わん!わん!わんるーむ!
1R(21.16㎡)
お部屋探しや、引越しの疑問に、グッドルームスタッフが答えます。
今回は、引越しのとき必要になる「住民票」を移す手続きについて。直前になるとばたばたしてしまうことが多いお引越し。前もって確認・準備して、スムーズに乗り越えたいですね。
text : goodroom 編集部
今度、ひとり暮らしを始めるつもりです。
引越しの手続きをいろいろ調べていたんですが、「住民票」って、必ずうつさないとダメですか?友達には、住民票をそのまま実家のままにしている人も多いんですが。平日に区役所に行く時間がとれなくて、どうしようかと思っています。
転出届、転入届は法律で義務として定められていて、守らなかった場合に5万円以下の過料(罰金)もあります。
いずれにせよ、賃貸契約には現住所の「住民票の写し(原本)」が必要なことがほとんどで、市区町村役場まで1度は必ず行かなくてはなりません。あとから困らないように、あわせて手続きしておきましょう。
平日にどうしても時間がとれない場合、郵送での手続きや休日窓口を利用することもできますよ。
困ることは大きく分けると2つ。
住んでいる地域の公共サービスが受けられないのはもちろん、手続きをいちいち旧住所地でやらないといけないことになり、とくに遠方へのお引越しの場合は、余計な交通費や郵送費がかかってしまうことになりそう。
地域の公共サービスを受けられない、選挙に参加できない
・ 図書館やスポーツセンターなど、公共施設の利用ができなかったり、割引がなくなります
・ 新しく住んでいる地域で選挙に参加できません
いろんな手続きを旧住所地でやらないといけない
・ 運転免許証の更新
・ 住民票、印鑑証明書などの各種証明書類の取得
・ 確定申告
1) 引越しをする「前」 (引越し日の14日前〜引越し日から14日以内)
現在住んでいる市区町村へ、「転出届」を提出
→ 新しい部屋の賃貸契約で必要になるので、現住所の「住民票の写し」をあわせて取得しておきましょう
2) 引越しをした「後」 (引越し日から14日以内)
「転出証明書」をもって、引越し先の市区町村へ。「転入届」を提出
→ ここでも、いろいろな住所変更手続き用に引越し先の「住民票の写し」を何枚か取得しておきましょう
→ あわせて、マイナンバーカードまたは通知カードの住所変更もしておきましょう
持ち物(どちらの場合も必須です)
・ 身分証明書(運転免許証など。現住所のもので大丈夫)
・ 認印
・ マイナンバーカードまたはマイナンバー通知カード
・ 国民健康保険証 (加入している方。社会保険の場合は必要なし)
転出届の提出は、郵送でも大丈夫です。また、委任状を用意する必要がありますが、代理人に行ってもらうこともできます。市区町村によっては、土日の窓口を設けている場合もあります。
まずはウェブサイトで、それぞれの市区町村のルールを早めに確認してみましょう。
マイナンバーカードを持っている人は、転出届の提出が不要になり、コンビニで住民票の発行もできます。
まだ持っていない人は、今後に備えて、あわせて発行の手続きもしておくと便利かも。
・ マイナンバーカード・通知カードの住所変更 → 転入届と同時に、市区町村役場で
・ 運転免許証の住所変更 →住民票の写しを持って警察署、または免許センターへ
・ 郵便物への転居届 → 郵便局、ネットでもOK
・ 銀行、クレジットカード、携帯電話などの住所変更 → ネットでもできることもあり
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