思いを馳せる時間旅行
1LDK(35.35㎡)
都内のワンルームで二人暮らし。都内暮らしだとよくあるシチュエーションですが、住まい選びによってはライフスタイルさえ変えてしまうきっかけになることも。今回、ご紹介するYUKIさんは中庭付きのお部屋との出会いで、住まいの楽しみ方から家具選びまで大きな変化があったそう。賃貸とは思えない空間と合わせてお話を伺ってきました。
text & photo : Tsubottlee
仕事の関係で九州から東京へ。職場から近い物件を探されていた時に、見つけられたのが今のお部屋。
「本当に急な話で、数日の間に住まいを探さないといけませんでした。賃貸サイトで探し回っていた中でこちらの物件がヒット。当初は予算オーバーだったので少し悩みましたが有名な建築家さんがデザインされており、築年数も2年ほど、周辺の賃貸物件と価格もさほど変わらなかった為、内見に行ってその日に即決しました。」
「このチェアは何といっても背もたれが可愛くて、インダストリアルなステンレスユニットシェルにナチュラル感を加えてくれます。」
在宅での仕事が多く、1日この書斎で仕事をされているというYUKIさん。1日の日の流れに合わせて緑の移ろいや野鳥を横目に仕事出来る空間って贅沢だなぁ。
たくさんの植物がある一方で、お部屋は空間の余白が十分に取られ、スッキリとした印象を与えます。収納のために複数箇所に使われていたのが無印良品のステンレスユニットシェルフ。収納場所がすぐに分かる機能性と、統一感を持たせやすいデザイン性が好みのインテリアなのだそう。
「無印良品もこの住まいになって初めての挑戦でした。muji+Kitchenだったキッチンスペースを中心に住まいの中で無印のアイテムが広がっていきましたね。」
キッチン以外にも、中庭を繋ぐモルタル玄関でもグリーンと園芸に関わるものの収納として。
「モルタルを活かして、DIYや園芸の作業台を設けました。通常より幅の狭いタイプを選んだことで中庭に繋がる動線も最低限確保できました。ユニットシェルフの特徴を活かして、作業台兼、シューズラック、アウトドア用品収納棚、植物育成も行えるマルチな使い方をしています。」
九州ではアパレル系の仕事もあり、衣類を始めモノ数が多かったと話すYUKIさん。
「この住まいで収納を見直す中で、そうしたこれまで持っていたアイテムの多くは手放してしまいました。その時にそれまで住まいに置いていたような大量生産で質も高くないものは売るのも難しく、本当に捨てるしかないものばかりだったんです。」
本当に大切なものだけをという考えと合わせて、家具一つに対して2つ以上の汎用性を意識。
例えば、別途はスローケットを敷くことでソファに。ユニットシェルフの活用で収納棚は書斎にも、普通の住まいでは分けて2つ置くものを1つにまとめて物数を減らされていました。
「家具を減らすことで、その分、購入時に妥協なしのしっかりした家具を選んでます。」
好きな写真を更に楽しめる住まい作りに、まずは中庭を満足のゆくまで楽しんでいきたいと話されるYUKIさん。
「今の住まいは1年目でようやく家具も揃ったところです。これからは中庭を中心に、植物のある暮らしを楽しみたいですね。また今使っている家具は数が少ないことに加え、住まいに合わせて重ねたり、組み換えたり出来るものばかりにしています。将来的にはより自由度高く、味のある古民家で、今回の住まいで購入した家具たちも活かしながら暮らしを楽しんで行けたらと思います。」
住まいの中に加わる緑とともに、景色や暮らしがどのように変わっていくのか。これからの変化も楽しみなお部屋でした。
YUKI(sky___photo)さんのInstagramアカウントはこちら
https://www.instagram.com/sky___photo/
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Tsubottlee(つぼとる)
Tsubottlee(つぼとる)
福岡県出身。アメリカはポートランドで写真を始め、京都・東京・福岡を中心に全国へ素敵な住まいと人の物語を記録と記憶に残しながら旅をする写真家。あなたのお住まいにもぜひ。コーヒー、ビール、美味しいご飯があれば、どんな場所でも幸せに暮らせるタイプです。
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