single.php

好きの記憶が、暮らしを育てる。日々の心地よさを大切にする私の3つの愛用品

あの人の愛用品 Vol.333

シェア
好きの記憶が、暮らしを育てる。日々の心地よさを大切にする私の3つの愛用品

広島のマンションで、夫と愛猫(おまめ)とともに穏やかな日々を送る藤澤さん。リノベーションした空間には、ふたりの趣味である旅の記憶や日々の心地よさが丁寧に編み込まれています。今回紹介するのは、そんな藤澤さんの「好き」が詰まった3つのアイテム。実用性だけでなく、背景にある物語や思い入れとともに伺っていきます。

text & photo : Tsubottle

季節の楽しみを“瓶”に閉じ込めて。無印良品の取っ手付き果実酒用ビン

藤澤さんのキッチンで、ひときわ存在感を放つのが、無印良品の「取っ手付き果実酒用ビン」です。梅酒やレモン酒などをつくる季節には、瓶の中でゆっくりと味が染み込んでいく様子を、日々眺めるのが楽しみのひとつなのだそう。

「もともと果実酒を漬けるのが好きで、特に梅酒やシロップづくりでは、シナモンやグローブなどスパイスを入れたり、レモン皮やミントでアレンジを加えたり。失敗と挑戦を繰り返しながら楽しんでいます。瓶が透明だから、見た目でも季節を感じられていいんです」
瓶の高さや容量も絶妙で、収納棚にも収まりやすいデザイン。実はこの瓶のサイズに合わせて、キッチン収納棚の高さを調整したのだとか。
「道具のために設計を変えるって、贅沢だけどすごく気分が上がるんです。使うたびに、“自分の暮らしのために選んだ空間なんだな”と実感できてうれしくなります」

果実酒を仕込む行為そのものも、藤澤さんにとっては“暮らしを整える儀式”のような存在。瓶の中に時間を閉じ込めて、数ヶ月後に味わう喜びがある。そんな穏やかな時間の流れが、日々の暮らしを豊かにしてくれています。

※無印良品のものは終売、リンク先は似ている別アイテムです。

ゆかりある土地で触れた思い出を食卓に。島根・湯町窯、出西窯の器

旅先で出会った器たちも、藤澤さんの暮らしに欠かせない存在です。特に思い入れがあるのは、ご主人の故郷である島根を訪れた際に手に入れた器たち。ぽってりとした優しいフォルムに、あたたかな釉薬の色合い。土の質感を感じるような手触りに惹かれ持ち帰ったものばかりだといいます。

スリップウェアの模様がかわいい湯町窯の器 「お気に入りの器って、長く使い続けることでさらに愛着が湧いてきますよね、旅の思い出補正も相まって。経年美化をたのしみながら大切に使っていきたいなと思っています。」
料理の雰囲気に合わせて器を選ぶのも、日々の楽しみのひとつ。「器のトーンを整えると、料理がぐっと美味しそうに見えるんです。季節感も出せるので、飾るように楽しんでいます」
青が美しく「出西ブルー」と呼ばれる出西窯「旅先ではとくに、同じ器を見つけようとしても、もう手に入らないかもしれない。だからこそ、その出逢いや直感を信じて、そして長く大切に使えたらと思います。」

器と共に暮らすということは、記憶と暮らすこと。藤澤さんにとって器は、暮らしに寄り添ってくれる思い出として日常に彩りを添えてくれる存在でした。

Discover Japan 湯町窯

出西窯

デザインとカラーに惹かれる。LANDで出会ったOAX Throwket

藤澤さん宅のリビングで、ふと目に留まるやわらかなテキスタイル。それが国分寺の「LAND Lifestyle Shop」で購入した、メキシコ・オアハカの民藝・ウッドカービングをモチーフにデザインされたスローケットです。ベッドやソファに掛けるだけでなく、空間の“雰囲気づくり”にも一役買っているそう。

「掛けるだけで、空間にまとまりが出る感じがするんです。このスローケットの織りにあるキャラクターの表情もすごく好きで。どこかふざけた笑みをしていて、見るたびにちょっと笑えるんですよ。」
藤澤さんにとって、スローケットは気分のスイッチのような存在でもあります。朝コーヒーを飲むときに膝にかけたり、夜映画を見るときにくるまったりと、肌に触れる心地よさが日常を少しやさしくしてくれます。
季節の変わり目には、まずこのスローケットの位置や使い方を変えることで、部屋の印象を少し変えてみる。そんなささやかな工夫も、藤澤さんらしい“気負わない暮らしのヒント”でした。

暮らしの中で毎日使うものに、どれだけ気持ちを込められるだろう。藤澤さんの愛用品たちは、単なる道具ではなく、自分らしい暮らしを育てていく相棒のような存在でした。

便利さだけで選ばず、ときめきや思い出を大切にする姿勢が、日常に温かな彩りを加えてくれる。モノを通じて過去とつながり、今の気分を映し出す。その積み重ねが、心地よい空間と自分らしさを形づくっているように感じました。

藤澤さん(@om________ame)さんのInstagramアカウントはこちら
https://www.instagram.com/om________ame/

リノベーション賃貸「TOMOS(トモス)」って、どんな部屋?

賃貸だと、満足のいくお部屋探しができないと思っていませんか。
TOMOS(トモス)は、賃貸でも心地よく暮らせる、ありそうでなかった「ふつう」のお部屋ブランドです。

ほんものの木でつくられた床は、さらっとした肌ざわりや、ふわっと広がる木のにおいが楽しめます。
また、革ざいふのように、使い込むほどに色合いやツヤが変化していきます。

五感で楽しむ。時間とともに育てる。住めば住むほど、いとおしくなる。

「ふつう」なのに、どこにもない。
ちょっと特別なTOMOSのお部屋に暮らしませんか。

TOMOSのお部屋一覧はこちらから
東京・神奈川・埼玉・千葉大阪・神戸・京都名古屋福岡広島札幌

サブスクで利用できるコワーキングスペース「goodoffice ワークラウンジプラン」

「“その人らしい”働き方とビジネスの成長を応援するワークラウンジ」をコンセプトとする、goodoffice。

月額18,800円(税込)で東京・大阪・福岡14拠点の goodoffice ワークラウンジがいつでもどこでも使い放題になるプランをご用意しています。

その日の営業先に応じて拠点を使い分けたり、場所を変えることでリフレッシュして仕事ができたり。“その人らしい”働き方の実現をサポートします。

gofukucho-1600x1143

 

Tsubottle(つぼとる)

Tsubottle(つぼとる)

福岡県出身。アメリカはポートランドで写真を始め、京都・東京・福岡を中心に全国へ素敵な住まいと人の物語を記録と記憶に残しながら旅をする写真家。あなたのお住まいにもぜひ。コーヒー、ビール、美味しいご飯があれば、どんな場所でも幸せに暮らせるタイプです。
Instagramはこちらホームページはこちら

シェア
好きの記憶が、暮らしを育てる。日々の心地よさを大切にする私の3つの愛用品
この記事を気に入ったら
いいね!しよう
twitterで購読

関連記事

買ってよかった!愛用品まとめ

ミニマルな機能美が光る。1月の「買ってよかった家具&愛用品」10選

人気企画「あの人の愛用品」と、「私らしく暮らす。賃貸インテリア」から、「買ってよかった!」と教えてくださったアイテムをまとめます。1月は、機能的にも無駄がないガラスのティーポット、立てかけておくだけで絵になる箒&チリトリセットなどを教えてもらいましたよ。…

買ってよかった!愛用品まとめ

イメージぴったりのアイテムで暮らしをアップデート。10月の「買ってよかった家具&愛用品」12選

人気企画「あの人の愛用品」と、「私らしく暮らす。賃貸インテリア」から、「買ってよかった!」と教えてくださったアイテムをまとめます。10月は、お!と目をひくデザインのダイニングテーブルやチェア、使い勝手のよいカップやコースターなどを教えてもらいましたよ。…

spacegray
main_copy
sub_copy
goodroom