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理想から逆算する空間づくり。40㎡ 1LDK・二人暮らしのインテリア

私らしく暮らす。賃貸インテリア Vol.449

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理想から逆算する空間づくり。40㎡ 1LDK・二人暮らしのインテリア

結婚を機に、二人の職場へのアクセスが良い都心の新築マンションで新生活を始めたterukiさん 。 1LDKの扉を開け放ち、大きなワンルームのように広々と使うその空間には、お気に入りの家具や照明が少しずつ揃い始めています 。 ファッション業界で働く奥様と、システムエンジニアのterukiさん 。 異なる感性を持つ二人が、互いに納得できる「心地よい空間」を作り上げるまでの過程についてお話を伺いました。

text & photo : Tsubottle

憧れの照明から逆算して決めた、暮らしの中心となるダイニング

「結婚し同棲することをきっかけに引っ越しました」と話すterukiさんが選んだのは、築浅で綺麗な40㎡の1LDK 。 仕切りを開ければ大きな空間として使えることや、収納の大きさが決め手になったといいます。

部屋に入ってまず目がいくのは、白で統一された清潔感のあるダイニングスペース。 実はこの白いラウンドテーブル、ある「憧れのアイテム」を迎えるために選ばれたものだそう。
「絶対に欲しいと思っているルイスポールセンの照明があって。それをベースに考えた時、一番合うのがこの白のラウンドテーブルだったんです。」 まだ見ぬ憧れの照明を中心に見据え、そこから逆算して家具を選ぶ。そんなストーリーが隠されていました。
このテーブルは食事だけでなく、奥様が朝の支度をするドレッサー代わりとしても活躍。 「妻が朝の準備をする時にも使用しており、二人にとって使用している時間が一番多いスペースとなっています」と、まさに暮らしの中心となっています。
そのテーブルの上で輝くのは、結婚祝いで購入したというHAYのカラーグラス 。 「朝日が反射している時がすごく綺麗なので、朝からテンションを上げてくれる一品です。」
透明ではなく色のあるガラスが光を通す様子は、日々の暮らしに彩りを添えています。

「アイコン」となる一脚と、プロジェクターでくつろぐリビング

リビングスペースでひときわ存在感を放つのが、鮮やかなグリーンのパーソナルチェア、IKEAの「DYVLINGE ディヴリンゲ」です。「instagramで見てずっと欲しいと思っていて、1年ほど前に手に入れました。原色カラーが部屋のアクセントになっていて、この部屋の主役感がある一脚です。」

この椅子は、今では部屋のアイコン的な存在に 。 「今は妻に取られて、僕が座るのは一人で家にいる時だけになってしまいました(笑)。見た目だけでなく座り心地や回転式であることも便利で、機能的にも買って良かったと思います。」
テレビは置かず、プロジェクターを使って壁に映像を投影するのが二人のスタイル。「食後にコーヒーを飲んだり、二人でゲームやアニメを見たりしてくつろいでいます。」
あえてテレビを置かないことで生まれた余白には、これからアートポスターなどを増やし、さらに賑やかな空間にしていきたいと語ります 。
また、部屋の格を上げてくれているのが NICK WHITE で購入したブックシェルフ。 「このブックシェルフが来てから、一気に部屋の雰囲気がグッと良くなったように感じています。木の質感に高級感があり、ほどよいヴィンテージ感もお気に入りです。」

 ショップのディスプレイとして使われていたものを譲ってもらったというこの棚には、これからアートブックや陶器を並べ、飾り棚として楽しんでいく予定だそうです 。

「ムードボード」と「プレゼン」で重ねる、二人の理想

インテリア選びにおいてterukiさんが大切にしているのは、奥様とのイメージのすり合わせです。「理想になる部屋をいくつか見つけて、Pinterestなどで自分のムードボード的なものに記録し、共有できるようにしています。」

奥様はファッションが好きでこだわりがある一方、インテリアに関してはterukiさんがリードすることが多いそう。 しかし、勝手に決めることはありません。
「僕がプレゼンをして、納得してもらえるかどうか。例えばテーブルも、僕は木目のヴィンテージっぽいものを考えていたのですが、妻はやわらかい印象の白を推していて。結果的に白にして良かったなと、今では僕も思っています。」
二人が納得することを絶対条件に、見た目以上に「楽しく選ぶこと」を重視する。 時には奥様の意見で軌道修正しながら、かっこよすぎず、柔らかすぎない、二人にとってちょうどいいバランスを探っています。

「次はエスプレッソマシンを買って、コンビニコーヒーからの脱却を目指したいですね。」 さらに将来的には、服好きな二人のために大きなクローゼットがある家や、広いリビングへの憧れもあるのだとか。

互いの「好き」を尊重し、プレゼンという対話を重ねながら作られる部屋。 そこには、これからのお二人の暮らしがより豊かになっていく予感が詰まっていました。

teruki さん(@teru__life)のInstagramアカウントはこちら
https://www.instagram.com/teru__life/

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Tsubottle(つぼとる)

Tsubottle(つぼとる)

福岡県出身。アメリカはポートランドで写真を始め、京都・東京・福岡を中心に全国へ素敵な住まいと人の物語を記録と記憶に残しながら旅をする写真家。あなたのお住まいにもぜひ。コーヒー、ビール、美味しいご飯があれば、どんな場所でも幸せに暮らせるタイプです。
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