初めての一人暮らし。お部屋の決め手や、家具レイアウトのコツは?おしゃれな人の実例まとめ
これまでgoodroom journal で取材させてもらった中から、「初めての一人暮らし」で選んだお部屋のインテリア実例をまとめます。お部屋を選んだ決め手や、家具レイアウトのポイントなど。新生活の参考にしてみてくださいね。…
少ないモノで暮らすシンプリスト・ミニマリストが、インテリアを楽しむためのコツをご紹介します。今回は、こだわりの賃貸物件で暮らすTさんに、お金をかけすぎずにインテリアを楽しむコツ聞いてみました。
text:RYO ODA 写真提供:Tさん
前回「断捨離のルール」についてインタビューさせていただいたTさん。賃貸部屋でお気に入りのインテリアを楽しむために、どのようなことを考えているのでしょうか?
Tさんが気をつけていることや、お金をかけすぎない楽しみ方について聞いてみました。
<Tさんプロフィール>
goodroomの新卒社員 / 大学進学を機に上京し、現在は郊外の緑豊かなエリアにある賃貸で一人暮らし中 / 北欧インテリアが好き / ワーキングホリデーで北欧に住むのが夢
断捨離のルールに関するインタビューはこちら
おしゃれな部屋で暮らす人が実践する、断捨離のルール。無理なくモノを減らすためのコツ
――以前のインタビューでも「ずっと前から北欧のインテリアや暮らしに興味がある」とおっしゃっていましたが、どのようにインテリアにこだわっているかお聞きしてみたいです。
Tさん:私の場合は、大きく分けて2つのステップがありますね。
まずは、ひたすら「好き」を集めるステップです。Instagramの保存機能と、Pinterestのピン機能を駆使して、好きな雰囲気のインテリアや部屋の写真・情報を集めておきます。
特に、Pinterestで画像を探すのが好きですね。気づいたら1時間以上経ってることも少なくありません。
とにかく「あ、これいいな」って直感で思ったものを、どんどん集めていくんです。この段階では、あまり深くは考えていません。
そして、ある程度コレクションが溜まったら、次の言語化するステップに移ります。集めた画像や投稿を眺めながら「自分がいいと思ってる共通点はなんだろう?」「なぜこの写真やインテリアが好きなんだろう?」と言葉にしていくんです。
その過程で気づいたことを、iPhoneのメモに書き出します。自分の直感的な心の動きを、少しずつ探って形にしていく感覚ですね。
そうやって自分の「好き」を突き詰めていくと、共通点が見えてきます。現在の私の好みも、日々の発見から言語化していく中で気づいた部分が多いです。
たとえば、なんとなく自分の好きな雰囲気のインテリアや部屋の写真を集めてみたら、多くが「北欧ヴィンテージテイスト」だったんです。それまであまり意識していなかったのですが、自分の好みが明確になったことで、インテリアもさらに探しやすくなりました。
さらに言語化してみると、祖父母の家が北欧の食器や家具をふんだんに取り入れていることに気づいたのです。そこで過ごした記憶が、実は今の好みにすごく影響してるのかなと考えました。自分のルーツに繋がった気がして、自分にとっても大きな発見でしたね。
――自分の「好き」の解像度が上がってくると、今度は実際にモノを探すフェーズになるかと思います。欲しいモノと出会うために、何か意識されていることはありますか?
Tさん:ちょっと抽象的な表現になってしまいますが「好きのアンテナ」は常に立てていると思います。おしゃれなインテリアや、好きなテイストのアイテムなど、自分の「好き」に引っかかりそうなものを、いつでも探している感覚です。
たとえば、私は最近ずっとローテーブルを探しています。ですが、ある日たまたま入ったお店で、探していたようなテーブルとはまったく異なるタイプのテーブルに目が留まったんです。
それは「デスクと合体させて大きさを変えられる、ヴィンテージっぽいテーブル」でした。それまでローテーブルばかり探していた自分にとっては、新しい発見でしたね。
「人を家に呼ぶのが好きだから、大きくできるのは理想的。将来ハイテーブルを買い替えるなら、こういう選択肢も候補に入れておこう」と、すぐiPhoneにメモしました。
そのように、新しいものやおもしろそうなものを、いろいろな場所で探すようにしていますね。
私はそのように発見を探すのが癖になっていて。特定のモノを集中して探すための時間をじっくり取るだけじゃなくて、普段の買い物ついでに軽く探してみることも多いです。
たとえば、無印良品に日用品を買いに行ったとしても、あえて関係ない収納ゾーンやインテリアゾーンも見て回るようにしています。
そこで何か見つけても、すぐに買うかどうかは決めません。まずはメモして、頭の片隅に置いておく。そうして「ふわっと考える」時間が、すごく楽しいんですよね。
――ご自身のペースで、じっくりとモノ選びをされているんですね。とはいえ、すべてのモノやインテリアにそれだけお金や時間をかけるのは大変かと思います。何かメリハリは意識されていますか?
Tさん:もちろん、すべてのモノ選びに時間をかけるわけではないんです。根底にあるのは「後悔したくない」っていう気持ちが一番で。だからこそ、こだわるモノと、こだわらなくてもいいモノは、はっきり分けていますね。
先ほどもお伝えしましたが、理想のローテーブルはもう2年くらい探しています。深みのある木の色で、引き出しがあって、足はシンプルな形がいいな……と、イメージは具体的になっているんです。
でも、なかなか「これだ!」というものには出会えなくて。それでも、妥協はしたくありません。
こだわりの強さは、昔から変わっていない私の性格かもしれません。極端な例ですけど、自分の浴衣が欲しくて、中学1年生から高校2年生まで5年間ほど探し続けたことがあるんです。
時間はかかりましたが、心からお気に入りのものを見つけられて、今でも夏に着ています。本当に気に入ったものを長く大切にできているという経験が、自分の大事な価値観になっているんだと思います。
その一方で、家電にはほとんど興味がありません。今使っている家電も「機械っぽい見た目のものが苦手なので、値段と最低限のデザインだけクリアしていればよし」とあっさり決めてしまいました。
すべてを完璧にするのは難しいです。でも、こだわりたいモノはとことん時間をかけて選び、「これだ」と思うものと一緒に過ごしていたいです。これからも、じっくり時間をかけて探していきます。
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織田諒
織田諒
編集アシスタント。写真も動画も撮るのが好き。愛機はFujifilm。革のものと古いものが好き。論文を漁り回るのが趣味。