旅暮らしミニマリストの「日々の楽しみ」。少ない荷物でもできる気分転換
少ないもので暮らすシンプリスト・ミニマリストが、部屋をすっきりと整えるコツと工夫を紹介します。今回は、「goodroom サブスくらし」を利用して日本と海外を夫婦で行き来しながら暮らすアメたびさんに、少ない荷物で過ごす旅暮らしのなかでの「日々の楽しみ」について教えてもらいました。…
「旅をしながら仕事をする」「好きな場所で働く」という希望を叶える働き方・ワーケーション。実は工夫次第で、始めるハードルを大きく下げられるかもしれません。世界一周を経験し、その後も場所を変えながら働いてきた「いとまりさん」に、旅しながら働く「ワーケーション」のコツを聞いてみました。
text:RYO ODA、photo:いとまりさん
――旅行の感覚で考えると高くなりそうですが、長く滞在するとなると、やっぱりお金はかかりますか?
いとまりさん:場所選びを意識すれば、金銭的なハードルは意外と下げられます。最初は国内で短期的に始めてみるのがおすすめですし、海外なら物価を抑えやすいアジアから始めるとハードルは低いと思います。
たとえば今いるバリ島には2週間ほど滞在しますが、まず往復の航空券が約10万円でした。安くも高くもないくらいの水準です。
滞在する宿も、収入や求める環境に合わせて選んでいます。バリ島では、個室でデスクが付いているホテルに一泊1,000円台で宿泊できます。以前、私もそのようなホテルに泊まりましたが、特にトラブルなく快適に過ごせましたね。

今は、コワーキングラウンジとジムが付いたコリビングに一泊5,000円弱で滞在しています。部屋はきれいで毎日清掃が入るし、部屋でもラウンジでも仕事しやすい。日本にある同じクラス・設備のホテルに泊まろうと思ったら、結構高くなる気がしますね。

「バリ島では、月10万円ほどの収入があれば不自由なく生活できる」という話も耳にします。それくらい、物価で場所を選ぶのは大事だと思いますね。
バリ島はノマドワーカーにも人気な場所ですし、ベトナムなどもおすすめです。
――Wi-Fiや仕事場所も少し心配です。海外での仕事環境はいかがですか?
いとまりさん:実は海外でも、仕事環境は結構整えやすいですね。むしろ、日本のカフェやホテルにあるWi-Fiよりも、海外のWi-Fiのほうが断然速いと感じるケースも多いです。
今いるバリ島のチャングーは、カフェやコワーキングがたくさんあって、仕事をする環境がかなり整っています。私も、ミーティングがあるときはホテルの部屋で仕事をして、ミーティングがない午前中は下のコワーキングや近所のカフェに行くことが多いです。
バリ島は世界中のノマドワーカーからも人気な場所なので、実は働くための環境はすでに充実しています。
カフェのWi-Fiは日本より速いと感じますし、長くいても追い出されません。個人的には、東京のカフェよりも作業しやすいと感じることもあります。

でも初めて行く場所を選ぶなら、問題なく仕事できるかどうか、事前に確認しておくのが大切です。
私の場合、宿を予約する前や、まだキャンセルできる時期に、Wi-Fiの速度を測った画面をよく送ってもらっています。また、部屋に机と椅子があるか、部屋以外に仕事ができる場所があるかも必ず確認します。
国内なら、まずは沖縄や箱根、湯河原のように、観光してみたい場所へ行ってみるのもいいと思いますね。国内の有名な観光地付近は快適に仕事ができる環境が整っている可能性が高いので、そのような場所で試してみるのもおすすめです。
――せっかく来たなら楽しみたい気持ちもあって、仕事に集中できない気がします。どうやって両立していますか?
いとまりさん:どれくらい遊ぶかは、完全に自分次第です。観光をたくさんしたいなら、その分だけ仕事量を減らしたり、滞在日数を延ばしたりなどの調整をします。
逆に、いつもどおり仕事をして、夕方から現地を楽しむ過ごし方も好きです。たとえ生活リズムが同じでも、過ごしている場所が違うだけで、モードが切り替わるような気がします。

友人とワーケーションをしたときも、あえて計画を綿密に立てすぎず、自由に動けるようにしました。仕事の進め方やスケジュールは人によって異なりますし、あまり「すべてを楽しまなきゃ!」と執着しないよう心がけています。
今のバリ島滞在は、私にとっては旅行というより「帰省」に近いです。バリ島に来るのは7回目なので、毎日普通に仕事をして、夕方5時くらいに一度終えて、サンセットを見に行ったり現地の友達とバドミントンをしたりしています。観光はあまりしないけど、ちゃんと楽しんでいます。

初めての場所に短く滞在すると「今のうちに見ておかないと」という気持ちが生まれると思うんですよね。でも、最初から1週間や2週間くらい取って、旅行ではなく生活する気持ちで行けば、焦る気持ちも手放せると思います。
私も東南アジアへ行く時は、旅行というより「生活する場所がただ違うだけ」くらいの感覚です。仕事もするし、それなりに楽しいこともする。それぐらいの意気込みがちょうどいいと思っています。
――滞在中の仕事量は、日本にいる時と同じで大丈夫ですか?
いとまりさん:バリ島などよく行く場所だったら、日本にいる時と同じような仕事量・スケジュールで働きます。
ですが、観光も積極的に楽しみたい場所に滞在するときは、東京で忙しく働いている時と同じ仕事量・同じテンションで行くと、結構つらいと感じます。「なんでここまで来て、こんなに働いているんだろう」と思うこともありましたね。
私もまだ慣れていない頃は、出かけたい場所があるのに仕事が多すぎたり、ミーティングが多くて動けなかったりしました。なので、やってみて初めて分かったことも多いです。
あと移動日も、思っているより仕事ができません。飛行機に乗っている時間だけではなく、空港までの移動や待ち時間もあるので、前後に余裕を取ったほうがいいでしょう。
時差が大きい場所なら、ミーティングの調整も必要です。ただ、時差を味方にできることもあります。ニュージーランドにいた時は、日本より3時間進んでいたので、日本のメンバーが動き出す前に集中して仕事を進めていました。
事前にある程度計画を立てて、仕事量を無理のない範囲で調整すること。そして、ある程度執着や焦りを手放すこと。その2つがポイントだと思います。

――費用や仕事の調整ができれば、自分にもできそうな気がしてきました。いとまりさんが場所を変えながら働き続けているのは、なぜですか?
いとまりさん:私はひとつの場所にずっといると、考え方や視野が狭くなっていくような感覚があるんです。
ずっと東京にいると、東京モードの自分になっていきます。自分と他人とを比べて上下や優劣を気にしたり、1分1秒を効率よく使おうとしたり。そういった考え方に縛られてしまうような感じがするんです。
でも、バリ島に来ると、自然は豊かだし、人々や街の空気が東京よりもおおらかだなと思います。上下や優劣ではなく「自分がどうありたいか」を考えやすくなる気がしますね。
滞在する場所によって、考え方も、何かが起きた時の捉え方も全然違います。どれも本当の自分なんですけど、ひとつに偏って視野が狭くならないように、意図的に過ごす場所を変えています。自分の状態を調整しに行く感じですね。

あと、旅を重ねる中で、自然豊かな場所が好きなんだな、とも気づきました。もともと「自然が大好き!」と思っていたわけではありません。日焼けや虫も嫌だし、運動するタイプでもない。でも、行ってよかったと思う場所には、いつも自然がありました。
自分をチューニングしたり、新たな発見を見出したりできるので、私にとって居場所を変えることは大切だと思います。
――興味はあるけれど、まだ踏み出せていない人には、何と伝えたいですか?
いとまりさん:「ちょっとうまくいかないな」「何か違うんだよな」と感じている人には、一旦場所を変えてみてほしいなと思います。私はよく「一旦旅してみなよ」と言っていますね。
同じ日常を過ごしていると、どうしても考え方が凝り固まりやすくなります。だから、意図的に心や体を動かしてあげることは、とても大事だと思っています。
「goodroom サブスくらし」は、全国700の施設から次に住む部屋を選んで、気軽に長期滞在できるホテル・マンスリーのサブスクリプションサービス。
家具・家電が揃っているため、スーツケースひとつで身軽にお引越し。月ごとに違う拠点を選んで暮らせます。
これまでにない、もっと自由な暮らしを始めてみませんか?

goodroom の マンスリー・コリビングレジデンス「goodroom residence」なら、サウナとラウンジが日常にある暮らしを、身近に自由に楽しめます。
価格も体験も妥協しない、いますぐ入居可能な空室の一覧をまとめましたので、お見逃しなく。
