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目指せ、いつでもスノボができる生活。ホテル暮らしで身軽になったから近づけた、理想の暮らし

これからの賃貸暮らし Vol.19

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目指せ、いつでもスノボができる生活。ホテル暮らしで身軽になったから近づけた、理想の暮らし

新しい暮らし方を実践している方々に話を伺うインタビュー企画。第19回は、転職による上京をきっかけに、goodroomのサブスくらし(旧ホテルパス)を利用し始めて1年以上。合計8か所ほどのホテルで暮らしてきた、KAZUYAさんです。賃貸で住んでいたころよりも身軽になったという「ホテル暮らし」を経て、仕事にもいい影響があったというKAZUYAさんにお話を伺いました。

text : ASAKO SAKURAI

<プロフィール>
KAZUYAさん/40代前半/1年ほど前に転職をきっかけに大阪から上京/営業職/趣味はスノーボード

きっかけは、転職による上京。山手線の内側にお得に住める「ホテル暮らし」に興味を持った

―まず初めに、KAZUYAさんがホテル暮らしを始めたきっかけを教えてください

きっかけは、転職による上京でした。

以前からバンライフ(車中泊をしながら暮らすこと)や、ミニマリストに憧れがあったんです。ただ実際に自分にできるのか不安だったので、まずは2~3泊ずつ、ホテルを転々としながら暮らせるサービスに登録してスタートしてみることに。

けれど大きなトランクを持ちながら、頻繁に移動しなければいけないことにストレスを感じ、次にマンスリーマンションを契約しました。

そんなときgoodroomのサブスくらしのサービスを知り、1か月単位で宿泊できるなら、と利用し始めたんです。

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―上京する際に、東京の賃貸で生活することはまったく検討されなかったのでしょうか

検討はしました。ただ大阪に住んでいたころと比較すると、同じ間取りでも家賃の相場がだいぶ高くなるので、悩んでいたんです。仕事柄、プロジェクトによって通勤先が変わるので、できれば山手線の内側に住みたいなあという思いもありました。

であれば身軽な暮らしにも興味があったし、どこにでも通いやすいエリアにあるホテルで暮らす、という暮らし方が選択肢の一つに挙がったんです。

賃貸であれば高価格帯の立地で、当時12~3万円で生活できることにお得感を感じたんですよね。だったら思い切ってやってみようと決心して始めました。

ホテルは毎日住む場所だから、些細なこだわりを重視する

―1年間で8か所ほどのホテルで暮らしてきたそうですが、これまで住んできたホテルで、良かった場所を3つ挙げるならどこでしょう?

水道橋の「リッチモンドホテル水道橋」、市ヶ谷の「東京グリーンパレス」、高田馬場の「ベッセルイン高田馬場駅前」の3つですね。

共通して言えるのはどこも、洗面・バススペースが広いこと。

毎日湯船に浸かることが日課なので、お風呂が広いところがいいなあと探していました。また体も大きいほうなので、トイレに座ったときに足がぶつからない広さが意外と大事です。

数日だけ宿泊する旅行と違い、毎日のこととなると、そうした小さなストレスはできるだけ減らしていきたいですから。

また時々テレワークもあるので、机が広いところも気にしています。

リッチモンドホテル水道橋駅前のバスルーム。広々とした空間が、KAZUYAさんが気に入ったポイント。

リッチモンドホテル水道橋駅前のバスルーム。広々とした空間が、KAZUYAさんが気に入ったポイント。

―8か所も転々としたら、だいぶ東京の土地勘もついてきたのではないでしょうか

そうですね。普通は1年間でそう何度も住み替えられませんから、だいぶ詳しくなったと思います。

私が好きな街の傾向は、先ほど挙げた3つのホテルがあるような、どこも適度にガヤガヤしている、賑やかさがある街

高田馬場は学生街なので、飲食店がとにかく安いのもうれしいところ。定食とお酒1杯で800円ほどで食べられた時は驚きました(笑)。大阪でもそういう街でずっと暮らしていたので、肌に合っているんでしょうね。

一度住み始めたら、周辺を散策するようにもしています。転々とすることはいつでも緊張感がありつつ、新しい刺激もある。そういう暮らし方が楽しいです。

高機能製品を使うことで、多くのモノを持たなくてよくなった

―現在、荷物はどのくらいの量で生活しているんですか

91Lのスーツケース一つに収まる量で暮らそうと決めています。

ホテル暮らしを始めるときに、スーツケースだけはいいものを買おうと、奮発して買ったのが「SOLGAARD」というブランドのもの。機能的でデザイン性が高いものを探していて、こだわって選びました。

ホテル暮らしを始めるときに、スーツケースだけはいいものを買おうと、奮発して買ったのが「SOLGAARD」というブランドのもの。機能的でデザイン性が高いものを探していて、こだわって選びました。

ポイントはパッキングのしやすさ。スーツケースの中にあるシェルフが縦に伸びるので、ハンドルにかければ、衣装ケースのように使えます。

シェルフ単体でも取り外せるようになっているので、ホテル内で吊るすこともできるし、しまうときは蛇腹でコンパクトになる。まさにホテル暮らしをするのにぴったりのスーツケースです。

シェルフ単体でも取り外せるようになっているので、ホテル内で吊るすこともできるし、しまうときは蛇腹でコンパクトになる。まさにホテル暮らしをするのにぴったりのスーツケースです。

また今持ち歩いている私服は、冬以外はTシャツ1枚とパンツだけ。冬はそれにジャケットが追加されます。仕事用のスーツも、パンツ2枚がついた1着のみです。

―Tシャツが1枚のみ……!元々荷物は少ないほうだったのでしょうか。またどのように荷物は減らしていったのでしょう

賃貸で暮らしていたころは、クローゼットの横幅いっぱい掛けるくらい、洋服を持っていました。引っ越すときに、メルカリやジモティ、人に譲るなどしてとにかく処分していきましたね。

化粧水などの日々使うアイテムは、無印良品の「ポリエステル吊して使える洗面用具ケース」を愛用。

化粧水などの日々使うアイテムは、無印良品の「ポリエステル吊して使える洗面用具ケース」を愛用。

でも初めから1着に絞ったわけではないんです。ホテル暮らしをする前にいたマンスリーマンションでは、もう少し多めの服で暮らしていました。それもだんだん「これもいらない、あれもいらない」と、徐々にそぎ落としていくように減らしていきました。

今は荷物が増えることのほうがストレスで、その気持ちがモノを欲しい気持ちを上回るから、モノが少ない状態を維持できています。

―KAZUYAさんにとって、荷物を減らすポイントってなんだと思いますか

まずは必要なものを買う時点で、機能性の高いアイテムを選ぶこと。例えば靴下。私は「STANCE」というブランドの「インフィニット/フレッシュテック ソックス」を愛用しています。

実はこれ、かかとやつま先に穴があいたら、新品と交換してくれるサービスがついた靴下なんです。

一足あたり約3,000円と決して安くはありませんが、その分たくさん買わなくても済むのがいいです。

一足あたり約3,000円と決して安くはありませんが、その分たくさん買わなくても済むのがいいです。

かといって全て高機能・高価格商品で揃えているかというとそうでもなくて。例えば1着持っているTシャツは、ユニクロのもの。1枚をとにかく着倒すイメージです。ほつれたり、汚れたら買い換えるくらいの感覚で。

ほかに季節によって必要なアイテムは、サマリーポケットで保管しています。

あと最近顔周りの脱毛も始めました。髭剃りを持ち歩きたくないのと、洗面台を清潔に保ちたいこと。さらに毎日髭をそる時間がもったいないので。

そんなふうに時間的にも、物質的にも「あとどこを削れるかな?」なんて考えながら生活をするようになりました。

効率を重視するようになり、仕事にいい影響も

―荷物を減らし、ホテル暮らしという「場所に固執しない生活」をすることで、どんな価値観の変化がありましたか

何事も効率を考えて暮らせるようになった気がします。賃貸にいたころは無駄なもの、無駄な時間が多く、部屋のなかでダラダラすることが当たり前でした。

ホテルは自分の場所のようで、自分の場所ではない。だからいい意味で常に緊張感をもって、何事も自制できるようになった気がします。

そうした効率を重視して生産性を上げるような考え方になったことで、仕事にもいい影響がありました。営業なので、属人的でなく誰にでも同じ成果が出せるように、体系化を意識した仕事ができるようになったんです。

少しずつ結果が出るようになったことで、新しいプロジェクトを任せていただけるようになったのも、うれしい変化です。

今、ものすごく暮らしがシンプルになっていっているのを感じています。

KAZUYAさんのスッキリ整った、ホテル内のワークスペース。

KAZUYAさんのスッキリ整った、ホテル内のワークスペース。

―確かに、KAZUYAさんと話をしていると、心の余裕を感じるような気がします

本当にそうです。物理的にも精神的にも縛られるものがないから、いつでも自分の心に余白があるような気がします。だから得意先からの無茶ぶりにも応える余裕ができました(笑)。

私はもし「明日から北海道へ行って仕事をしてほしい」と言われたって、まったく動じずに行けると思うんですよね。ボーダレスに動ける基盤ができたからこそ、視野が広がったし、自分に自信をもつことができました。

どんどん理想の暮らしに近づいているのを感じる

―最後にKAZUYAさんが思い描いている、理想の暮らしってどんなものなんでしょう

私はスノーボードが趣味なので、将来は田舎で古民家に住んで、いつでもしたいときに好きなだけスノボをしながら暮らしたい、という夢があるんです。

実はこの冬、そうした生活が可能なのか、北海道のホテルに一定期間滞在しながら検証してみました。

北海道は比較的都心に近い場所にスキー場があるので、理想的な環境だと分かったんです。

古民家にこだわらなければ、もしかしたら一番理想に近い暮らしかたができるのは、北海道かもしれない、と知ることができたのは良かったですね。

ホテル暮らしを始めてから、どんどん理想の暮らしに近づいていっていると感じます。今後はより場所にとらわれず仕事ができるように調整して、憧れを現実のものにしていきたいです。

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*

無駄なものをそぎ落とし、身軽になったことで、どこでも生きていける自信がついた、と話すKAZUYAさん。

これまで週末やまとまった休みがないとできなかった「スノボをする」という非日常の生活が、日常になることも、そう遠い未来ではないかもしれません。

初期費用ナシ・すぐにおしゃれな部屋で暮らせる「goodroom サブスくらし」

「goodroom サブスくらし」は、月額69,800円から、家具・家電つきのマンスリーマンション、そしてホテルに自由に住み替えが可能なサービスです。

家具や家電、WiFiなど、必要なものが揃っているので、引越しで用意するのは、スーツケースひとつだけ。敷金・礼金などの初期費用もありません。

さらに、goodroom が運営するマンスリーマンションにプラスして、全国47都道府県800施設以上のホテルが利用可能。

毎月自由に住む部屋を変えられて、リーズナブルに好きな街に住む。そんな賃貸より身軽な暮らし方を実践してみませんか?

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「goodroom サブスくらし」の詳細はこちら
https://livingpass.goodrooms.jp/

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三宅

櫻井朝子

三宅朝子

goodroom journal 編集部所属。ライター、バーのママなど、いろんなことをしています。行ったことのない街に降り立つととにかく興奮する、街歩き大好き人間。センスがないのでおしゃれなインテリア、お部屋に興味津々。趣味は読書、刺繍、季節の手仕事など。詳しいプロフィールはこちら

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