TOMOS 愛着のある暮らし
1DK(31㎡)
少ないもので暮らすシンプリスト・ミニマリストが、部屋をすっきりと整えるコツと工夫を紹介します。今回は、都内1LDKで二人暮らしをしていらっしゃるシンプリスト、夕街さやさんに、「クローゼットのルール」を教えてもらいました。
text & photo : 夕街さや
服の適量は仕事や暮らし方によって、人それぞれ。
わたしは外に出る仕事をしていないけれど、服が好き。なので服は減らしすぎず、かといって増やしすぎず、自分にとっての最適量を保つように心がけています。
スティーブ・ジョブズのように、毎日同じ服を着るようなシンプリストになれたら、と思った時期もありましたが、服好きの自分には無理でした。毎日飽きずに新鮮な気持ちで服を着たいという気持ちが強く、それならば自分にとっての「最適量」を見つけるほうが心地よく暮らせるのでは、と思いました
それからは、持ち服を減らしたり増やしたりと試行錯誤を重ねていき、ようやく自分の最適量を見つけることができました。
わたしにとっての最適量は「1シーズン20着前後」。これくらいだと毎日飽きずに、なおかつ迷うことなくコーデを組むことができます。

さらによかった点は、どの服もまんべんなく着られて、十分に活用できているという満足感を得られたこと。気に入って買ったけれど一年で一度も袖を通していない、ということが以前はよくありました。そのうちに旬が過ぎて、着るタイミングを失ってしまったことも。
せっかく買った大切な服をまんべんなく活用できているという満足感は、服好きにとってはなににも代えがたいことです。
季節の変わり目になったら、早々に次のシーズンの服をクローゼットに並べるのがマイルールです。最近は昨日と今日とで10℃変化する日もめずらしくないので、そんな日に備えるためにも、早めに出しておきます。

そもそも季節の変わり目は「着る服がない!」という気持ちになってしまうもの。そんな気持ちのときにかぎって、ふと目に入ってくる「新作の服」の情報の山……!かわいいからといって勢いで買ってしまうと、持ち服と合わず結局お蔵入りになることも。今までそんな失敗をしてきたからこそ、次のシーズンの服を早めに出して冷静な頭に切り替えます。

持ち服とにらめっこしながら、買い足したい服を考えてみると、本当に必要な服が見えてきます。 私自身、このルールのおかげでかなり衝動買いを減らすことができました。
衝動買いを減らすということは、服の量を減らすことにもなり、シンプルなクローゼットをキープすることにつながります。着ない服を手放す、ということも大切ですが、そもそもムダな服は買わないという選択肢を持つことで、よりラクにクローゼットをきれいに保てるようになりました。
我が家のクローゼットは服を収納するだけではなく、バッグや帽子、アクセサリー、香水、ヘアオイルまで、すべて手の届く範囲に並べてあります。身支度のすべてがまとまっていると、スムーズにコーディネートできて、ちぐはぐにならずに済むからです。

というのも、以前住んでいた家ではクローゼットとアクセサリー、髪を整える場所がそれぞれ別の場所にあり、行ったり来たりとムダが多く、朝の準備に時間がかかっていました。加えて出かけるとき全身鏡の前に立つと、なんだかちぐはぐ……。
そこで今の家では身支度スペースは一か所にまとめ、着替えるときにトータルコーディネートがイメージできるよう工夫しました。

そのおかげか、今では身支度の準備がかなり短縮され、朝時間に余裕が生まれるようになりました。それでなくても朝は家事が多くバタバタして余裕がないため、身支度がスムーズにできるとそれだけで1日を気持ちよくスタートできます。動線をひとつ意識するだけで、毎日の始まりが心地よく過ごせるようになりました。


「goodroom residence」は、1ヶ月単位で契約できる goodroom の マンスリー・コリビングレジデンスです。
家具・家電が揃っているため、新たに購入する必要がありません。また、広々としたワークラウンジからサウナやカフェまで、賃貸とは違い共有部が充実しているため、仕事・プライベート共にいろんな過ごし方が実現できます。
これまでにない、もっと自由なお部屋探しを始めてみませんか?

賃貸だと、満足のいくお部屋探しができないと思っていませんか。
TOMOS(トモス)は、賃貸でも心地よく暮らせる、ありそうでなかった「ふつう」のお部屋ブランドです。
「ふつう」なのに、どこにもない。ちょっと特別なTOMOSのお部屋に暮らしませんか。
