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必要なものはスーツケース1つだけ。ホテル暮らし実践者の服の断捨離テクニック

憧れの、ホテル暮らしのはじめ方

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必要なものはスーツケース1つだけ。ホテル暮らし実践者の服の断捨離テクニック

年末に向けて断捨離をはじめる人が増えるこの季節。いま手元にある荷物を見直せば、気持ちよく2023年を迎えられるかもしれません。

今回は、10月から福岡でホテル暮らしをはじめたgoodroomのマネージャー・佐々木結芽が、どのように断捨離をしたかそのステップを紹介します。ホテル暮らしをはじめる前は60着あった洋服が、2週間の断捨離期間を経て30着に。なんとスーツケース1つにまとまってしまいました。「捨てる・捨てない」を判断するコツや使ってみて便利だったツールなどをお届けしていきます!

text:Yume Sasaki edit:Rei Sato

STEP①断捨離に着手する前に「理想の自分」を考える

まずは「捨てる・捨てない」を判断するための軸を決める必要があると思い、「理想の自分」をノートに言語化することからはじめました。私にとっての理想の自分は「自信がある自分」と「身軽な自分」の2つです。

「自信がある自分」は、お出かけしている時に鏡に映る自分を見て「今日の自分のファッションいいなあ。好きだなあ」と自信を持って外を歩ける状態です。一方、「身軽な自分」は、これからホテル暮らしをはじめるにあたって、月に一度は住む場所を変えながら、フットワーク軽くいろんな経験をしてみたいという想いを込めています。

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この「理想の自分」を書き出してみると、反対の「理想でない自分」も明確になっていきます。例えば、あんまり自分に似合ってないとわかっているのに我慢して着ていたり、シワのあるシャツを着ていたりする自分は「自信がある自分」からは逸れるし、例えお気に入りでも荷物としてかさばる洋服をたくさん抱えておくことは「身軽な自分」からは外れる。

断捨離する過程で「これ手放すのもったいないなあ」と躊躇する場面は、誰にでも起こることだと思います。そうなる前に「理想の自分」を明確にしておくと、迷った際に答えを出しやすくなると思います。

STEP②「いるもの」「いらないもの」「今は決められないもの」の3つの基準をつくる

①の「理想の自分」が明確になったら、「いるもの」「いらないもの」「今は決められないもの」の3つに仕分けしていくのですが、その前に3つに仕分けるための基準も先に考えておきました。

「いるもの」の基準
・月に1回以上使うもの
・年中着れるもの
・着ることで自信が持てるもの
・かさばらないもの

「いらないもの」の基準
・使わないor季節ものなど少しの期間しか使わないもの
・似合わないもの、着ても気分が上がらないもの
・かさばるもの

「今は決められないもの」の基準
・まだ決められないもの
・使わないor使用頻度が少ないけれど大切なもの、人生に必要なもの

ここでポイントなのは「いる」「いらない」の2択ではなく、「今は決められないもの」は残しておくこと

例えば、旅行先で買った洋服やプレゼントでもらったアクセサリーなど、全然使っていなくても思い出が詰まった大切なものもあると思います。おばあちゃんになったときに見返したいなと思えるものに関しては、人生に必要なものとして残しておく。「今は決められない」という選択肢があることがテンポよく断捨離を進めるコツだと思っています。

STEP③「いるもの」「いらないもの」「今は決められないもの」の3つに仕分ける

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私の場合は、今ある荷物を全部ノートに書き出して、仕分けていきました。結果として「いるもの」「いらないもの」「今は決められないもの」に下記の洋服が当てはまりました。

「いるもの」
・何にでも合う黒の靴4足(スニーカー、パンプス、サイドゴアブーツ、サンダル)
・シャツ/ブラウス3点
・ニット6点
・年中着れるボトムス5点、スカート3点
・仕事で着用するセットアップスーツ1点
・ワンピース3点
・アウター2点
・アクセサリーやスカーフなどおしゃれを楽しむための小物類
など

「いらないもの」
・一定の季節にしか着られないニットワンピースやコーディロイパンツ
・手入れのしにくいもの(シワになりやすいもの、素材が繊細なもの)
・着回しがしにくいカラーの靴
など

「今は決められないもの」
・旅行先で買ったものなど思い出があるもの
・ヴィンテージなど1点もの
・浴衣
・スノボウェアと小物
・結婚式用のドレスと靴
など

一度全部をノートに書き出すだけでも「私、ワンピースこんなに持ってたんだ!」とびっくりすることがたくさんあります。「気分が上がる・上がらない」では抽象的で判断がしにくい場合は「最後に使ったのっていつだろう?」と冷静に自分に問いかけて判断していきました。

STEP④ものの置き場を決めたら断捨離完了!

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仕分けが終わったら、具体的にどこで保管するかを決めていきます。私の場合は下記のように保管場所を決めました。

「いるもの」→ホテル暮らしに持っていくスーツケースへ
「いらないもの」→メルカリで売るor捨てるor友人や仕事仲間にあげる
「今は決められないもの」→荷物の預かりサービス「サマリーポケット」へ

荷物の預かりサービス「サマリーポケット」には、スタンダードプラン、エコノミープラン、ブックスプランの3つが用意されていて、私はスタンダードプランを選択しました。

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スタンダードプランでは、預けたすべての荷物を写真に収めてくれるため、今何をどのくらい預けているのかアプリからすぐに確認することができます。取り出したいときは1アイテムだけでも申請OK。

「サマリーポケット」の操作画面

「サマリーポケット」の操作画面

本来は3箱預けると月1,980円のところ、サブスくらし会員であれば、毎月550円で3箱まで預けられて、年間3回まで自由に取り出しができます。捨てられないけど大切なものの他に、冬物の分厚いコートや夏服など季節ものを預けて必要な時だけ取り出せるとても便利なサービスです。

STEP⑤アプリで荷物を見える化。断捨離の道はまだ続く…!

断捨離にひと区切りついたら、残っている洋服を「XZ」というクローゼットを可視化できるアプリに洋服を登録していきました。今ある荷物を一覧で把握でき、日記のようにその日来た洋服を登録しておくと、年に何回その服を着たかもカウントしてくれます。

「XZ」の操作画面

「XZ」の操作画面

「一軍の服だと思っていたけど全然着てない…」という発見があり、このアプリを眺めているだけでも、もっと断捨離したくなります。

また、思い出があって捨てられないという気持ちでサマリーポケットに預けている洋服も、一度距離を置いてみることで「意外とそうでもないのかも」と気持ちが変わってくることもありました。

一度断捨離を終えたあとでも、常に荷物を見える状態にしておくこと、そして一度距離を置いてみることが、いつでも身軽であり続けるコツだと感じています。

今回は、私の断捨離の実体験を紹介してみました。私はもともと洋服が大好きなのですが、断捨離をしてみて感じることは、服を減らしても十分おしゃれを楽しめることです。お気に入りの洋服をベースに、かさばらないスカーフやアクセサリーなどの組み合わせを楽しむことで、いつでも好きな自分になることができます。

ホテル暮らしの人だけでなく、自分の暮らしを一度整理して、より身軽な生活をしてみたい方にはぜひトライしてみてもらいたいです。

佐々木さんのInstagramアカウントはこちら
https://www.instagram.com/s__yume/

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三宅

佐々木結芽

佐々木結芽

2017年グッドルーム入社。スーツケース1つで東京と福岡の二拠点生活中。ミニマムだけど好きなものに囲まれて暮らしたい!服、古道具、居酒屋、サウナが好き。

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