ここにいた逸品
1LDK(42.24㎡)
賃貸マンションの1LDKや2LDKの間取りに多い「縦に長いリビング・ダイニング」。大きな窓が1箇所にしかなく、視線の通る方向が決まっているのでごちゃごちゃして見えてしまうこともあります。縦長のLDKを上手に使いこなしているインテリア実例をまとめました。
text : Miha Tamura from goodroom journal
ひとつめのお部屋は、キッチンを入れて13畳ほどのLDK。キッチンとの間仕切り壁やダイニングテーブル、コーヒーテーブルなどを、DIYで作られているお部屋です。
素材感や、木目の色が統一されているため、かなりまとまって見えるお部屋。ダイニングテーブルの椅子はスツールやベンチを利用しているため背もたれがなく、圧迫感を感じにくいのもポイントです。
キッチンとの間仕切りには「ディアウォール」で自作のキッチンカウンターを設置。冷蔵庫など無機質で生活感を感じるものがうまく隠されていますね。
二人で一緒に食事をとることの多いダイニングテーブルをあえて窓際に配置して、一番明るい場所で食事をすることができるようにしたお部屋です。
「縦長の部屋」のメリットでもある、たくさんある壁面を利用して壁一面の本棚を設置。
本棚の真ん中にはテレビ、その正面にはソファを配置して、リラックスタイムがとれるように。こうしてみると、ダイニングテーブルが窓際にあるのもなかなか合理的ですね。
ダイニングとソファ、両方を置いてしまうとどうにも空間がまとまらない……そんな時は、「どちらか気に入っている方だけを思いきって残す」という選択もありです。こちらはダイニングを無くし、キッチンカウンターとソファ、ローテーブルだけのLDK。
空間が広くなった分、すっきりとして雑貨やグリーンなどがよく映えるお部屋になっていますね。
ダイニングテーブルがない分、ソファは3シーターの大きなものを置いて、ゆったりと寛げます。
続いて、ベッドまで含めて配置したワンルーム・1DKの縦長リビングの事例です。こちらのお部屋では、仕事用のデスク、ダイニングテーブル、ソファ、ベッドが縦長の空間に順番に配置されています。
プライベートな空間は「棚」で仕切ることで目隠しに。
ダイニングテーブルは丸い形のものを選んでいるのも、空間を広く見せるポイントです。
とてもすっきりして見えるこちらのお部屋、ポイントは「ソファ」がないこと。
いかにも座り心地の良さそうな「リラックスチェア」を2つ置いて、読書をする時、食事をする時、人が来た時など、場合に応じて場所を移動して使います。
食事をする時は小さなダイニングテーブルやスツールと合わせて。
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田村美葉
田村美葉
ジャーナル編集部所属。エスカレーターマニアというちょっと変わった肩書きを持っていますが、インテリアやリノベーションが大好きです。goodroon journal の取材を通じて、いつもたくさんのアイディアを教えてもらってます。