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築36年、草花と本に囲まれたゆとりある空間。3LDK・53㎡の一人暮らしインテリア

私らしく暮らす。賃貸インテリア Vol.320

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築36年、草花と本に囲まれたゆとりある空間。3LDK・53㎡の一人暮らしインテリア

ゆとりある暮らしを目指して、広く、自由度の高いお部屋を選ばれたChibaさん。
大切にされているインテリアとお仕事でも関わられている草花に囲まれたお部屋についてお話を伺っていきます。

text & photo : Tsubottle

友人と自然との時間を大切にできるダイニング

これまで様々なエリアでたくさんのお部屋に住んできたというChibaさん。今回のお住まいは、その中でも一番古く、寒く、それでいて一番広く、自由度の高いお部屋なのだそう。
「前の住まいが少し狭く、家具や観葉植物を大胆に置ける広い部屋で余裕のある暮らしをおくりたいという思いがありました。」

「今回のお部屋は、大切な友達とお家ご飯ができるダイニング。光がたくさん入る明るい台所に、自然が身近に感じられる環境と。古さこそあるものの、暮らしのイメージにあった要素を全て押さえた物件でしたね。」
住まい選びのポイントになっていたダイニングは、友人と食卓を囲んでも十分な広さがあるダイニングテーブルと出窓が特徴的。
ダイニングテーブルのテラリウムは、Chibaさんと同じく自然が好きなご友人から購入されたもの。予算を伝えればそれに合わせて素敵に作ってくれるのだそう。
出窓は、植物と雑貨を並べたディスプレイスペースになっています。

「朝は太陽の光、夜は照明にほんのり照らされます。お気に入りの雑貨や植物が溶け合って、澄んだ空気感がとても好きです。」
飾る植物は場所やものとの相性を考えながら、日々変化を加えて楽しまれていました。

見せる収納で、使い勝手の良い台所

住まいの決め手のもう1つ。窓が多く、明るい台所は、自ら手も加えて、より使い勝手のよい空間へ。
「窓から光がたくさん入る台所は、使う道具や植物のディスプレイも考えながら、料理の時間が居心地の良いものになるよう意識しています。」

「気に入っている食器や調理器具は見えるところに並べつつ、ごちゃついてしまう調味料類は食器棚に仕舞って見えないようにしています。」
ワークトップの対面には作業台を置いて、機能性もアップ。作ったものを置いたり、ご友人が来た際には一緒に料理を楽しめたりと理想の暮らしを実現するのにピッタリの環境が整えられていました。
広い台所スペースには作業台とは別に、コーヒーを淹れたり、読書をしたりと小休憩用のデスクもダイニングテーブルとの間に設けられています。
またより居心地の良い空間をめざして、寝室に置いていたアートも台所へ。 「IDEEからでているcoricciさんのアートポスターは、一目惚れして購入してしまいました。ボタニカルなデザイン、細い線、くすんだ色味があたたかみを醸し出していて、何かアートを飾りたいなと思っていた台所にもピッタリでした。」

日々使う台所だからこそ、自分自身が居心地の良い空間をめざして。見た目も機能面にもこだわって考えられている姿が印象的でした。

お部屋に好きな光景をつくる

Chibaさんがお部屋を考える上で、大切にされているのは長く滞在する場所からの光景。
「お部屋の中でいる時間が長い場所からの見える景色が、自分にとって心地よいものになるよう考えています。」

「今の住まいだと、キッチンから、ダイニングチェアから、南向きの窓辺のチェアからの景色ですね。」
「特にキッチンのシンク前に立った場所からは、お部屋全体が見えるので特に大切にしています。」
植物や本を飾るにもダイニングスペースでの話にもあったように質感や雰囲気の相性を見ながら調整されているそう。
「例えば、窓辺にはガラスの瓶や水の組み合わせがよく、アイビーを吊るして飾っています。光で水や植物の根が透けのが綺麗で絵になりますね。」
「テレビ周りも、植物の高さや質感から3つ並べているのが、バランスよくハマってくれていますね。」
住まいに迎え入れている草花もインテリアも、1つ1つが好きで取り入れられるものばかりだというChibaさん。好きなものが最大限楽しめるように、組み合わせも考えながらディスプレイを楽しまれていました。

お部屋の好きな光景を眺めながら暮らせるように、気に入ったものや感じたことを反映させながらお部屋を作られているChibaさん。
「物件の古さを感じるところも多々ありますが、自分で手を加えたり、好きな植物を増やしたりしながらより愛着のあるお部屋にしていけたらと思います。」

Chibaさんの大切にされている暮らしのイメージと、今後の感性が住まいに反映され、どんな変化が生まれていくのか。今後のお部屋も楽しみですね。

Chibaさん(@chibasan__)さんのInstagramアカウントはこちら
https://www.instagram.com/chibasan__/

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Tsubottle(つぼとる)

Tsubottle(つぼとる)

福岡県出身。アメリカはポートランドで写真を始め、京都・東京・福岡を中心に全国へ素敵な住まいと人の物語を記録と記憶に残しながら旅をする写真家。あなたのお住まいにもぜひ。コーヒー、ビール、美味しいご飯があれば、どんな場所でも幸せに暮らせるタイプです。
Instagramはこちらホームページはこちら

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