ホテル暮らしは「不在票知らず」でラク!ホテル生活1年生の私が住民票や、郵便物の疑問に答えます
「ホテル暮らし」という暮らし方が少しずつ広まってきていますが、まだまだハードルが高いのも事実。そこで現在ホテル暮らし中のgoodroomスタッフ、イワタリサが、ホテル暮らしのリアルを語る連載をスタート。第4回目は多くの方からご質問いただいた「住民票」のこと、「郵便物」の宛先や受け取り方について紹介します。…
室内に自分専用の洗濯機がない「ホテル暮らし」。洗濯ってどうすればいいの?手洗い?コインランドリー?洗濯代行サービス?1年間の多拠点生活でいろいろ試してみた感想をまとめます。
text : Miha Tamura from goodroom journal
ホテル暮らしの場合、自室に洗濯機がついているお部屋は少ないです。
そんな場合にどうするか。多拠点生活を1年続けて、「便利な順番」はこうでした。
1. ホテル内のランドリーコーナーを使う
2. 近所のコインランドリーを使う
3. 洗濯代行サービスを使う
ちなみに、以下の方法はほとんど使いませんでした。
・ホテルのランドリーサービス
客室内の専用バッグに入れて出せば、最短翌日に届けてもらえるランドリーサービスは、1点ごとにいくらという計算になるので「コストより時間優先」の方向き。
Yシャツなど、アイロンがけ必須のものを個別に利用するのはアリだと思います。
私はアイロンがけ必要な衣類を極力持たないようにしているため、利用しませんでした。
・自室のバスルームで洗濯
バスルームで洗濯、意外にできてしまいますが、一番困るのは「脱水」です。
手で絞るのには力もいるし、脱水が不十分なためにいつまでも部屋の中で乾かない……というような経験も。
どうしても近場にコインランドリーがない場合の非常手段と考えた方が良さそうです。
やはりホテルの中にランドリーコーナーがあると一番便利です。
ランドリーコーナーがあるかどうかに加えて、こういう条件だと個人的には嬉しいので、ホテルごとにチェックしています。
・ 少量から洗濯OKの一体型タイプ
・ ロビーフロアではなく、客室と同フロア、もしくはシャワールームや浴場のフロアにある
・ 複数台設置されている
ホテル内にランドリーコーナーがない場合、近隣のコインランドリーを探すのが、結局は一番の近道です。
24時間営業のところも多く、夜でも気にせず、好きな時間に行って洗濯し、その日のうちに明日着るものが出来上がるのは楽です。
ただ、コインランドリーの場合、まず「洗濯機」に入れて、そのあと、わざわざ取りに行って「乾燥機」へ入れて、また取りに行く……という手順を踏むのは非常に面倒。
洗濯〜乾燥まで一体型のタイプを選ぶのが、まず1つ目のポイント。
一体型なら、買い物や食事に行ったり、銭湯に行ったり、外に出る用事の前にランドリーに入れ、帰りに取りに行くだけなので、ほとんど手間になりません。
最近増えているのが「毛布も洗濯できる」など、「大容量」を売りにしているタイプのコインランドリー。こういうタイプの場合、洗濯料金は800円〜1,000円と一気に高くなってしまいます。
なるべく400円〜500円程度で小容量にも対応した機械が、しかも複数あるランドリーを見つけると良いですね。「銭湯に設置されている」という場合もあるので、色々と探してみましょう!
最近登場した、第3の選択肢が「洗濯代行サービス」です。クリーニングとは違って、ドライクリーニングやアイロンがけはナシ。Tシャツやタオル、下着など、普段着の衣類を、バッグに入れて発送すれば、水洗い&タンブラー乾燥し、畳んだ上で送り返してくれます。
最初は、「下着も送っても大丈夫なの?」と思っていましたが、これは、サービスにもよりますが、OKのところが多いです。人に見られたくないアイテムについては、ランドリーネットに入れてから出す、などの決められたルールによって、そのまま水洗い&乾燥し、ネットのまま返してくれます。
洗濯代行サービスの弱点としては2つです。
・対象は、水洗い&タンブラー乾燥できる衣類のみ
・宅配サービスのため、預けてから届くまでにタイムラグがある(場合によって、2〜3日ほど)
手持ちの衣類で確認してみたところ、「タンブラー乾燥NG」となっているものが結構ありました。そこまで気にしなくて良いものもありますが、リネン混の素材など、乾燥機に入れるとひとたまりもなくシワシワになってしまうものも多いです。
また、もともと多拠点生活のために衣類の量を下着も含めて「4日分」まで絞っていたため、2〜3日のタイムラグがあるとほとんど使えない、というデメリットもありました。
ここは考え方を変え、洗濯代行サービスをメインで使う場合には、「洗濯代行サービスを前提としたシステム」に作り変える必要があります。
・ 7日分程度の衣類を「2セット」用意して、1セットを洗濯に出している間、もう1セットを着る
・ 下着も含めて、極力タンブラー乾燥OKの素材で揃える
・ タンブラー乾燥NGの素材は別途、クリーニングサービスを使う
特に「2セット」用意する、というのは必須となりそうですが、1度システムを完成させてしまえば、かなり便利なサービスです。
ランドリーの待ち時間を考える必要なく、バッグに洗濯物を詰め込んで送るだけで、ピシッと畳まれた状態のものが返ってくるのはかなり気持ち良いので、「一度やってみたいな」という気持ちもあります。
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田村美葉
田村美葉
グッドルーム・ジャーナル編集部所属。インテリアやリノベーションが大好きです。グッドルーム・ジャーナルの取材を通じて、いつもたくさんのアイディアを教えてもらってます。現在、定額制の居住サービスを利用して全国で多拠点生活中。