TOMOS リモートワークに徹する
1R(25.23㎡)
2021年ゴールデンウィーク、goodroom journal では「インテリアの基本」を特集します。新生活をスタートし、そろそろ家具を買い揃えようかなと思っている方、ちょっと部屋の模様替えをしたいなと思っている方。あらためて「基本」を知ることで、暮らしやすいお部屋に整えていきませんか?
7日目は、「掃除・片付けの基本」。いつでもきれいに整い、お友達を呼べる部屋にするために。がんばらなくても続けられる掃除・片付けのコツをまとめます。
text : Miha Tamura from goodroom journal
掃除の大原則は、ゴミや汚れを放置しないこと。
埃は放置すると掃除しづらい隅っこに積もり、汚れは、放置すればするほど落ちにくくなります。
掃除のタイミングは「使い終わったあと、すぐ」と、「ゴミが目に入ったとき、すぐ」が一番です。
さっと拭き取れるうちに、ぱぱっと掃除してしまう習慣を作るのが大事です。
重いものをあちこちに動かしたり、狭くて細い隙間に手を伸ばしたりしないといけないような、「掃除が面倒くさい」場所をそもそもつくらないことも大事です。
リビングやベッドルームでは、床になるべくものを置かない。
キッチンやバスルームでは、油汚れ・水垢がつきやすい場所はあけておくなど、徐々に「掃除がしやすい部屋」へ整えていきましょう。
「あ、ゴミがあるな」と思ったとき、すぐ手に取れる場所に掃除道具をおいておくこともポイント。
汚れがついた直後なら、特別な洗剤や道具はほとんど必要ありません。
自分にとって使いやすい道具を、しまいこむのではなく、いつでも目に入って、ぱっと手に取りやすい場所に置いておきましょう。
部屋が散らかった状態で、一体どこから手をつけていいかわからない……ものを収納する場所がなくて、しまいたくてもしまえない……
そんな風にお嘆きの方は、こちらの記事を参考に、まずは「床が見える状態」までたどり着きましょう。
焦らず1ステップずつ進めば、きっと床が見えてくるはずです!
床やテーブルの上に散らかっているものを、元の場所に戻しましょう。
「これ、どこにしまうか決まっていない……」というようなものは、とりあえず入れておくカゴを作るのもOK。
週末など時間があるときに、定位置を決めていきましょう。
掃除の基本は「上から下へ」。
本棚や飾り棚に埃が目立つな、と思ったら、はたきやモップを使ってまずは払い落としましょう。
床掃除の基本は「奥から手前へ」。
部屋の奥から、ジグザグに満遍なくチェックしながら、掃除機やフローリングワイパーをかけましょう。
埃を溜め込まなければ、リビングやベッドルームで床の水拭きが必要になることはほとんどないと思います。
掃除機やからぶきでは取りきれない汚れが見つかった時だけでも十分です。
あとは、ウエットシートを使って、ふだん見逃しがちな巾木やカーテンレールの上、スイッチプレートやドアノブを拭き取るようにしましょう。
エアコンフィルターの汚れは気づきにくいものですが、埃が溜まっていると冷暖房効率が悪くなります。月1回程度はチェックするようにしましょう。
溜め込んだ汚れでなければ、掃除機で埃を吸い取るだけでOKです。
食器や使った道具は溜め込まず、その日のうちに洗いましょう。
洗う順番は、汚れの軽いものから順番に。落とした油汚れで他のお皿が汚れてしまうことを防ぎます。
「洗った食器を乾かすための定位置」をきちんと作っておくと、食器洗いは捗りますよ。
食器を洗い終わったら、シンクもささっと洗い流すことを習慣にしましょう。
毎日の掃除には、特別な洗剤を用意しなくても、食器と同じものでもOKです。
排水口のゴミも、溜め込まずにすぐ取り除くようにしましょう。
ぬめりが気になり掃除が面倒な「三角コーナー」や「排水口の蓋」などは、あらかじめ外してしまっておくのも楽です。
コンロの油はねは、放置すると取りづらくなる汚れの筆頭です。
シンクの掃除が終わったら、コンロ周りを点検し、キッチンペーパーやダスターなど使い捨てできるものでさっと拭き取りましょう。
スプレー式の洗剤も便利です。
全ての掃除が終わったら、キッチンペーパーでシンク周りの水はねをきれいに拭き取りましょう。
水垢も、溜まると汚れが目立つので、気づいた時にすぐ拭き取っておくのが大事です。
キッチンの床にはキッチンマットを敷いている方も多いと思いますが、洗濯する際にかさばったり、乾きにくかったりと面倒なことも。
マットをしかずに、週2回程度、ウエットシートで水拭きするのでも、十分きれいに保てますよ。
油汚れが付着する換気扇とガスコンロの五徳は、月1回程度、つけおき洗いをしましょう。
油汚れには重曹やセスキ炭酸ソーダが効果的。1時間ほどつけおきし、歯ブラシなどで擦り洗いをします。
トイレは、使い終わった後に必ず便器の汚れをチェックし、汚れていれば、トイレブラシでささっと汚れを落とすようにしましょう。
男性も座って使うことで、壁や床の汚れは最小限に抑えることができます。
トイレマットや便座カバーは使わないほうがかえって清潔に使えます。
洗面台も同様。使い終わった後、洗面ボウルに落ちた髪の毛などをティッシュでささっと取り除きましょう。
すぐに使える場所にスポンジを置いて、洗い流せるようにしておくと便利です。
また、鏡も水垢が蓄積しやすいので、使用後すぐティッシュで拭いておくと良いです。
お風呂用の洗剤は、こすらなくても良いスプレー洗剤がたくさんあります。
湯垢がこびりつかないよう、使った後すぐにスプレー洗剤を吹きかけたら、身支度をしている間少し放置。その後シャワーで洗い流すだけでOKです。
トイレや洗面所の床にも、埃や髪の毛は溜まります。気がついた時に、掃除機をかけるようにしましょう。
意外に埃や汚れが溜まりやすいのは、便器の蓋や便座の裏。
気づきにくい場所なので、週1回程度、トイレ用シートを使って拭き取り掃除をすることを習慣にしましょう。
シンプル、綺麗に部屋を整えることが習慣化しているお部屋の実例をご紹介。
真似したくなるアイディアもたくさんありますよ。
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田村美葉
田村美葉
グッドルーム・ジャーナル編集部所属。エスカレーターマニアというちょっと変わった肩書きを持っていますが、インテリアやリノベーションが大好きです。グッドルーム・ジャーナルの取材を通じて、いつもたくさんのアイディアを教えてもらってます。