TOMOS ストライプブルーの気分
1K(24.3㎡)
室内干し、洗剤ボトル、ハンガー。毎日目にするものだからこそ、機能だけでなく見た目の心地よさも大切にしたい。インテリアコーディネーターの私が、暮らしの景色を邪魔しないという視点で選んだ、ランドリースペースの3つの愛用品を紹介します。
text : Asako Sakurai

使いたいときだけワイヤーを伸ばして干せる室内物干しで、どんな空間にも溶け込むミニマルなデザインが特徴です。
家族が増えて洗濯物の量が以前より増えたことをきっかけに、妻から「室内に干す場所を増やしたい」という相談がありました。室内干しは日常的に目に入るものになるからこそ、機能的なだけでなく、インテリアの雰囲気を損なわないものを選びたいと考えていました。
そんな中で見つけたのが、この室内物干しワイヤーです。使わないときはワイヤーを収納できるため存在感が少なく、必要なときだけサッと使える。暮らしの機能を補いながら空間の美しさも保てる点に惹かれて購入しました。

取り入れてから、室内干しに対して嫌な気持ちを抱くことがなくなりました。想像以上にたくさんの洗濯物を干せる機能性も魅力ですが、それ以上に気に入っているのは、目に入っても不快感がないこと。むしろ空間に自然と馴染み、生活感も含めて今では好きな景色のひとつになっています。
毎日目にするものだからこそ、心地よいと感じられることが暮らしの満足度を高めてくれるのだと思います。

高級感があるわけでもない、シンプルで主張が少ない、まさに「洗剤ボトル」という言葉がぴったりなデザインが気に入っています。
洗剤のパッケージはカラフルなものが多く、洗面所やランドリースペースに置いたときにどこか違和感を感じていました。本来、洗剤は主役である必要はありません。目立たなくてもいいけれど、日常の風景に自然と馴染む存在であってほしい。そんな思いからこのアイテムを購入しました。
実際に使ってみると空間にすっと溶け込み、以前よりも洗面所全体が落ち着いて見えるようになりました。

軽くて丈夫なアルミ製の本体と、紫外線で劣化しにくいピンチを備えた、ごく一般的なアルミハンガーです。部屋の中にあってもインテリアを損なわない、シンプルでスタイリッシュなデザインが気に入っています。
新卒で働き始めた約8年前に購入しました。当時から、暮らしを邪魔せずひっそりと役割を全うする無印良品のアイテムが好きで、その中のひとつだったと思います。

気づけば8年ほど使い続けていて、あまりにも日常に馴染んでいるため、その良さを改めて意識することは少なくなっていました。ただ、同棲を始めた頃、妻から「ピンチとアルミの本体が当たる音が少し気になる」と言われたことがあります。そのとき初めて、自分にとってはその音が心地よく感じられていたことに気づきました。
毎日使う道具だからこそ、手に取ったときの質感や音といった小さな心地よさが積み重なります。特別な変化ではありませんが、気づかないうちに日々の暮らしを少し豊かにしてくれていたのだと思います。
※価格は紹介者さんが購入時のものです。

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