思いを馳せる時間旅行
1LDK(35.35㎡)
毎日をごきげんに暮らしているあの人に、生活にプラスの影響を与えてくれたモノ、最近買ってよかったアイテムを教えてもらう連載。第8回目は最近ご結婚されたばかりで、二人暮らしを楽しんでいらっしゃる、蕪さん。居心地の良いお部屋づくりを目指している蕪さんのお気に入りのアイテムを聞いてみました。
text : ASAKO SAKURAI
今回アイテムを紹介してくださったのは、始まったばかりの夫婦二人暮らしを楽しんでいらっしゃる、蕪さん。
同棲を始めてまだ間もないお二人ですが、二人で少しずつセンスの良いアイテムを買い足されていく様子がInstagramなどでうかがえます。
そんな蕪さんに、最近買ってよかったモノ、豊かな生活をもたらしてくれたアイテムについて教えていただきました。
まずはじめに紹介してくださったのは、自然の木の形をそのまま生かした、antryのローテーブルです。1つ1つ手作業で仕上げた一点物だそう。角度によって表情が変わり、お部屋の中にあるだけで、存在感がありますね。
「天然木のデザインに一目惚れしちゃったんです!アイアンとの組み合わせも、ひとつひとつデザインが違うところもお気に入りです。お部屋の雰囲気をガラッと変えてくれるアイテムになりました」
とても気に入っているからこそ、長く使えるように大切に、丁寧に扱うように心がけるようになったのだとか。
「このテーブルのおかげで、部屋が落ち着きのある空間に変わり、暮らしの質が上がったような気がしています。自然の素材なので、長く使えるよう、これからも丁寧に使用していきたいです」
続いて紹介してくださったのは、全国に9店舗ほど展開しているインテリアショップ「a.depeche」のペンダントライト。古い映画のワンシーンに出てきそうな、駅舎のライトをイメージされたライトのようです。
マットな質感と真鍮のソケットの相性がよく、気に入っているのだそう。
「ふらっと立ち寄ったお店でしたが、デザインが好みのペンダントライトばかりだったんです。そのため我が家のライトは、全てa.depecheで統一しています。
中でもダイニングまわりは、カフェのような雰囲気を出したかったので、思い切って大きめのライトにしました」
「お部屋の面積的に、大きすぎるかな……と思って購入したのですが、そんなこともなく、しっかり部屋に馴染んでくれました。ライトの明るさや色味も丁度良く、夜は特に雰囲気が出てお気に入りなんです」
お部屋の印象を引き締めるペンダントライトが、お二人の生活をあたたかく見守ってくれているんですね。
そして最後に紹介してくださったのは、ZaraHomeで購入されたというヴィンテージ感のあるラグ。柄がはっきりしておらず、柔らかい印象がありますね。
「お部屋にヴィンテージ感を出してくれるラグをずっと探していた時に、夫が見つけてくれたのが購入のきっかけです。ブラウンかグレーか迷いましたが、部屋の壁をブラックグレーにしたかったので、グレーの色を購入しました」
最近お二人がハマっているという、観葉植物ともよく合いますね。実際に配置してみて、印象はどうですか?
「リビングの雰囲気を柔らかくしてくれました。1つ目に紹介したantryのコーヒーテーブルとの相性も抜群です。汚れもあまり目立たない所も生活しやすくて気に入っています。
Instagramに写真を載せると、なかなか見ないデザインだからなのか『ラグはどちらのものですか?』という問合せをかなり多くいただくんですよ」
*
今回ご紹介してくださった、リビングのアイテム以外にも、ベッドルームやキッチンなど、二人で過ごすお部屋づくりを楽しんでいらっしゃる様子が伝わってくる、蕪さんのInstagram。
二人で決めたテーマに合うものを、一つ一つ丁寧に選んでいくことは、二人が大切にしていることをすり合わせていく大事な作業でもあるんですね。
蕪さんのインテリア選びに、そんな本質的に大切なことを垣間見たような気がしました。