コストも荷物も最小限に「身軽な暮らし」スタートしませんか? 初期費用を抑えられる3つのサービスまとめ
これからの時代、働き方も、住む場所も、きっともっと自由になるはず。新しい時代の「身軽な暮らし」を考える連載をスタートします。 第1回は、新しい暮らしをスタートしようと思った時、一番ネックになる「お金」の問題について。家具・家電を揃えるコストや、敷金・礼金などの初期費用に縛られず、身軽に生活が始められる3つのサービスをまとめました。…
これからの時代、働き方も、住む場所も、きっともっと自由になるはず。新しい時代の「身軽な暮らし」を考える連載をスタートします。
第2回は、去年夏から多拠点生活を送っている私が実践する、「持たない暮らし」のコツと便利なサービスを紹介します。
text : Miha Tamura from goodroom journal
リモートワーカーとして goodroom journal の編集・ライティングのお仕事をしている私。
昨年の夏に一念発起し、全国各地のシェアハウスを定額で利用できるサービスを使い、多拠点生活をしています。
もともとシェアハウス暮らしだったこともあり、家具や家電の多くは共有だったのですが、それでも、いざ「カバンひとつであちこち移動」と考えたとき、意外にかさばって困るものが結構ありました。
まず一番困ったのが、たくさん買い置きしていた化粧品や日用品。
例えば化粧水やクレンジングオイル、綿棒や歯磨き粉、コンタクトレンズなどです。
もともとそんなに値段のするものではないけれど、ついつい「まとめ買い」の安さに惹かれて買いだめてしまう。
結果として、保管する・持ち運ぶコストのほうが膨大になってしまうものがたくさんありました。
特に化粧品は実は食品と同じように「使用期限」のあるもの。
一人で使うものなのに、買いだめしすぎるのは考えものだったなと思っています。
今は全て「使い切ったら買う」「コンパクトなサイズのものを買う」を徹底しています。
次に、必要以上にたくさん持っていたのが、タオルやTシャツ類。フェスやイベントなどで気に入った色柄のものを見かけるたびに、「なんとなく、使うものだから」と思って買ってしまっていました。
でも、そういうものって意外と普段づかいはしないので、なんだか年々増え続けていく……。
これも、「着古したら買う」「必要な枚数だけ持つ」を徹底し、かなりの数を減らしました。
3つめは文房具類。ボールペンやマスキングテープ、可愛いメモ帳など……。
これも、1度に何本も、何種類も使う必要はないのに、たくさん持っていました。
可愛さではなく、「本当に使いやすいもの」を「1つだけ」持つ、を実践しています。
逆に、「多拠点生活になったけど、手放さなかったもの」もあります。
それは、「生活必需品」というわけではないけれど、自分にとって大切なもの。
お土産は、基本的にはお茶や食べ物などを選ぶのですが、海外旅行では「ひとつだけ記念になるもの」を旅先ごとに買う、というルールにしていました。ずらっと並べると、その時の思い出がたくさん蘇ってきて大事なものばかり。壊れやすいものもありますが、大切に保管しています。
食器類も、ご飯茶碗とお椀、お皿、そしてお箸をひとつずつ、自分の「本当のお気に入り」は手放さず、手元に残しています。
本もたくさんあったのですが、特に自分にとって大切な思い入れのある写真集は手元に残しました。電子版で出ていないもの、もう一度手に入れるのも難しいものに絞って、後ほど紹介する収納サービスに預けています。
まず、多拠点生活者の多くが使っている、必須とも言っていいサービスは、レンタルストレージ。
私は、「ダンボール1箱分が月額250円〜」という価格で荷物を預けられる「サマリーポケット」というサービスを使っています。
トランクルームより、自分の荷物の量に応じた柔軟な価格設定で気軽に使えますし、日本中どこにいても、欲しい荷物を1個から届けてくれるというのがポイント。預けたものを1点ずつ写真に撮ってくれるので、忘れることもありません。
写真集などの本や、シーズンオフの服、カバンなどをサマリーポケットに預けています。
サマリーポケットに荷物のほとんどを預ければ、持ち運ぶ荷物のメインは衣類です。
私はシーズンごとに「10着ずつ」と決めています。これは、自分がふだん持ち運びに使うカバンやスーツケースの大きさに合わせて決めれば良いでしょう。私は「LCCでも機内持ち運び可能なサイズのカバン」を上限にしています。
衣類を必要以上に増やさないために私が便利に使っているのは、ZOZOTOWNの「買い替え割」サービス。
新しい服をZOZOTOWNで買う時、同時に今まで持っていた服を下取りに出し、割引を受けることができます。
ほとんどの服をZOZOTOWNで買っていれば、服を買うときに今持っている服一覧をみて「これは手放そうか」と考えることもできますし、金額もその場でわかるので非常に便利です。
知り合いの多拠点生活者の中には、もっとラディカルに、プロがコーディネートした洋服をレンタルするサービス「エアークローゼット」を使い、自分の衣類は1枚も所持しない、という潔い人もいます。
もうひとつ、多拠点生活をする前に行ったのは、ちょっと細かいことですが、手紙や名刺を写真に撮ってクラウドに保管すること。「Evernote」や「Eight」を使うと、画像内のテキストを自動で認識してくれ、検索も可能になるので便利です。
goodroom では、シンプルで使いやすい家具を揃え、初期費用不要で身軽に暮らしをスタートできる「TOMOS マンスリー」、定額でライフスタイルホテルにロングステイが可能になる「goodroom サブスくらし」 など、より自由に好きな場所で暮らすライフスタイルを実現するためのサービスを展開しています。
「そうはいっても、実際に考えたとき、荷物ってどうすればいいの?」という疑問に、今回はお答えしてみました。
私も、元々はすごく荷物の多い暮らしかたをしていましたが、「自分が本当にやりたいこと」を考えたら、暮らしかたを変えていくのはそれほど難しいことではなかったです。
「自分が実現したい、理想の暮らしかた」に向かって、少しずつできることから始めてみませんか?
いただいた質問に、 goodroom スタッフがお答えします。
下記フォームより、お気軽におしらせください。
田村美葉
田村美葉
グッドルーム・ジャーナル編集部所属。インテリアやリノベーションが大好きです。グッドルーム・ジャーナルの取材を通じて、いつもたくさんのアイディアを教えてもらってます。現在、定額制の居住サービスを利用して全国で多拠点生活中。