ホテル暮らしは「不在票知らず」でラク!ホテル生活1年生の私が住民票や、郵便物の疑問に答えます
「ホテル暮らし」という暮らし方が少しずつ広まってきていますが、まだまだハードルが高いのも事実。そこで現在ホテル暮らし中のgoodroomスタッフ、イワタリサが、ホテル暮らしのリアルを語る連載をスタート。第4回目は多くの方からご質問いただいた「住民票」のこと、「郵便物」の宛先や受け取り方について紹介します。…
月額6.98万円〜マンスリーマンションのように「ホテル暮らし」が可能になる新サービス『goodroom ホテルパス』がスタートしました。既に多くの反響をいただいているこのサービス、実際のホテルでの宿泊をレビューする企画、始まります。
第11回は、国の有形文化財にも指定された元百貨店の建物に泊まることのできるアパートメントホテル「シタディーンなんば大阪」を紹介します。
text & photo : Miha Tamura
ゴージャスできらびやかなデパートを訪れると、テンションが上がり満ち足りた気持ちになってしまうファッショニスタさん、お買い物好きさんは多いはず。そんな元デパートの建物に泊まれるホテルがあるんです。
「シタディーンなんば大阪」は、昭和初期のアール・デコの名建築で、国の有形文化財にも指定されている「高島屋東別館」の建物を大胆にリノベーションし、2020年1月に開業したホテル。うっとりするような空間で、ロングステイを楽しんでください。
白の外壁に11連のアーチが美しい、昭和初期のアール・デコ建築。
パリのリヴォリ通りのようなアーケード。ショーウインドーの「磨き板ガラス」も当時のままのものです。
元の建築の良さを最大限活かしながら、モダンに改装されました。
ゴージャスな石張りの階段も当時のまま。
フロントロビーは、百貨店として営業していた頃の雰囲気を思わせるような仕掛けがたくさん施されています。
エレベーターホールもゴージャス!
館内、いろんなところに描かれているイラストが可愛いです。
ロングステイのお部屋は、ダブルのほか、ツインも選択できます。ブルーのアクセントクロスで落ち着くシックな雰囲気に整えられた内装がとても素敵。「こんなお部屋に住むのが夢だった!」と思わずテンションが上がってしまいました。
デスクには引き出しつき。しっかり集中して仕事ができそう。
2シーターの大きなソファもついています。こちらのテーブルも、高さがあり広いので、仕事や食事にもゆとりをもって使えます。お二人で利用する場合にも、デスクとソファでそれぞれ居場所ができるので、良さそうです。
ふかふかのベッド。壁には、ショッピングをイメージしたアートが描かれています。大人っぽいのに可愛いデザインで、とても気に入ってしまいました。
空間を邪魔しない、壁掛けの大きなテレビがあり、リラックスして過ごせます。
収納スペースはこちら。右側に、アイロンとアイロン台も標準設置されていました。
玄関から続く廊下部分に、大きな全身鏡と可愛いフックもついています。
バスルームはセパレートではありませんが、広々の浴槽でくつろげます。
アメニティ類はUndefinedのもの。めちゃくちゃ香りが好みで、自分でも買おうかな!? と思うほどでした。
バスルームにはスケールが置いてあって、これはかなり助かります。
自販機コーナー。
ランドリーコーナー。
フィットネスルームに
大きなキッチン付きのレジデンスラウンジも!※現在利用休止中。利用可能状況はお問い合わせください
1階のショーウインドーに面した開放的なスペースには、祇園のお茶サロン「北川半兵衛」が。
朝食がいただけるイタリアンレストラン「numero five」
燻製専門店の「勘田亀吉製燻所」
そして、カジュアルなフードコートも同じ建物1階に入っています。
タリーズコーヒーも。ちょっとユニークなお店から、普段使いできるお店まで揃っているのが嬉しいですね。
キタの梅田と同様、ミナミの難波は、それぞれ大阪の交通の要となる場所。
JR線、近鉄線、南海線、阪神線、さらに大阪メトロ御堂筋線、四ツ橋線、千日前線が利用でき、バスターミナルもあるので、市内の移動にはほとんど困らないでしょう。
梅田、新大阪までは御堂筋線で1本。関西国際空港までは南海線の特急が便利なほか、バスも使えます。伊丹空港へ直通のバスも、駅前のバスターミナルから出ています。
ホテル目の前の通り「堺筋」は、日本橋の電気街。東京でいうと秋葉原のような雰囲気です。通りの向かい側に「ローソン100」があったので、簡単な食料品、日用品はそこで揃えられそう。
また、ホテルのすぐ近くにはプロの料理人も通う浪速の台所「黒門市場」があり、飲食店も多いです。
他にも、たくさんの商店街が集結しているので、食べるものに困るということは全くなさそう。
商店街を西へ進んでいくと、笑いの殿堂「なんばグランド花月」があり
大阪タカシマヤ、なんばCITY、なんばパークスや
映画館も入るなんばマルイなど、多数のショッピング・エンタメ施設が集結したなんばの駅前へ出られます
「可愛い」と「暮らしやすさ」がぎゅっと詰まった空間がとても気に入ってしまい、チェックアウトの際、「まだ帰りたくないな…」と思ってしまうほどでした。
ここでのロングステイをぜひ楽しんでほしいと思います。
田村美葉
田村美葉
グッドルーム・ジャーナル編集部所属。インテリアやリノベーションが大好きです。グッドルーム・ジャーナルの取材を通じて、いつもたくさんのアイディアを教えてもらってます。現在、全国で多拠点生活中。