TOMOS 目標はHawaii
2LDK(50.3㎡)
少ないもので暮らすシンプリスト・ミニマリストが、部屋をすっきりと整えるコツと工夫を紹介します。今回は、都内1LDKで二人暮らしをしていらっしゃるシンプリスト、夕街さやさんに、「手放して正解だったもの」について教えてもらいました。
text & photo : 夕街さや
小さな暮らしをする前は、3LDKの賃貸に住んでいました。その頃はキッチンも広く、水切りかごを置くスペースがあったので、毎日当たり前のように使っていました。
その後、小さな家で暮らすようになってからは、水切りかごを手放しました。理由は単純で、置くスペースがなかったからです。40㎡以下の賃貸であれば、たいていキッチンは手狭で、まな板を置いて調理するスペースがぎりぎり確保できるくらい。結果、水切りかごは早々に手放し、代わりにふきんで代用することにしました。

調理スペースを片づけたら、今度はそこにふきんを敷いて、洗ったお皿をどんどん並べていきます。洗い終えたら、別のふきんで拭きあげて、食器棚に戻しておしまい。 この一連を食後の習慣にするようになってから、キッチンに食器が溜まることがなくなり、物のない状態をキープできるようになりました。

水切りかごを置いておくと、なんとなく物がたまる状態を作ってしまうので、そもそも「キッチンに物の置き場を作らない」という意味でも手放してよかったな、と思っています。
台拭きは今までコットンのものを使っていました。しかしこまめに干したり、定期的に煮沸消毒したりと、維持管理が大変で頭を悩ませていました。

台拭きを手放すきっかけになったのは、新型コロナの流行でした。未知の疫病と対峙したとき、身近なものを消毒するのに活躍したのが、使い捨ての除菌シート。流行中は触れるものすべてに不安がつきまとう日々でしたが、そんなとき除菌シートは様々な場面で安心感を与えてくれる、心強いアイテムでした。
それからはテーブルを拭くのもキッチンを掃除するのも、すべて除菌シートに移行しました。今はもう、菌に対する恐怖はそこまでありませんが、それでも使い捨てシートが便利で使い続けています。

使い捨てだから一枚のシートを無駄にしないよう、あちこちこまめに拭く習慣がついたのもよかった点です。年末の大掃除のときくらいしか拭かなかったような場所も、シートがもったいないからと、拭きあげるように。結果、さっぱりと整って気持ち良い部屋を維持できるようになりました。
冷え性なので、スリッパは年中必須のアイテム。夏と冬で素材を分けて、毎日履き続けてきました。
しかし最近、スリッパを履くとなんとなく足が痛く感じるように……。なぜだろうと思って調べてみると、スリッパは足指を使わないため、足のアーチが崩れやすくなるんだとか。 ちょうど靴を買い変えるタイミングでもあったので、思い切ってシューフィッターさんに相談することに。すると、ビルケンのサンダルを室内履きにするといい、とアドバイスをいただきました。

そこでスリッパは手放し、代わりに家の中ではビルケンのサンダルを履くようになりました。 いざ履いてみると、思った以上に踏ん張りが効いて歩きやすい。しかも爪先が覆われていないので、足指を使いやすいという利点も。家事をしていると家の中だけで3000歩以上歩くこともあるので、室内履きは外履きと同じくらい質の良いものを履かなければならないんだなあ、と実感しました。

ちなみにわたしの履いているサンダルはベルトで調整可能なので、素足でも分厚い靴下を履いてもOK。スリッパのときは夏と冬で履き換えていましたが、年中一足で事足りるのも、うれしかった点でした。


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