間を通して伝わるあたたかさ
1LDK(40.36㎡)
インテリア好きのご夫婦が、初めての猫と一緒の暮らしで選んだ、こだわりのインテリア。
ご夫婦も愛猫のコテツくんも寛げるお部屋についてお話を伺ってきました。
text & photo : Tsubottlee
念願の猫との暮らしを始められたお部屋は、朝の日当たりの良さや水回りが綺麗など初期設備の状態がいいことに加えて自由のきくシンプルな間取りが決め手だったと話すナカノさん。
ご夫婦揃って、元々インテリアを取り扱う会社で働かれていたこともあり、新居のインテリアは、それぞれのインテリアを一度運んで整理していかれたそう。
「ソファやテレビ台など、それぞれ2つずつあったものをお部屋に合わせながら取捨選択し、使わなくなった方は家族や職場の後輩に引き取ってもらいました。」
日当たりの良い窓辺で以前の住まいから引き続き使われているのがMOMO NATURALのDAY SOFA。
様々なソファを見比べながら選ばれたポイントは圧迫感のない背もたれの低さと、溝のないフラットな座面だったそう。
こうした大型のインテリアを楽しめるのは、自由度の高い間取りのメリットですね。
ダイニングテーブルもソファと同じく、MOMO NATURAL。ラウンドテーブルなので入口からリビングまでの動線も緩やかに取ることが出来ています。
「脚と天板が自分で選べるところが気に入って購入しました。木の色合いも好みです。」
「HAYのダイニングチェアは、ポップアップをやっていたタイミングで実物を見て購入したものです。夫婦で一緒に選んだお気に入りのインテリアで空間を作ることが出来ました。」
照明はレトロなデザインが印象的なコンテルマンが使われていました。鋳物だからこその表面が空間をシックな雰囲気に変えていますね。
食べるのが大好きというコテツくん、ご夫婦の食事時間は一緒にダイニングスペースへ集まってくるのだとか。撮影中ももちろんナカノさんに合わせてダイニングテーブルへ、日々の生活を通して癒してくれそうですね。
リビングの隣に設けられた部屋は寝室として使用されています。ベットとキャビネットのシンプルな空間には、各所に思い出や、愛着あるものがありました。
「リビングほどインテリアを多くは置いておらず、寝るための場所としてシンプルな空間づくりを意識していますね。寝室の奥には気に入ったポストカードやショップカードなどの紙物を貼って楽しんでいます。」
「一人暮らしの住まいから使っている。amalefのヴィンテージラグはネットショップで見つけて購入しました。冬場の朝、起きてからスリッパを履くまでのちょっとした寒さが気になっていたので助かっています。インテリアとしてもこれ一つで印象が変わりますね。」
キャビネットの中にはコテツくんにそっくりなフェルトの人形が飾られていました。寝室は、少しずつ好きなものが加わっている様子とともに、まだまだ楽しめそうな空間になっていました。
お部屋の中で、特徴的な間取りのために収納への考えを巡らせて愛着が湧くようになったというのがキッチンスペース。
水回りと対面のバックスペースが平たい壁ではなく、奥行きが異なる3段構成になっており、インテリアのレイアウトが難しいものになっていました。
「住み始めてから気づいたので、最初は驚きました。冷蔵庫と以前から使っていたオープンラックは上手くハマったものの、どうしても収納が欲しいという思いに対して、これまでのインテリアでは解決出来なかったんです。」
スペースに合わせて新しく購入されたのがパシフィックファニチャーサービスのスチール製キャビネット。
「今後の住まいも考えて、色々な用途で使えるものが良いなと思っていました。床や壁とはもちろん、使う食器にも制限がかからないような色合いやデザインのおかげで、自分たちの暮らしに合わせやすいインテリアになってくれて、キッチンが一気に好きなスペースになりましたね。」
ラックの下から2番目はコテツくんのお気に入りのスペースとして、空けられているんだそう。
ひょこっと顔を出す様子が可愛いですね。
今ではラックごとに収納するものも分類しながら、効果的に使われているナカノさん。
収納の少なさやデッドスペースになりがちな空間は、インテリアの視野を広げて考えてみるのも効果的かもしれません。
1つのスタイルにこだわることなく、ご夫婦で決められたインテリアたちで作られている様子が印象的なナカノさんのお部屋。
「インテリアのスタイルに限らず、本当に気に入ったものだけを集めたら自ずと気に入った部屋になる。と考えているので可能な限り妥協しないでモノを買うようにしています。予算上、難しいことも多いですが、一度愛したアイテムは一途に好きな自信があるのでその心得はこれからも大切にしていきたいですね。」
お気に入りのインテリアでお部屋を作った結果、少し手狭にも感じられる部分も出てきたとのことで新しい住まいを検討中だと話すナカノさん。
コテツくんも含め、初めて家族で暮らす住まいを経験されたことが、これからの住まいづくりにどう反映されていくのか、これからのお部屋も楽しみですね。
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Tsubottlee(つぼとる)
Tsubottlee(つぼとる)
福岡県出身。アメリカはポートランドで写真を始め、京都・東京・福岡を中心に全国へ素敵な住まいと人の物語を記録と記憶に残しながら旅をする写真家。あなたのお住まいにもぜひ。コーヒー、ビール、美味しいご飯があれば、どんな場所でも幸せに暮らせるタイプです。
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