single.php

「賃貸で同棲」をやめて「レジデンスで一人暮らし」へ。身軽でいたい私に合った暮らし方

軽やかに暮らす人 Vol.43

シェア
「賃貸で同棲」をやめて「レジデンスで一人暮らし」へ。身軽でいたい私に合った暮らし方

軽やかに暮らす人を紹介する連載。今回紹介するのは、この春goodroomに入社したばかりのKさん。入社前からgoodroom residenceを利用して転々とする生活をしています。レジデンスでの暮らしの様子や、始めたきっかけなどについて伺いました。

text : Asako Sakurai 写真提供(一部):Kさん

「契約上も荷物も、できれば身軽でいたい。そんなときにレジデンスでの暮らしはピッタリだと思います」

そう話してくれたのは、goodroomで今年の春から新卒社員として働き始めたばかりのKさん。お話を伺った3月は、同社のインターンとして経営企画業務に従事するかたわら、塾講師やアパレルブランドでのアルバイトを掛け持ちしていました。

Kさんが入社前から住んでいるのは、サウナやワークラウンジのあるシェアレジデンス「goodroom residence(以下、レジデンス)」。国領・中浦和の拠点で、それぞれ1ヶ月ほど暮らしてきました。

そんなKさんがレジデンスを選んだ理由や、レジデンスの良さ、おすすめしたい人などについて聞いてみました。

同棲解消がきっかけ。レジデンスはすぐに住み始められて、いつでもやめられる気楽さがいい

ーー春から新卒社員としてgoodroomに入社されるんですね。レジデンスで一人暮らしをすることになったきっかけは何だったのでしょうか?

入社前に、自社のサービスの理解を深めたい気持ちがありました。だからお付き合いしていたパートナーに協力してもらい、国領のレジデンスで二人暮らしをはじめることを検討していたんです。でも残念ながら、パートナーとの同棲を解消することが決まり、私だけ新しい部屋を探すことになりました。

まだ配属先が決まっていないこともあり、新たに賃貸物件を借りるにはリスクがある。そう思い、すぐに入居することができていつでもやめられる、レジデンスに入居することに決めたんです。

ーー同棲解消も大きなきっかけだったんですね……。でも確かに、レジデンスは「すぐに住みたい」「いつやめてもいい」というニーズによく合う住まい方かもしれません。

そうなんです。初期費用はほとんどかからず、家具家電付き。申し込みをして3日後には住み始めることができました。

普通の賃貸だったら、物件をネットで探して、いくつも内覧をして、審査があって契約をして、引越し業者を頼んで……と、早くとも1ヶ月はかかります。

さらに私は、できれば20代のうちに結婚したいと考えているのですが、相手次第、自分の働き方次第で、いつどこで暮らすことになるのか分かりません。

いざというときに更新のタイミングを気にしたり、家具家電や身の回りの荷物に溢れて身動きがとれないのが嫌だったので、いっそ全部綺麗にしてしまおうと。

契約上も荷物も身軽でいたい。そう思って賃貸ではなく、レジデンスを選びました。

中浦和は、新宿まで40分ほど。意外と都心の行き来がしやすい発見も

ーー現在11拠点ある「goodroom residence」。中でも「国領」と「中浦和」に住んだご経験があるんですよね。それぞれどんな過ごし方をされていたのでしょうか。

中浦和では1ヶ月ほど暮らしました。正直なところ、ほとんどの時間をアルバイトをして過ごしていたので、あまり街の探検などはできていないんです。でも駅の近くに西友があったり、物件の近くにコンビニが複数あったりと、買い物にはあまり困りませんでした。

立地が良く、ほとんどすべてのお部屋が南向きだという、中浦和のレジデンスの室内。周辺には高い建物が少ないので、陽がよく入るのだそう。

また長期間滞在するのであれば、布団など大物寝具も洗いたいところ。その場合もすぐ近くにコインランドリーがあったので、生活はしやすかったですね。

ただ物件の周辺は住宅街で、あまり飲食店が充実している街ではありません。外食メインの方はやや物足りなさを感じることがあるかもしれません。

一方国領は、駅前が比較的栄えていて、飲食店が充実していたのでよく利用していました。

ーー中浦和の物件は、オープンしてまだ半年ほど。建物内での生活で、国領と異なる点などはありましたか。

キッチンは国領と比べて、広々としています。

「できるだけ自炊をしようと心がけていたので、料理がしやすい環境はありがたかったです」

他にも中浦和は、広々としたシェアラウンジとは別に、ワークスペースが用意されていました。

「モニターが完備されているので、オフィスで仕事をしているような感じで集中することができます」
「シェアラウンジは、夕飯を食べながら動画を見るなど、夜の時間をゆったり過ごすのに最適な場所でした」

あとはいい意味でギャップがあったのは、都心との移動のしやすさ。地図上で見るとずいぶん遠く感じるのですが、一つ前の武蔵浦和駅で乗り換えれば通勤快速を利用できるので、新宿まで40分ほど。

これまで部屋を探そうとしたときには、なかなか選択肢に挙がってこないエリアでしたが、距離と時間が比例しないのは意外な発見でしたね。

サブスク利用にお金をかけて、インプットの時間を大事にしている

ーー差支えない範囲で、お金まわりのことも教えてください。同棲を解消して、レジデンスに入居するまでに初期費用はどのくらいかかりましたか?

約2万円でした。サービスを利用するために必要な初回登録料の9,800円と月額会員費980円、それから新たに買ったスーツケースが1万円ほど。荷物はこのスーツケースと、大きめのボストンバッグに入る量しか持っていません。

私だけが二人暮らしをしていた部屋を出てきたので、家具家電の処分などもほとんどありませんでした。

ーー本当に身軽な引越しだったんですね!では月々の生活費はどのくらいでしょうか?

中浦和のレジデンスに住んでいたときの内訳は以下の通りです。

・家賃 7.5万円(契約社員の手当てで15%ほど負担してもらっています)
・食費 4万円(外食含む)
・光熱費 0.9万円(330円/日×宿泊日数)
・携帯料金 0.3万円
・趣味費 0.3万円(サブスク利用料、ほか)

合計:13万円

ーーアルバイトの掛け持ちが大変ということで、あまり無駄遣いされておらず、必要最低限の出費な印象です。

そうですね。その分、定期的に家族や友人と旅行に行っています。先日も母と韓国へ行ってきました。

サブスクはAudibleと、Netfixを契約して、常にインプットする時間をとるようにしています。単に楽しむだけでなく、自分の知識として残るものを聴いたり観たりすることを意識していますね。

例えばアニメやドラマでも、英語や韓国語で聴くようにしたり、宅建の勉強のために「聞くだけ宅建業法」シリーズを活用したり。

ものを所有するのは大変なので、サブスク利用料は私にとって、とても大事な出費の一つです。

お試し同棲や、配属先が決まるまでの新卒社員、大学生にも勧めたい

ーーレジデンスで暮らしてみて、どんな人におすすめできるサービスだと感じましたか。

私のように同棲を解消してすぐに住まいを決めなければいけない人だけでなく、これから同棲を始めようと考えている人にもおすすめです。

パートナーとひとつ屋根の下で暮らしていたときに、トイレの利用の仕方や音の問題などが気になってしまうことがありました。でもレジデンスだったらトイレもお風呂も男女で分かれているから、ストレスなく二人暮らしができると思います。

もちろん相性が合う、合わないとか、生活リズムや価値観のすり合わせをするためなど「お試し同棲」としてもおすすめ。万が一合わなくても、すぐに同棲を解消できるからお互いに気楽です。

そしてもう一つ、大学生にもぜひおすすめしたい暮らし方だと思いました。

大学生は春休みや夏休み、冬休みなど長期休みが多く、全部合わせたら3、4か月ほどあるんですよね。

だったらその期間に、実家に帰るも良し、旅行に行くも良し、留学に行くも良し……。不在時に家賃を払わずいられたら、お得だと思いませんか?

また大学時代に住んでいた部屋を出たあと、就職先での配属が決まるまでの数か月間だけ、という利用も手軽でいいですね。

人の気配が、寂しさを和らげてくれる

ーーレジデンスでの一人暮らしが始まったきっかけの一つが、同棲の解消ということでしたが、一人になってみて生活はどう変わりましたか?

レジデンスに来てから、一人の時間を有意義に使えていると実感しています。インプットする時間も増えたし、食事のメニューも自分のことだけ考えて、ささっと作れるもので済ませられて気軽です。

一方で、やっぱり寂しさも感じますね。ですがレジデンスは賃貸での一人暮らしと比べて、人の気配がするから心強いです。何かあったら頼れる人がいる、と思うと安心です。

ーー今後もレジデンスを転々とした暮らしをしていくのでしょうか。

配属先が決まったら、そのときに考えようと思っています。方向性が定まるまでは、いろいろなレジデンスを試してみたいですね。

またレジデンスのほかに、全国のホテルを利用することができるサービスも提供しているので、いつかホテル暮らしに挑戦するのもありかもしれません。都心とリゾート地を行き来する生活にもチャレンジしてみたいです。

初期費用ナシ・おしゃれな家具・家電付きの「goodroom residence」

「goodroom residence」は、1ヶ月単位で契約できる goodroom の マンスリー・シェアレジデンスです。

goodroomがセレクト・造作した家具が揃っているため、新たに購入する必要がありません。一部施設では水回りやキッチンが共有ですが、その分掃除はgoodroomにお任せ!仕事やプライベートに時間を費やせます。

また、広々としたワークラウンジから、サウナやカフェまで、賃貸とは違い共有部が充実しているため、仕事・プライベート共にいろんな過ごし方が実現できます。

賃貸とホテルの中間のような、新しい住まいのサブスク。これまでにない、もっと自由なお部屋探しを始めてみませんか?

三宅

 

櫻井朝子

三宅朝子

goodroom journal 編集部所属。ライター、バーのママなど、いろんなことをしています。行ったことのない街に降り立つととにかく興奮する、街歩き大好き人間。センスがないのでおしゃれなインテリア、お部屋に興味津々。趣味は読書、刺繍、季節の手仕事など。詳しいプロフィールはこちら

シェア
「賃貸で同棲」をやめて「レジデンスで一人暮らし」へ。身軽でいたい私に合った暮らし方
この記事を気に入ったら
いいね!しよう
twitterで購読

関連記事

軽やかに暮らす人 Vol.39

通勤片道2時間の「実家暮らし」をやめて「マンスリー」へ。月15万円でやりくりする新卒一人暮らしの秘訣とは?

軽やかに暮らす人を紹介していく連載。今回はgoodroomの新卒社員、Aさんです。goodroomサブスくらしを利用して、阿佐ヶ谷にあるマンスリーマンションに3ヶ月ほど暮らしていました。実家を出て初めての一人暮らしってどう?費用面での心配は?などいろいろ教えてもらいました!…

軽やかに暮らす人 Vol.36

「一人暮らしといえば賃貸」をやめて「ホテル暮らし」。2年半続けたら、1日1日を大切にする習慣が身に付きました

軽やかに暮らす人を紹介していく連載。今回お話を伺ったのは、2年半と長きにわたってホテル暮らしを続けてこられた鈴木さん。長く続けてきた鈴木さんだから語れる、ホテル暮らしの良さや気付きについて教えてもらいました。…

これからの賃貸暮らし Vol.27

自分に素直になって、仕事も住まいも選ぶ。「サブスくらし」が、理想の暮らしを叶えてくれた

世の中の「こうあるべき」に縛られず、とにかく自分の心の声に素直に従い、仕事も住まいも選んできたMさん。Mさんが初めての「サブスくらし」の場所に選んだのは、丘の上の景色が気に入ったという、「TOMOS保土ケ谷」。普段の暮らしの様子を聞いてみました。…

私らしく暮らす。賃貸インテリア 総集編

シンプルな6畳ワンルーム、カフェのようなあたたかなリビングなど、3月のインテリア実例まとめ読み

人気企画「私らしく暮らす。賃貸インテリア」の記事を、まとめ読み!2025年3月に公開したインテリア実例の記事をまとめました。3月は、シンプルに住みこなす6畳のワンルーム、カフェのようなあたたかな雰囲気の無垢フローリングのリビングなどのお部屋が人気でしたよ。…

spacegray
main_copy
sub_copy
goodroom