賃貸における窮屈な縛りからの解放。ホテル暮らしがもたらしたのは、想像以上の自由だった
コロナ禍になりリモートワークが当たり前になったことで、今がチャンスとホテル暮らしを始めて1年半。賃貸をやめるという、勇気ある大きな決断をしたNさんにとって、得られたものは想像以上に大きなものでした。今では「ストレスがなくて不安になるほど」と話すNさんにもたらされた、変化や考え方などについて聞いてみました。 …
現在ホテル暮らしまっただ中のgoodroomスタッフ、イワタリサが、ホテル暮らしのリアルを語る連載。第9回目は長野県白馬にある「UNPLAN Village Hakuba」で過ごした1週間の記録をご紹介します。
text : RISA IWATA
みなさんこんにちは、goodroomサブスくらしでホテル暮らし中のイワタリサです。
先日ご紹介させていただきましたが、サブスくらしでは、ユーザーの皆さんからのご希望に応えて、1週間単位で気軽に地方での暮らしを満喫できる「ウィークリープラン」の提供を開始しました。
その第一弾としてコラボレーションしたのが、長野県白馬にある「UNPLAN Village Hakuba」さんです。
今回、実際に私自身が宿泊してきたので、1週間の暮らしの様子や、感じたことなどについてレポートしていこうと思います!
今回お世話になったホステルの「UNPLAN Village Hakuba」は、長野県の北部にある北安曇郡小谷村という場所にあります。
普段、ホテルから次のホテルへ移動する際は、持っている荷物をタクシーに詰め込んでいるのですが、今回は1週間だけのリフレッシュステイだったので、東京の滞在先だったホテルが荷物を預かってくれました!なので荷物はスーツケース1つにカバン1つのみ。ウィークリープランを使いたいホテル暮らし中の方は、ぜひご自身で荷物が置けるかどうかをホテルに確認してみてください!
白馬駅に到着してからはバスであっという間。5月は薄手のアウターがあれば、中は半袖で十分なほどの天気。新緑が美しく、ひたすら景色に釘付けでした。
ホテル周辺にはお土産屋さんを兼ねた小さなコンビニがありますが、夕方になると閉まってしまうこともあるそう。コンビニや飲食店がある市街地までは、車で10分~15分ほどかかるので、同じタイミングで宿泊している方の車や、ホテルの方の買い出しのタイミングに合わせて同乗させてもらいました。(ホテルのラウンジにも、軽食や冷凍食品、ドリンクなどが無人販売されています!)
今回は完全オフではなく、会社の仕事をしながらの宿泊でした。1日の流れをお伝えしながら、どんな風に楽しんでいたか紹介しようと思います。
朝は普段と変わらず8時過ぎに起床し、9時には仕事を開始できるようなリズムで生活をしました。
ランチは同じタイミングで宿泊している方々と一緒に市街地まで行って、カフェへ行くことなども多かったです。住んでいるからこそ知っているおすすめのスポットを教えてもらえるのがとても嬉しい!
ホテルには共有のキッチンがあるので、簡単な料理などはホテル内ですることも可能です。他にもホテルの方や滞在中の方と一緒に、屋上でバーベキューを楽しむこともありました。
休日は長野ならではのアクティビティを楽しもう!と、宿泊者の方のご厚意で車を出してもらい、周辺の散策へ。
オフシーズンだったので、雪山へ!とはいかずとも、せっかくだからグリーンシーズンを楽しもうと、周辺の観光地やおすすめしてもらったごはん屋さんへ足を運びました。中でも印象的だった体験をいくつかご紹介します。
日帰りサウナ「From P」
白馬岩岳マウンテンリゾート
今回1週間のウィークリープランを体験して感じたことを、3つにまとめました。
心が洗われ、感覚が研ぎ澄まされたと感じた1週間。実は到着してすぐの頃は「何かアクティビティをしなきゃ!」「ホテル以外の自然の中でも仕事をしてみなくちゃ!」と、なんだか気負っていたような気がします。
けれど途中で気付いたのは、この貴重な1週間は、私にとって都会で過ごしていた日常の延長でしかないのだ、ということ。
そう気付けたのも、都会に家賃のかかっている家がないからこそだと思います。サブスくらしを通じてならダブル家賃にならないので、気兼ねなく、気に入ったらいつまでもいていいんだと、肩の力を抜いて過ごすことができました。
星空が綺麗で、虫の鳴き声だけが聞こえる寝室。日の光がいっぱい降り注ぐラウンジでの仕事。そんな大自然の中では当たり前のことが、普段都会にいる私にとっては、新鮮で非日常的なことばかり。それだけで十分リフレッシュできると気付きました。
「UNPLAN Village Hakuba」では、思っていた以上に長期滞在をしている方が多く驚きました。1年近く住んでいる方、1か月ほどワーケーションをしている方、毎年このシーズンはここに住むと決めている方など、いろんな方に出会いました。
職業はフリーランスの方や、エンジニアの方、大学教授の方などさまざま。いつもの東京のオフィスでは出会うことのなかった人たちと火を囲むことで、いろんな人生観や仕事観に触れられて、本当に素敵な時間になりました。
滞在中は市街地まで車を出していただいたり、夜はバーベキューを楽しんだりと、たくさんお世話になったのも、いい思い出です。
正直私は人見知りをする方で、初対面の方との交流があまり得意なタイプではありません。
けれど蓋を開けてみたら、私と同じように一人で長期滞在している方が多いので、基本的には一人の時間が好きな方が多いんです。どこかへ出かけても「ここから先は一人で行くね」とさらりと抜けたり、「今日は部屋で過ごします」と集いに参加しない方がいたり。
決まったコミュニティでずっと一緒にいるわけではなく、相手のプライベート空間に踏み込みすぎず、お互いの「自分の時間」を大事にする、適度な距離感がとても心地よいなぁと感じました。
たった1週間のうちに、多くの出会いや別れがあったのも、ホステルならでは。それぞれの方が帰っていく先を思って、少し寂しくなるような気持ちを覚えたのも久しぶりでした。
普段東京にいたら同じ会社のメンバーとしか顔を合わせないのが当たり前でしたが、ここではさまざまな年代や職業の方とのコミュニケーションを通じて、私も東京に帰ったらまた頑張ろうと、刺激を受けることができました。
白馬に来て1週間滞在してみて感じたのは、本当に時の流れがゆっくりだなぁということ。そして、本当に自由な暮らしは「場所」だけでなく「時間」も自由になってはじめて実現するということ。
リモートワークやワーケーションが定着してもう数年が経ちますが、仕事をする場所がどんなに自由になっても、自分の中の時計がずれていると逆に疲れてしまうと感じました。
都会は電車が3分に1本は走っていて、1時間もあれば県外へ出かけることができる、物理的なスピードの速さがあります。
ここではそんな忙しなさを忘れて、1日1日を噛みしめながら生活することができ、自分の中で早く流れすぎていた時間を正しく戻すことができたような気がしました。
一方で自分が過ごす白馬での時間の流れと、スマホやパソコンの向こうにいる会社の仲間との時間の流れがあまりに違うことに、戸惑うこともしばしばありました。
例えば、「今日は午後3時まで働き、残りの分は別の日に回します」など、フレックスに働き、退勤後はデジタルデトックスの時間にするなど、都会とのバランスのとれた暮らしができたらいいなと思ったり。
仕事仲間の理解を得ながら、地方での暮らしをより満喫できるようになったら、こうした自由な暮らし方や働き方がより一層当たり前になっていくのではないかと思うのです。
こんなことに気付かせてくれたこの白馬での1週間は、自分の中でとても素敵な時間になりました。1日や2日の旅行では味わえない体験がきっとあるはずだから、またどこかに1週間出かけてみたいな、と思っています。
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今回の白馬でのウィークリープランのレポートはここまで。
今後もgoodroomサブスくらしでは、全国のさまざまなホテルと連携しながら、ウィークリープランを体験できる施設を拡充していく予定です。
3週間は都心でバリバリ働き、ゆるやかな非日常を求めて1週間だけ地方へ。そんな憧れの暮らしをサポートしていきますので、お楽しみに!
月額6.98万円から、全国800以上のホテルやTOMOSのマンスリーマンションに「定額」で自由に住み替えできるサブスクサービス「goodroom サブスくらし」がスタートしました。
初期費用も不要、家具・家電も不要で、思いついた日から気軽に新生活がスタートできます。
新しい暮らし方の選択肢に、ぜひ加えてみてください。
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イワタリサ
イワタリサ
goodroomホテル暮らし社員&サウナ部部長。新しいもの好きなハングリー20代。サウナと古着屋とだし巻き玉子が好き。座右の銘は「実るほど頭を垂れる稲穂かな」
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