

今の家に引越してくる前、45リットルの大きなゴミ袋を左手に持って、全部捨てるつもりで右手にとったものを「いる」「いらない」「わからない」にわけて「いらない」ものだけを捨てていきました。洋服がいちばん断捨離のハードルが低く感じたので、洋服から取り掛かったのを覚えています。
もともと片付けや収納がとても苦手です。前の家では、ものが増えたら収納棚を買って、いっぱいになったらまた新しい棚を買って、それでも収納しきれないものが床まであふれていました。
この方法を思いついたのは、あまりにものが多すぎて捨てるものだけを選んでいたら、いつまで経っても断捨離が終わらないと思ったからでした。各部屋にある大量の荷物を何とかしないと、引越しができないという焦りの気持ちもありました。

全部捨てるつもりで作業を進めることによって、テンポよく断捨離できました。全ていらないつもりでゴミ袋まで持っていくことで、必要なもの、捨てられないと思えるものが自然と自分の中でわかりました。

洋服から断捨離を始めた後、今日はこの棚、今日はこの引き出しというように、小さな場所ごとに少しずつ断捨離を進めました。
家の中全体を片付けようと考えてしまうと、断捨離のハードルが高く感じられて、手をつけられなかったからです。

「今日はこの棚をきれいにしよう」、「今日はゴミ袋2つ出そう」というような小さなゴールを決めることで、達成感を感じられて断捨離をするということが苦痛ではなくなりました。

断捨離するときに「いる」=捨てない、「いらない」=捨てるだけに分類するのではなくて、「わからない」=保留も良しとするルールです。
「いる」「いらない」だけで分類すると、これはどうなんだろう?と思うもので、手が止まってしまって、断捨離を億劫に感じてしまうように思いました。あえて「わからない」ものも残すことにしようと決めたら、気持ちが楽になり、断捨離のスピードが上がりました。

3つのルールで何十袋もの断捨離をして、当時結果的に残ったものは2割くらいでした。
その後、引越し直前に軽トラック2台分の回収をしていただいたので、前の家に約15年住んでいる間にものが増えてしまっていたこと、すごい量のものに囲まれた生活をしていたことを実感しました。
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