毎日をちょっといい日に
1LDK(33.13㎡)
本を読み、そばにあるこだわりのアイテム。それらがつくるのは、インスピレーションを高めてくれるひとつの空間。本を読む時間をより大切にしたいと思える、愛用品3つをご紹介します。
text & photo : ryotaro
書店の本に挟まれている「売上スリップ」を思わせる、細長いレザーのブックマーク。
ヌメ調の牛革でつくられていて、使い込むほどに色や艶が変化していくのも、このしおりの魅力です。
何より気に入っているのは、手に取ったときの革の質感。薄くて軽いのに、きちんと革らしさが感じられる。
シンプルな形だからこそ、素材の良さがそのまま伝わってきます。

5〜6月頃から、少しずつ本を読むようになりました。ただ、当時はしおりを持っていなかったので、読みかけのページを本の角を折ってマーキングしていました。読み終わった本を見返すと、折り目がいくつも残っている。本を大切に読みたいと思うようになった一方で、その跡が少し気になるようになり、しおりを探すようになりました。
そんなとき、旅行先でたまたま出会ったのが、このレザーブックマーク。「これなら本に挟んでおきたい」と思える佇まいと、革の質感に惹かれて購入しました。
これを買ったからといって、暮らしが大きく変わったわけではありません。でも、本を手に取るとき。読み終わって、しおりを挟むとき。そんな何気ない瞬間が、以前より少し丁寧になった気がします。
本の角を折る代わりに、革のしおりをそっと挟む。たったそれだけのことですが、「本を読む」という時間そのものを少し大切にできているような感覚があります。
i ro se LEATHER BOOKMARK (8 colors)

もともとどこかで使われていたレンガを、一部石膏で補修し、きれいな形に成形した作品。ずっしりとした重さと、古いものならではの佇まいが気に入っています。
本をラックに並べるときに、倒れないようなブックエンドが欲しいと思っていました。そんなとき、たまたま骨董市で見つけたこのレンガ。見つけた瞬間、「これ、ブックエンドに使えるかも」と思い、購入しました。

目の保養です。美しい。整った長方形のかたちに対して、自然な質感と粗さがある。その組み合わせがなんとも心地よくて、眺めているだけで癒されます。そんなレンガをブックエンドにして、本をしまう時間も少し好きになりました。
「もっと頑張らなきゃ」と思っているときに、少し立ち止まるきっかけをくれる本。何かをすることではなく、「なにもしない」という選択に目を向けているところが、この本の面白いところです。読むほどに、余白を持つことの大切さを感じられる一冊です。

日々の生活の中で、やることを増やす、なにかやらないとそんなことばかり考えていた時期に、この本のタイトルが目に入りました。
「なにもしない。」
一見すると、とてもシンプルな言葉ですが、忙しい毎日の中では意外と難しいことなのかもしれない。
そんなタイトルに惹かれて、手に取ってみました。
何かをしなければ、と焦る気持ちが少し軽くなりました。
休んでいる時間や、ぼーっとしている時間も、決して無駄ではない。自分の本当にやりたいことそれを選択できる時間でもある。
そんなふうに思えるようになったのは、小さな変化かもしれません。
「なにもしない」という時間も、暮らしには必要なんだなと感じさせてくれる一冊です。
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