TOMOS いつものやつで
1R(17.15㎡)
少ないもので暮らすシンプリスト・ミニマリストが、部屋をすっきりと整えるコツと工夫を紹介します。今回は、6畳1Kに暮らすシンプリスト、hinakoさんに、「お金をかけすぎないインテリアのルール」をお聞きしました。
text & photo : hinako
お金をかけずに「見せ方」を工夫するだけで、印象は大きく変わります。高い家具や雑貨を買わなくても、「色の統一感」と「配置のバランス」で空間はかなり整います。
たとえば、家具や布小物を同系色にするだけで統一感が出ますし、雑貨の配置や量を減らすだけで空間がすっきりします。
「色と配置」を工夫しようと思ったのは、部屋の印象がどこかごちゃついていて、SNSでよく見かけるインテリアテイストになっているなと感じたことがきっかけです。片付いているのに自分らしさがなく、落ち着かないと感じていました。
色のトーンを揃えたことで視覚的にすっきりし、家具の配置も変えたことでベッドを跨がないと出られなかったバルコニーへの動線や空間も広く使えるようになり、暮らしも豊かになりました。
また部屋が”整っている”と、気持ちまで整ってくるように感じます。
インテリアは足し算より引き算が鍵だと思っています。
空間があると人は物を置きたくなるそうですが、勇気を出して物を減らすことで、空間に余白ができて洗練された印象になります。特に狭い部屋ほど、少ないアイテムで構成するほうがスタイリッシュになると感じています。
在宅時間が増えたとき、部屋にある”なんとなく置いてあるもの”が気になり始めました。たとえば、昔旅行先で買った思い入れの薄い雑貨、読んでいない本、もらいものの雑貨などです。必要以上のものが視界に入るだけで、疲れてしまうと感じて、「まずは引き算してみよう」と決意しました。
物を減らすほど部屋が洗練されていく感覚がありました。床に物が少ないと掃除も楽になり、ふと立ち止まったときに感じる余白が心地良く感じました。
狭い1Kでも、余白があることで空間にゆとりが生まれました。ゆとりがあると気分まで落ち着く気がしました。また、買い物の際にも「これは本当に必要か?」とよく考えられるようになり、無駄遣いが減るという変化もありました。
材料費をかけず、端材や不要な布などを活用して小物をDIYしています。
壁に飾るキャンバスアートを自作する、ホームセンターで購入した木材と塗料でディスプレイボックスを作るなど、特別な工具やスキルがなくてもできる小さなDIYは、空間にオリジナリティと温かみを加えてくれます。
お気に入りの花壺を飾るディスプレイボックスを探していたときに、イメージのサイズやデザインのものがなく、重量もかなり重たいものが多く、自分で作れるか試してみようと思ったのがきっかけです。材料もホームセンターやネットショップで購入できるもので簡単に作れたので、気軽に始められました。
「部屋づくり=買うこと」だと思っていたのが、「作ること」も選択肢になったことで、部屋に対する愛着が増しました。DIYした小物は、ちょっといびつでも自分で手を加えると可愛く見えて、遊びにきてくれた友人やSNSでも「手作りなの?」と驚かれることも多く、質問もよくいただきます。また自分の部屋を“育てている”ような感覚になれることも嬉しいです。
「goodroom residence」は、1ヶ月単位で契約できる goodroom の マンスリー・コリビングレジデンスです。
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