「一人暮らしをするなら賃貸」をやめて、家具家電が揃った「レジデンス」へ。少しずつ一人暮らしスキルを高めています
軽やかに暮らす人を紹介していく連載。今回は実家を出て「goodroom residence」で初めての一人暮らしをスタートさせた、新卒社員のSさん。これまで一人暮らしと言えば賃貸、といった考えしかなかったSさんがレジデンスを選んだ理由、住み心地やこれからのことについていろいろ伺いました! …
新年度が近づいてきました。新たに一人暮らしを始める人もいれば、育児や仕事のフェーズが大きく変わる人もいらっしゃるはず。goodroom journalに掲載してきた「ホテル暮らし」ユーザーのインタビューを振り返ってみたら、これからの生活のヒントが見つかるかもしれません。
text:RYO ODA
goodroom journalでは、これまで数々の「ホテル暮らし」ユーザーにインタビューし、暮らしの様子をお伝えしてきました。
一人暮らしをスタートさせる20代の方や、子育てや仕事が落ち着いてきた50代の方まで、暮らし方は多種多様です。改めて「ホテル暮らし」ユーザーへのインタビューを、年代別に振り返ってみましょう。
goodroomで新卒1年目として働くSさんは、初めての一人暮らしに、2週間から住めるホテルやシェアレジデンスのサブスク「サブスくらし」を選んだそうです。
Sさん「実家が西東京の方なのですが、品川にあるオフィスとの行き来がしんどくなり、実家を出ようと決めました。通えない距離ではなかったのですが、電車で片道2時間の距離を往復するのは大変で……。
気に入った物件はなかなか空きが出ないし、初期費用も高くて、家具家電を揃えるのも億劫……。その準備も手間で、一人暮らしを先延ばしにしてしまっていました。
「サブスくらし」なら明日からでもすぐに新生活を始められる手軽さが魅力でした。」
「サブスくらし」は、新卒1年目でも手の届くコストパフォーマンスの高さが魅力です。
Sさん「初期費用は、サブスくらしの会員費980円と、1か月分の家賃8万円だけ。新しく買い足したものは何もなかったので、初期費用でかかったのは本当にこれだけです。1ヶ月生活してみての、内訳はこんな感じでした。
家賃 8万円
食費(外食込) 1.5万円
水道光熱費 0円(Wi-Fi利用料含め、すべて家賃に含まれている)
通信費(携帯利用料) 0.4万円
日用品 0.3万円
交通費 1万円
交際費 1万円
合計:12.2万円」
費用面だけでなく、初めての一人暮らしをスタートするうえでさまざまなメリットを感じたそうです。
Sさん「サブスくらしから一人暮らしを始めて良かったと思うことがいろいろあって。
それは『賃貸での一人暮らしを始めるまえのステップにちょうど良い』ということ。
「最低限自分に必要な家具家電が何なのかも分かるようになりました。初めから何でも買い揃えてしまうと、余分なものがあったり、自分のライフスタイルには不要なものだったりと、無駄なことも多そうですよね。
今はそうして、未来の『一人暮らしスキル』を高めている、といった感覚で生活しています。」
「一人暮らしをするなら賃貸」をやめて、家具家電が揃った「レジデンス」へ。少しずつ一人暮らしスキルを高めています
2024年4月に新社会人になったばかりの石橋さんも、社会人になるのをきっかけに「サブスくらし」で一人暮らしをスタートしました。
石橋さん「サブスくらしを選んだ理由は、やっぱり何よりも、大好きなサウナがついている物件に住めるから!
大学の時に、短期留学でウィーンにいたことがあるのですが、たまたまお邪魔した家の中にサウナがあったんですよ。その衝撃が忘れられなくて。
『いつかは自分もこんな家で暮らしてみたい』と、ぼんやりとした憧れを持っていたので、その生活が叶うならば、と選びました。」
お金の面に関しても、不満に感じる点はないとのこと。むしろ賃貸暮らしよりも、お金についてネガティブに考えることが減ったそうです。
石橋さん「一人暮らしのころからシャワーだけでなく入浴の習慣があるのですが、毎日のこととなると光熱費が気になってしまって。今は月々の支払いの中に水道光熱費が含まれているので、お金を気にせず欲しい暮らしが手に入っています。」
石橋さん「水回りの掃除はしなくていいし、シャンプーなどの消耗品はあるものを使えばいいので、金額が抑えられるし、買いに行く手間も時間も必要ない。今は食材さえ自分で調達すれば、ここで生きていけますから(笑)。
こうした新しい住まい方をして感じたのは、何でも自分でお金を出して揃えなくてもいいし、苦手なことは誰かに任せてもいいんだ、ということ。
心地よく過ごせるインテリアも、そしてサウナも。全てを叶えようと思うと、とんでもない金額がかかるけれど、シェアすれば自分の負担は少なくて済みます。
だから自分と同じように、新社会人の方などで、新しい環境で仕事が始まるような人におすすめしたいです。」
「買う」をやめて、「シェア」する。新社会人1年目の私が選んだ、新しい暮らし方とは?
30代の比嘉隼人(ヒガハヤト)さんは、ITベンチャー企業の営業職として働きながら、全国の海でサーフィンを楽しむ生活を送っています。
比嘉さん「『自分はどう生きていきたいんだろう』と、自問するようになったんです。
そんなとき今よりずっと若いころ「人生、一度はサーフィンをしながら暮らしてみたい!」と考えていたことを思い出しました。
基本的に朝起きたらサーフィンをして、5時間ほど仕事をして、また夕方にサーフィンをする。そして夜からまた3時間ほど仕事をして、地元のお店で外食して……の繰り返しですね。」
「サーフィンで大事なことはいい道具を使うことでも、高い技術を持っていることでもないと思っているんです。大切なのは、『いい波の近くにいること』。
それは仕事も同じだと思っていて。人脈の多さやパソコンのスキルだとかそういうことではなく、『これが流行りそうだな』『この分野が今後伸びそうだな」という波を感じられるかどうかが、仕事を成功させる人の特徴のような気がするんです。
まだサーフィンは素人の僕ですが、日々サーフィンから、とても大切なことを教わっています。」
サーフィンだけでなく、その土地に住む人々との交流も大きな刺激になっているそうです。
比嘉さん「住まいを変える度にその土地の文化に触れ、多くの人や価値観に触れています。
そうした経験って、10年、20年先の人生に、必ず活きてくることだと思うんです。
飲み屋では常連さんに交じって会話をしたり、海で声を掛け合ったり。サーフィンは自然が相手のスポーツだから、地元の方にいろいろ教えてもらうことが多いんです。
知らない街や素敵な人に出会うためにまだまだ行動したい。そのほうが人生面白いですから。『帰ってくる場所がまた増えた』と思うようにしています。」
「人生一度は、サーフィンをしながら暮らしてみたい」。34歳で夢を叶えるために、私はホテル暮らしを始めた
持ち家での暮らしと両立しながら、「サブスくらし」を使って不定期でホテル暮らしを楽しむM.O.さん。二人の息子さんが社会人になったタイミングで、これからのことについて考えたのがきっかけだったそうです。
M.O.さん「いよいよ子どもが独立して、自分の時間ができたときに『これからしたいこと』について考えました。本当は老後のためにお金を貯めなきゃいけないのだろうけど(笑)。
自分が健康なうちに、したいことをしたいと、仕事も手放して人生のペースダウンすることにしたんです。親たちも80代なので、そっと寄り添う時期ではあります。
長期間は家を空けられないこともあり、旅行と移住の間のような感覚で(「サブスくらしを」)使えるのが良かったですね。」
憧れの京都や白馬での生活を楽しんだM.O.さん。その行動力の理由についても聞いてみました。
M.O.さん「『人間の健康寿命って、そんなに長くないんだな』ということを身をもって感じていることが大きいと思います。
私は40代のころに、父の病気と死を経験していて、仲の良かった友人も早くにがんで亡くしているんです。」
「頭では分かっていたつもりだったけれど、人って本当に死ぬんだなということを、普通より少し早く知りました。
だからこそ、周りを大切にしながら、自分自身の限られた人生をめいっぱい楽しまないといけないな、と思えたんですよね。
『人生一度は〇〇で暮らしたい、過ごしたい』という場所基点の憧れって意外とありますよね。そうした夢も、サブスくらしのようなサービスを使えば比較的簡単に叶うんだということを、知らない人に知っていただけたら嬉しいかな。」
54歳、ゆるやかに自分と向き合うホテル暮らし。子どもの独立を機に、人生のペースをスローダウンした
50歳という節目で、1か月限定のホテル暮らしを楽しんだT.Uさん。これまでの仕事や人生を振り返りながら、ご自身とじっくり向き合えたそうです。
T.Uさん「今年でちょうど50歳を迎えるのですが、これを機に人生を一度リセットしたい、もっと身軽になりたいと考えたことがきっかけです。
50歳にもなると、なんだか人生のぜい肉というのかな。そういうのがだんだんと付いてくるんですよね。例えば立派な肩書きとか。もちろんそれがプラスに働くこともあるけれど、意外とマイナスなことも多い。
だから一度全部捨てたくなったんです。そうしてこれから先の5年、10年先を見据え、仕事やあらゆる人間関係を整理したい。だから考える時間を持つために、思い切って家族と1ヶ月間だけ距離を置いて、一人でホテル暮らしをしてみようと思いました。」
ホテル暮らしは自由度が高く、自分の時間をたくさん持てたそうです。
T.Uさん「掃除やゴミ捨てなど必要なことはすべてお任せできるから、あとは全て自分の時間。
部屋での仕事に行き詰まったら、思い立ってちょっと一杯飲みに行く。そんな軽さも自分一人だから気ままにできました。
『これから先、自分はまだまだ何者にもなれるんだ』というポジティブな感覚を、もう一度思い出させてもらったような気がします。50歳を迎えた自分でも、真っ白なキャンバスに、色を足していくことができるのだと。
さらに1ヶ月間、じっくり自分のことについて考える時間があったことで、自分の考えをアップデートできたり、ずっと固執したあれやこれやなんか、どうでもいいんだなと思えたりして、手放す意志が明確になりました。
そして自分にとって、やっぱり一番大切なものは家族だということも。これから先、もっともっと家族との時間を大切にしようと。なんか結局、そういうシンプルで、当たり前のことに気付かされましたね。」
50歳を迎え、一度リセットしたい。人生の節目に利用したホテル暮らしで、自分と向き合った
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暮らし方が自由になり、さまざまな生き方や暮らし方を実現できる。それが「サブスくらし」の魅力です。
今回ご紹介したユーザーのみなさんも、ご自身が抱える憧れを実現したり、暮らしの中で新たな発見をしたりと、思い思いに暮らしを楽しんでいらっしゃいます。
「サブスくらし」ならいつでも気軽に始められますし、辞めるタイミングも自分で選べます。私も、「暮らすなら、賃貸か持ち家」という常識を一度取り払い、新しい暮らしにチャレンジしてみるのも良いかもしれないなと改めて思いました。
「goodroom サブスくらし」は、月額69,800円から、家具・家電つきのシェアレジデンス、そしてホテルに自由に住み替えが可能なサービスです。
家具や家電、WiFiなど、必要なものが揃っているので、引越しで用意するのは、スーツケースひとつだけ。敷金・礼金などの初期費用もありません。
goodroom が運営するシェアレジデンスにプラスして、全国47都道府県800施設以上のホテルが利用可能。
毎月自由に住む部屋を変えられて、リーズナブルに好きな街に住む。そんな賃貸より身軽な暮らし方を実践してみませんか?
織田諒
織田諒
編集アシスタント。写真も動画も撮るのが好き。愛機はFujifilm。革のものと古いものが好き。論文を漁り回るのが趣味。