ふと、惹かれてしまう
2DK(40.07㎡)
賃貸でも、自分らしいインテリアを実現したい!
最近各地に登場するDIYショップで、暮らしのヒントをもらいましょう。
今回訪れたのは、三鷹市の住宅街にある『DIY STORE 三鷹』。リノベーション工事を担う「空間工房」白石さんのアイディアがたくさん詰まっています。
text : Miha Tamura / photo : Takuya Kanai
去年、グッドルームスタッフの間でちょっと話題になった、三鷹市のリノベーションアパートがありました。木造アパートをオーナーさん自らリノベーションしたというお部屋は、DIYのヒントにもなりそうな工夫がいっぱい。テレビでも紹介されていましたから、見たことがある人もいるかも。
こちらのお部屋のオーナーさんがとても素敵な人でしたよ、とスタッフから報告を受け、DIYの極意を探りにお会いしに行ってきました。
白石さんは、株式会社空間工房の代表。子どもの頃からホームセンターが大好きで、月1回ぐらいは部屋の模様替えをしていたという白石さん。ビルメンテナンスの会社からスタートし、空間作りへの興味から住宅やマンションのリフォーム、エクステリアを手がけるようになりました。賃貸住宅であっても、ありきたりではないオンリーワンの部屋へと変身させてしまいます。
アパート近辺の敷地には、白石さんのご自宅、事務所、それに、なにやらおもしろそうなものがいっぱい並んだショップがあります。それが、『DIY STORE 三鷹』。リノベーション工事を手がける上で培った、白石さんのノウハウをおすそ分けしてくれるお店です。
『DIY STORE 三鷹』では、スペースと工具を時間で貸し出してくれます。DIYに使える木材から金具、塗料まで、いろんなアイテムもその場で販売しているので、手ぶらでやってきて好きな物を作って持ち帰ることが可能。DIYが好きだけど、場所がない!工具もない!と思っている人にとってうってつけのスペースなんです。
月1回のワークショップも毎回人気。
「ものを作る楽しみを共有する、アンテナショップのような場所にしたくて。大学生から主婦、スケボーショップのオーナーさんまで、SNSでじわじわ広がってなんとなく集まってきています。お互いに影響を受けたりもするんですよ」
白石さんに、賃貸でも手軽に取り組める、簡単なDIYを教えてもらいました。
1. ミルクペイントと水糊でクラックペイント
フツウの家具にちょっとVintageな雰囲気をもたせたいなら、「クラックペイント」がおすすめ。使うのはなんと水のり。水のりを塗って乾く前に、ミルクペイントなどの塗料を重ねて塗っていくと、いい感じのひび割れができ、エイジングさせた雰囲気に。
「塗料に砂をまぜると、錆塗装もできますよ」
2. 速乾セメントで植木鉢
速乾セメントもおすすめの材料。牛乳パックの空き箱などを使ってかためれば、簡単に植木鉢が作れます。
3. ワイヤーでハンギングバスケット
最近流行のハンギングバスケットも、ワイヤーベンダーを使ってワイヤーを曲げていけば、簡単に自分で作ることが可能。チェーンの部分も作れちゃうんですね。ちょうどいい大きさのプラントハンガーがなかなか見つからずにいた私。これは早速やってみたい。
DIYにチャレンジしてみたいけど、難しそう……そんなひとの背中をそっと押してくれるような、素敵な場所。どんどん進化を続けている白石さんの空間作りのテクニックを盗みに、ぜひ訪れてみましょう。
DIY STORE 三鷹
東京都三鷹市新川2-9-3
0422-29-8557
営業時間 10:00~17:00
営業日 月曜~金曜/土曜日不定期営業
休業日 日曜/祝日
http://diystoremitaka.com/
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