旅の思い出やアート作品を集めて。一人暮らしのワンルームインテリア
たたずまいの良さが気に入った、無垢フローリングのリノベーション賃貸。旅先で買ってきた思い出のものや、好きなアート作品などをたくさん集めて暮らす、一人暮らしのお部屋を拝見しました。…
実家を出るのは、ちょっと勇気がいる。家事もお金のことも不安だし、「今じゃなくてもいいか」と言い訳したくなる。それでも「やってみたい」が勝ったとき、暮らしは少しずつ、自分だけの色に変わっていく。goodroomで働くMさんが、片道2時間の通勤生活を手放し、「TOMOS」で一人暮らしを始めたのは5か月前。初期費用は約80万円。勇気とお金を天秤にかけた先に、どんな日々が待っていたのでしょうか。
text : Asako Sakurai 写真提供:Mさん
「お金もかかるし、不安もある。でもその分、全部自分で選べる。それが、すごく楽しいんです」
そう話してくれたのは、goodroomに入社して2年目のMさん。
長らく埼玉の実家から都心へ通っていた彼女は、5か月前、goodroomのオリジナルリノベーション賃貸「TOMOS」で一人暮らしをスタートさせました。
ー大学生から社会人1年目まで。長らく東京と実家の埼玉を行き来する生活をされていたそうですね。一人暮らしを始めるのは、勇気がいったのではないでしょうか?
一人暮らしへの憧れは、ずっとありました。実家から会社のある新橋や渋谷までは、乗り換えは少ないものの片道2時間。「行けるけど、つらい」生活は、案外ずっとは続かないんですよね。
きっかけは二つ。一つは、引越し資金が貯まったこと。もう一つは、TOMOSの人気物件が繁忙期を迎えて、空室が減っていくタイミングだったことです。
このタイミングを逃したら、また1年この生活が続くかもしれない。そう思って、本格的にお部屋探しを始めました。
ーTOMOSに限定して探された理由はなんですか?
入社前からTOMOSの無垢フローリングやシンプルで温かみのある内装が好きでした。「一度は住んでみたい」と思っていた物件だったんです。
ー部屋探しの条件はどんなものだったんですか?
譲れなかったのは「広さ」と「キッチンの使いやすさ」。圧迫感がある空間が苦手なので、最低限の広さはほしかったんです。
そしてできるだけ自炊したかったので、キッチンはの使い勝手の良さは重要なポイントでした。
今の部屋は約26㎡のワンルームで、キッチンと居室で10畳ほど。二口ガスコンロに広めの作業スペース、収納もたっぷりあってとても気に入っています。
ー住む街へのこだわりはありましたか?
「TOMOSに住めること」を最優先にしていたので、街の希望は特にありませんでした。
今の街は田園都市線沿線。実家にも乗り換えなしで帰れるし、渋谷までも10分ほどとアクセスが抜群!落ち着いた住宅街ながら、カフェや雑貨屋も点在していて、散歩が楽しい場所です。
ー初期費用は全部でどのくらいかかりましたか?
実家から持ち出せる家具家電がほとんどなく、ゼロから揃えたので、かなりかかりました。全体で約80万円です。引越しは両親の車で済んだので、そこは節約できました。
敷金 9.3万円
礼金 9.3万円
仲介手数料 4.65万円(社割で0.5ヶ月分)
翌月賃料 9.3万円
その他 約7.5万円(鍵交換費、クリーニング費など)
家具家電一式 約40万円
合計 約80万円
インテリアにはこだわりがあって、どうしても欲しいものは妥協しないで購入。その分、それ以外の部分で工夫してメリハリをつけました。
ー月々の生活費はいくらくらいでしょうか?
毎月14~16万円ほどです。
家賃 6.3万円(社割適用)
食費 4万円(外食含む)
光熱費 1万円
通信費 1万円
趣味費 2〜4万円(服やコスメなど)
合計 16.3万円前後
節約のコツはやっぱり自炊ですね。夜ご飯を作って、余ったおかずはお弁当に。実家にいた頃はほとんど料理しなかったので、両親も驚いています(笑)。
ー実家との往復は大変だったかと思いますが、家事をしてもらえたり、家族のいる安心感があったりと、良い面も多かったと思います。今一人になってみて、比較していかがですか?
一人暮らしは、最初は少し寂しかったです。「帰っても誰もいない家」に、心細くなった夜もありました。
でも、それ以上に「自分の家」であることが、だんだん嬉しくなっていきました。自分の時間を自分でコントロールできる。そんな暮らしが、今はとても楽しいです。
一番大きな変化は「街」が変わったこと。時間の使い方が大きく変わりました。
地元は田んぼに囲まれたのどかなエリアで、出かけるのも一苦労だったんです。今は、気になった路地を歩いたり、公園を散策したり。週末が本当に楽しみです。
毎日が同じだったあの頃と比べて、今は自分の人生がちゃんと動いてる。そう心から思えます。
ーまだ一人暮らしを始めて数ヶ月ですが、今後どんな暮らしをしていきたいかなど、夢はありますか?
今の生活がとても充実しているので、次に「もっとこうしたい!」という欲は今はありません。
でも、しいて言えば、自転車が欲しいですね。行動範囲を広げて、街の“気になる”をもっと見つけていきたいです。
せっかくの一人暮らし。知らなかったもの、見たことのない場所に出会える毎日を楽しみたいです。
賃貸だと、満足のいくお部屋探しができないと思っていませんか。
TOMOS(トモス)は、賃貸でも心地よく暮らせる、ありそうでなかった「ふつう」のお部屋ブランドです。
ほんものの木でつくられた床は、さらっとした肌ざわりや、ふわっと広がる木のにおいが楽しめます。
また、革ざいふのように、使い込むほどに色合いやツヤが変化していきます。
五感で楽しむ。時間とともに育てる。住めば住むほど、いとおしくなる。
「ふつう」なのに、どこにもない。
ちょっと特別なTOMOSのお部屋に暮らしませんか。
「goodroom residence」は、1ヶ月単位で契約できる goodroom の マンスリーレジデンスです。
goodroomがセレクト・造作した家具が揃っているため、新たに購入する必要がありません。一部施設では水回りやキッチンが共有ですが、その分掃除はgoodroomにお任せ!仕事やプライベートに時間を費やせます。
また、広々としたワークラウンジから、サウナやカフェまで、賃貸とは違い共有部が充実しているため、仕事・プライベート共にいろんな過ごし方が実現できます。
賃貸とホテルの中間のような、新しい住まいのサブスク。これまでにない、もっと自由なお部屋探しを始めてみませんか?
櫻井朝子
三宅朝子
goodroom journal 編集部所属。ライター、バーのママなど、いろんなことをしています。行ったことのない街に降り立つととにかく興奮する、街歩き大好き人間。センスがないのでおしゃれなインテリア、お部屋に興味津々。趣味は読書、刺繍、季節の手仕事など。詳しいプロフィールはこちら